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Liga Espanola Jornadas 11. レクレアティーボ対バルセロナ

Date
November 17, 2008 10:00 AM
Category
Football 08/09

■Recreativo de Huelva 0 - 2 FC Barcelona
イニエスタが負傷をしてから、この部分を埋めるためにグジョンセンが以前は使われましたが、この試合はセルジ・ブスケスが入り、アンカーにトゥーレ・ヤヤ。サイドバックの部分は相変わらずシウビーニョのコンディションが上がらないのでプジョルが務めてますね。ただ、そうなってくると、イニエスタが左に流れてアンリが中に入ったあとのスペースを利用したり、アビダルが上がってきていた部分が、プジョルでは使えないので中央に厚みを持たせ右からの攻撃がメインになっていました。右のメッシにはマンマークのようにして一枚付いていましたが、それが縦に突破をするのではなく中へ移行することから、マークを受け渡していかなければならず、それがうまくいかなければメッシ一人に4枚が釣られてしまうことだってあり得る。そうやって、右から中に人を集めて、左のアンリの部分にスペースを作り、縦からクロスを入れたり、中へ巻くようなシュートを狙う、というのを何度か出来ていました。結局ゴールには繋がらなかったわけですが、固めてくる相手にはいい攻め方だと思います。
レクレアティボは典型的な堅守速攻といえば聞こえはいいんですが、あれではただの専守防衛にしか見えません。メッシの所に一枚マンマークを付けておき、フォワード一枚を残して全員で守る。カウンターになったら、サイドアタッカーが積極的に上がり切り崩している間に中央が上がってクロスから得点を狙うのでもなく、ファウルをもらうために接触プレイには積極的に倒れて、運がよければセットプレイで点が取れるかもしれない程度のやり方。守備もチェックを速くしてボールを奪うことに重点を置いているのではなく、プレッシャーを速くしてパスコースを切って選択肢を減らすことに重点を置いているようでした。悪い守り方ではないにしろ、前に起点になる所も収めどころもない状態でこれをやってしまうと、最初から最後まで守り通す羽目になってしまうので、これをするのであれば、信頼して収められるフォワードがいてこそ、でしょう。
だから、レクレアティボの攻撃で前線がチャンスを作っていても、サイドバックは上がることなく後ろで待ち続け、バルサが攻撃になったときには既に四枚がきっちりと残っている状態になっている。その前の中盤にも二枚だとか三枚が残っているのが普通で、バルサが奪っていくら素早くボールを回したとしてもカウンターは成り立ちませんよね。カウンターをしようとしたときには、二つのラインが驚くほどに近くなっているので、いつもはそこに入り込んでリズムを作っていたシャビがそこに入れなくなっていて、入ったとしても、パスが出てこないようにディフェンスが位置取っている。もし収まったとしても、そこから出るはずの裏へ抜けるボールに対して相当な警戒をしているために、なかなか裏へボールを出せない。その部分の徹底は十分だったと思います。
ただ、今のバルサには焦りがないようで、セットプレイで直接決めようとするよりも、前半は相手を惑わすために変化をつけていることが多い。守備陣形をとにかく崩したいという工夫でそれが流れの中に波及していけばいい、という考えだったのかもしれません。後半は変えてくるんだろう、と思っていたら、あのダニエウ・アウベスが直接決められる絶好の位置でも、同じ事をして驚きましたヨ。前半のあれが前振りで、後半になって直接狙ってくるんだろう、と相手に思わしておいて、後半も同じ事をしてメッシが抜け出してゴール。如何に精神的な余裕とチームとしての団結力があるか、ってことでしょうね。

得点を取られて選手交代をした後から、さすがにレクレアティボも攻撃にかかるようになりましたが、プレスの位置やディフェンスを崩してまで攻めるものではありません。ですが攻撃にかかる人数は、前半よりは明らかに増えて、点を取らなければどうしようもないのでやるようになった。バルサの方は、それまでよりゆっくりとしたペースで攻撃をするようになり、何とか得点を取るよりもアイデアを出していたり、それまでは出来なかった中での細かいつなぎだったり、軽いプレイをするようになって、その両方の変化が攻守のバランスを変化させていったのでしょう。ただそういう前後に行き交うようにゲームが動き始めるとシャビにボールが収まるようになり、キープ力を活かしたゲームの組み立てが出来るようになる。前後に忙しいゲームになりそうなのを落ち着かせる役目を果たしつつ、点を決める仕事にも絡めるようになる。前半徹底していた部分があながち間違いではなかったのを示してましたね。
ただケイタが入ったことでレクレアティボの主戦術になりつつあったハイボールの対応も出来、サイドアタッカーのようにも、フォワードのように前に張る、左右に流れるフォワードの間を埋めて、2トップのようなことさえしてくれる。非常にユーティリティ性が高い選手で、攻撃の質が変化した相手に合わせるには十分すぎるオプションで、彼が入ったことで勝負は決まったと個人的には見ました。

この試合はゴールマウスに嫌われる試合で、何度かボールが叩く場面がありましたが、ここまで固められると、これまでの試合のような大量得点での勝利は望めません。それでもスコアよりも実際の試合内容では押していて、苦しんだけれど何も問題を感じませんでした。守備の部分はさすがにいくつもピンチを作られましたが、肝心な部分では抑えることができてましたしね。紙一重ではあるけれど、カウンター主体で来る相手には、あそこまで押し込もうとして戦っていると仕方がないと割り切ってます。見る側としてはね。

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