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UEFA Champions League -F- Matchday 3 バイエルン対フィオレンティーナ

Date
October 23, 2008 8:00 PM
Category
Football 08/09

■FC Bayern Munchen 3 - 0 Fiorentina
デミケリスがディフェンスラインに入ったとはいえ、またファン・ボメルとゼ・ロベルトを底でコンビを組ませるってどうなんでしょうね。前半14分にあった致命的なミスのように、ディフェンスラインの選手らが前に出てフィードに対応しなければならなくなってしまっていたのは、ファン・ボメルが底を放棄して守備に戻る意識を持たないため。相手が前に3枚+ヘディングをした1枚が残っているのなら、本来なら一枚余らせておくのがセオリー通り。そうするとディフェンスラインの4人以外にもう一人いなければならなく、そういった場面に出くわしたときに真っ先に判断し戻らなければならないのがアンカーを務める選手で、あの場面でプレッシャーに与えに行く気もなく、戻ってスペースを埋める気もなく、ただ歩いているだけでは何も役割を果たせていないんですヨ。だからあんな単純なフィードなのに数的不利が出来上がって失点する一歩手前までいってしまった。あそこで失点して同点になっていれば、ここまでの試合内容にはならなかったでしょうね。

攻撃の基本はトニにボールを預けて、ポストプレイからリベリーやゼ・ロベルトらがワンツーや後方からの飛び出しに出すシンプルなもの。フィオレンティーナもトニの古巣なのだから、トニの抑え方を知っているはず。ヘディングもあまりプレッシャーを受けずにフィードに合わせられ、足下のボールもトラップが多少大きくなっても奪えない位置にいるなど、もっとそこを厳しく実践すべきだった。厳しくいってファウルになり、そこからフリーキックを蹴られる脅威を考えるよりも、前後で挟み込んで自由に受けさせないくらいのことをしてもよかったのでは。バイエルンの攻撃の中で、今変化をつけられるのは、リベリーのドリブルとそこから出るパス、もしくはゼ・ロベルトのオフ・ザ・ボールの豊富さと繋ぎの部分くらいなのだから。
先制点は、縦のフィードにトニが競り、裏へクローゼが走り込むいつものコンビネーションから。得点を決めたのは、クローゼの根幹の強さ。後ろからプレッシャーを受けていても慌てることなく体勢も崩すことなく冷静に持ち込んで決められたことが全て。
二点目はリベリーのドリブルから逆サイドを開けてしまったもので、本当にバイエルンと戦うための対策を取っていたのかすら疑わしいものですヨ。リベリーが自由にスピードに乗ったドリブルをさせてもらえることが、試合を通して多かったのもありますし、三点目のように誰が持ったときであれ、チェックとカバーがうまくいっておらず、全員がリトリートしていれば、それはやられる罠。

バイエルンは後半の早い時間にトニを下げる余裕まで出てしまっていましたね。フィオレンティーナの運動量も相当に落ちていますし、途中投入で選手を入れても活性化できていません。バイエルンの守備の弱点がはっきりしているのにそこを突けない攻撃のスタイルでは――。前半のジラルディーノはゴールマウスを脅かせていましたし、ラインに張り付いたあとのクロスとヘディングなどの対応からいくつもチャンスを作れていたとはいえ、組み立てるときに最も効果的な中央のスペースを活用できていないのでは、クロス一本の勝負に近く崩しきるには不十分。中央のスペースを利用したと思ったらミドルシュートではね。そこからスルーパスで抜け出せる環境が出来ていればいいんですが。

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