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UEFA Champions League -C- Matchday 3 バーゼル対バルセロナ

Date
October 24, 2008 7:00 PM
Category
Football 08/09

■Basel 0 - 5 FC Barcelona
今回もチャンピオンズリーグ仕様の疑似3バックを使用するのかと思いきや、通常の4バックでしたね。リーグ戦を休んだシャビが先発、他にもシウビーニョ、ボヤン、フレブが先発と、厳しい日程を考えてのターンオーバーのようです。その中でも若干メンバーを落としたかな、というのが正直な印象なんですが、試合内容と結果はまったくそんなこともなく快勝。

先制点なんて、フレブから直接クロスがこなかったことで流れを失って、組み立て直すためにバックパスをしてゆっくりとリーガでの試合のように相手を囲い込んで消耗させて隙をうかがうのかと思いきや、メッシがあそこまで粘った上にダニエウ・アウベスと完璧なコンビネーションで得点するなんて意外ですヨ。右サイドでやっているときには、二人のタイプが被っていることもあって全く機能していないのに、こうもシンクロした攻めが出来るとは思ってませんでした。ただ、攻撃陣全員に高さがないので中にグラウンダーで繋いでシュートを、という意識があまりにも強すぎて、シュートできる場面でシュートを選択しない事も多々。バルサらしさというのとは違って、大量得点とは別にして今回のは消極的なものに見えました。とはいえ、フレブはそんなことを公言してアーセナルからバルサに移ってきた選手ですから、理解できますけどね。でもシュートを打つべき部分では打って欲しい。
セルジ・ブスケスがアンカーより一枚前でプレイして、運動量の少ない彼がどれだけ持ち味を発揮できるのかと思っていたら、思っていたよりもやれてましたね。フリーのスペースを見つけるのが上手く、ボールを受けてから次に移行しやすいところに常にいることで、目立ちはしないけれど安定した動きはしてましたね。得点も相手の注意の外から決めましたし、そういうところは上手い。でも飛び出しとか無駄なフリーランは多くないので、チームを活性化するには不十分。でも居るだけの選手とも違う。後方への不用意なパスが多いことを考えると、この位置で使うと安全でいいのかなぁ。後方にいるときのカバーリングも的確で悪くはないんだけど、あれかな。シャビやイニエスタほど前で使うメリットが大きくないって感じでしょうか。
途中出場選手の方では、マルティン・カセレスは守備時に大きな問題を感じるほどではないけれど、攻撃時にはまだまだバルサのスタイルに馴染んでいないのが見えてしまってますね。フリーでボールを受けて組み立て直すための第一段階にならなければならないのに、ポジショニングが甘くボールを出しづらいところで待っているところ、パススピードが遅く、マークを呼び寄せてしまっていて次のパスを誘発できるようなパスではないところ、その辺を改善していかないと安定した出場は望めません。
アンリはミスばかり。左サイドのドリブルも突破口を見つけられないままずるずると進んでコーナーを得ようとするだけで、組み立てのパスもバックパスも敵にパスしてしまっていたり、マークの厳しい味方に渡して奪われてしまったり、とコンディション云々ではなく精神的にもう駄目なんじゃないかと思えるくらいなミスです。ボールを集めて何とかアンリに得点させてあげようという流れが見えるだけに、余計に目立ってました。最後のシュートはよかったけど。

バーゼルの守備はプレスの開始位置があまりにも低すぎて、バルサを封じるには不十分。シャビやブスケスが後方に下がったときにまるでプレッシャーがかからず組み立ても、戻しての組み立て直しも容易にさせてしまっていて、ボヤンやメッシが前でディフェンダーを背にしてボールを受けるときにも、密着して振り向けないように対策をするでもなく、余裕を持ってポストプレイをさせているのも崩されていく一つの要因ですね。たまに低い位置で組み立てる中盤にプレスをかけにいったとしても全体が連動してやれておらず、ディフェンスラインと中盤との間にぽっかりとスペースを空けてしまい、そこを突かれてしまうとか。バルサの守備が中盤でボールを奪う狙いを決めて囲い込めていたり、前に預けるボールに対して後ろから体をぶつけて自由を奪えているのに対して、狙いが無いように見える。それぐらいバルサの攻撃が流動的で狙いを絞らせていないだけなんだけど、それにしてもお粗末ですヨ。裏を狙わせない、ポストプレイをさせない、組み立てさせない、その内のどれか一つでも出来ていればここまで一方的な試合にはならなかったのに。
3点差がついたあとから少しだけ実践できるようになったとしても手遅れで、本来の力を出せるようになったというよりも、バルサが少し落としたから出来るようになった、と捉えた方がいいかもしれない。後半開始直後には継続してやろうとしていたように見えましたけど、すぐに意志を挫かれてまた終わり。バーゼルも得点チャンスはあったけれどチャンス止まり。せっかくビクトル・バルデスが色んな種類のミスを久しぶりにしてくれたというのに(笑

パスの成功本数を見てしまうと大変な試合ですヨ。いくらバルサが普段から相手よりも多い本数のパスを回してゲームを組み立てるとはいえ、約3倍ってのは――。

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