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Liga Espanola Jornadas 10. レアル・マドリー対マラガ

Date
November 10, 2008 9:00 PM
Category
Football 08/09

■Real Madrid 4 - 3 Malaga
マドリーはここ最近の成績が表しているように相変わらず不調のままのようで、試合中盤までは常にパス回しにすら苦労していましたね。マラガの守り方は、ボールの出し手に厳しくプレッシャーをかけることでパスミスを誘うものではないんですが、受け手に付いてパスコースに人を立たせるやり方でした。そのやり方でやっていても本来であればボールを回せるはずなんですが、運動量があまりに少なく、またボールを縦に収めようとする意識が見え見えの状態でパスを出すから、コースも絞りやすくカットもしやすい。それに加えてマドリーのパスミスの多さもあり、全体から勝ちに対する執着心も見られませんでした。淡泊で意味のないパスが多い。パスの出し手に強烈なプレッシャーがかかっているわけでもないの高い位置まで持ち上がっていながら、バックラインまで戻してしまうのだから、攻撃がそのままの形で立ち行かないのも当たり前。極端な言い方をしてしまえば、マドリーが強かった頃は相手に攻めさせてあのメンバーでカウンターを取っていたのだから、能動的に動こうとしてうまくいかなくても当たり前なんですけどね。

守備にも悪い状態が現れているようで、カンバーロの状態の悪いときに多く見られるギャンブルのような前へのディフェンスも見られ抜かれてしまうとか、先制点となったマルセロの「相手が左利きだから左足のコースだけを切る」と、決め打ちに近い守り方をしてしまっているのもそうですね。もともと守備が下手なのでかわされる事はあったとしても、相対したときに体の半分近くが相手の左足を中心にしてしまっていてはがら空きのゴールライン側を狙われるのは当たり前。そのあとのエインセは少しかわいそうで、静止した状態からなら、守る側もある程度主導権を握れる要素があったとしても、スピードに乗ってきている相手に主導権を取るのは難しいですから。ただ、あまりに不用意だったのは確か。
その失点を直後に取り返せたのは好材料で、マラガのセンターバック二枚がブラジル人ディフェンダー特有の裏への動きに鈍いそのままであったことが幸いしましたね。キーパーのアルナウはこの試合通してあまりにもパンチングを多用しすぎ、そして弾く方向も悪かった。失点の幾つかは彼の責任もありますね。
二失点目はディフェンダーが人に付いておらず、ボールを見ているだけ。裏に出される警戒を全くしておらず、マルセロは見える位置にいるのだから、付いていかなければならないんですが、ディフェンダーの間に入り込まれているのにフリーにしたまま。ディフェンスがリトリート狙いすぎて下がるだけでは、そうなってしまってしかたがないんです。カウンターをするのなら引いて守るのではなく、ブロックごとの守備をしっかりしなければならないんですが、それが機能しておらず、結局最終ラインにしわ寄せが来ている。だから個人の足りない部分が出てしまうんです。そこを組織で補っていかないと。

それにしても、この試合は審判がぶち壊してしまいましたね。毎度の事ながら、試合を壊すことに定評のあるイトゥラルデ・ゴンザレス主審の賜物です、この試合の得失点の殆どは。個人的にはマドリーが審判を味方につけていたように思えて、エリア外のハンドでPKを得て同点に追いついた。流れの中ではエリア外のように見え、リプレイならライン際。明確にラインを割ってからハンドを犯したのか、それともライン上なのか外なのか、それを判断するにはあまりにも難しい位置で、こういった場合にはフリーキックになることが多いんですが、PKにしてもらった。マドリーに与えられた二つ目のPKも、パスに追いつけていない状態で、押されているわけでも、足が明確に絡んでいるわけでもない。どこかしら接触はあったにしろPKを得られるほどの接触はなく、ファウルではないはず。それでもPKを与えられて得点を決めてしまうのだからどうにもなりませんヨ。
ただそれだけで収まらないのがこの審判で、試合を荒れるようないくつかの不可解な判断を経て、試合を荒れ模様にしたあとセルヒオ・ラモスのファウル+倒れた相手を踏みつける行為を誘発させた。あれはわざとかそうでないかは別にして、避けられる部分で、避けるべき部分だった。だから退場になってもしかたはない。そして、マドリー側に有利なPKがあったかと思えば、マラガの方にもきっちりとPKが与えられた。これもまた、先に与えられたものと同じく正当なものであるとは思えなくて、先のものはファウルではあったがエリア内ではなく、今度はファウルだとも言えないかもしれない。エリア外ならありえるが、あれでPKを取るのは厳しすぎる。いくらバランスを取るのがスペインの審判であったとしても、ボールコントロールをしている時点で攻撃側の有利な状況は消えているのだから、マラガにもPKは与えられるべきではなかった。
マラガのフォワードも体を張っていれば、もう一度PKをもらえていたかもしれないが、状況からすると、それをやらなかった。でもマドリーがやった、というわけでもない。

この試合の三点は余計なもの。ただし、そのお陰でイグアインは英雄になった。

バルサの今節では観客が試合をいい方向へ持って行き、観客がシュートを打たせたり、チームを鼓舞したり、最後まである程度のテンションを保たせたのに対して、アトレチコも含めたマドリーの観客がチームを動かしていくのは少なく、この試合でもそうであるように自分たちのチームへのブーイングも多い。チームを動かすよりも萎縮させる方向に向かわせているのかもしれない。チームの状況が悪く、これまで強かったときのような、このメンバーでのカウンターもここ最近は見られない。シュスターが監督をしたチームが途中からまったく結果を残せなくなっていくのは例年のことで、二年目になるとより顕著に感じられるのが、もうここで現れてきてしまっているのかとさえ思える。遺産で指揮する監督だから持たなくて当たり前といえば当たり前なんですが、と好きになれない監督だから毒づいてみる。
観客はもうちょっとサポートしましょうよ。イグアインのゴールをあれだけ喜べるのならなおさら。

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