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Liga Espanola Jornadas 9. アルメリア対レアル・マドリー

Date
November 3, 2008 11:00 AM
Category
Football 08/09

■Almeria 1 - 1 Real Madrid
シュスターの苛立ちがレフェリーやメディアへのものであったとしても、試合内容が伴わなければそれらに対して言う言葉も説得力が無くなってしまう。この試合だけでいえば、後半のメッツェルダーのハンドを見逃したり、ネグレドに出されたイエローカードであったり、難しいファウルとイエローカードを出されたものがアルメリア側に集中していたのは、口撃のお陰だろうか。試合内容がさっぱりのは確かでも、ジャッジの部分はただ審判に問題があっただけ、という気もしますけど。

アルメリア側の出足の速さは特筆すべきもので、特に試合開始から20分ぐらいの間は素晴らしく、マドリーがファン・ニステルローイがいないことで特定の選手めがけてポストプレイを要求できないために、多くの選手が前に預けようとしていたんですが、その縦のボールを出させないように、あるいは受けさせないように素早く密集して囲む、その一歩目の速さは素晴らしかった。連動してフォアチェックも行い、それを可能にするコンパクトに保たれた全体とラインの高さは序盤しか継続できませんでしたが、マドリーの意識を堅くするには効果的でした。ファン・ニステルローイがいないことで納めどころがないマドリーの生命線はロッベンなんですが、そこへ激しく当たられ、ブルーノは徹底して左足のコースを切ることで縦を切り、タッチライン際で勝負をさせなかった。それさえしてしまえば、ワイドに攻撃されないので中央に人を割けるために守りやすくなりますから。
お陰で、ポストプレイが出来ない、ワイドに使えない、バックパスが増え、サイドバックが上がるタイミングがつかめない、とマドリーの攻撃は散々。
先制点は、イグアインがボールを拾いに行ったところへ、アルメリアは流れたゴールラインを割るだろうと気を抜いたことが全ての原因で。ラウールがニアへ入り込んだことやそこへ合わせたクロスも見事だったんですが、マドリーの攻撃が見事からだったわけではない。本当にファン・ニステルローイがいないと凡庸なチームのように全体の動きが緩慢になるのだからたまらない。この辺がシュスターの限界なんだろうと思ってます。だから毎季後半失速しているのかもしれない。

前半のアルメリアも納めることを狙いすぎて裏を狙えていませんでした。足下でボールを欲しがり収めてから追い越していく選手を探している場面が多々見られ、カウンターに鋭さが出てこない。ただマドリーにはフォアチェックの思想がないので、プレスが厳しいのではなく、アルメリアが狙っていないだけ。アルメリアに遅らされていたマドリーとはそこが違うんです。
後半になると交代もあって全体的に前へ意識が強くなってカウンターも機能するようになりましたが、前半開始時にあったような前への意識よりもこちらの方が大きく上だったでしょう。ピアッティを中央にしたことでダイアゴナルな動きも増えましたし、裏へ出る意識も少しは出てきていた。クロスも抜いてから上げようとして防がれていた前半とは違い、抜かなくても上げていくように切り替えていたおかげでコーナーキックが増え、中央に送り込まれる回数は増えてました。が、精度の高いものが送り込めず、高いボールよりも低いものを多用しているために壁にぶつかってしまうことが多いのが難点。中へまがいなりにも飛んでいれば万が一の可能性はあるんですが、中へ飛ぶ前に壁にぶつけてしまえば、いくらコーナーキックを得たとしても万が一の可能性も感じない。実際に中へ飛んだものが、ソリアーノのヘディングだとかピアッティが空振りしたもの、そして同点ゴールのようになるのだから、目の前の壁だけを外していれば得点の匂いがしてくる。
特にこの試合のマドリーのように引いて守り、攻撃も遅れ、となると、緩やかにやっている間にスタミナと意識を削られ、同点に追いつかれてからスピードアップすることが出来なくなっていきますから、押されて受け止めるだけになってクロスを送り込まれ続けることでさらに疲弊していく。もっと早い段階からクロスをニアではなく中へ送り込みたかったですね。

チコはいい働き。ピアッティは左でドリブルをがむしゃらにしていたときよりも、中で得点にピンポイントで合わせた方が特徴を表せているかもしれませんね。彼はメッシではなく、よりオフ・ザ・ボールで嗅覚を活かしていった方がいいんじゃないでしょうか。後半の動きがチームに活力を与えたところから見るとそう思う。

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