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EURO2008 ギリシャ対ロシア / グループD

Date
June 15, 2008 2:00 PM
Category
EURO2008
■Greece 0 - 1 Russia
基本のコンセプトは両者同じで、高い位置から守備をして攻守の切り替えを速くして攻める、というもの。後半は死力を尽くした戦いだったためにカウンターでしかありませんでしたが、当初のコンセプトはそんな感じ。
細部には違いがあり、ロシアはカウンターで利用するのは中央ではなくサイドのスペースと裏へのパスを中心とし、ロングボールよりもショートパスを繋いでポゼッションに近い形を作る。でも前へ出るスピードは落とさないから事実上のカウンターですね。
ギリシャの方はロングボールを前線の選手へ当てることが多く、終盤で繋いで裏へ、ということよりもポストプレイを基調としているように見えました。ただロングボールに正確性が無く繋がる場面が少なかったことや、ロシアのディフェンダーらに高さがあって簡単には競り負けない強さを持っているために、それがロシアのしているものと比べて有効だったとは思えません。ゲカスを投入したあとは多少裏への意識が出たように見えましたが、それはあくまで個人が裏を狙う選手だっただけのことで、チーム全体の意思統一として裏を狙うと決められていたわけでないようでしたから、その点で大きく劣っていたとも言えるわけです。
ロシアの方が、よりパスのスピードが速く、前線へ持っていくスピードも速く、裏を徹底して狙うことで後ろ向きのディフェンスを強いて、高さはあってもスピードのないデラスとキルギアコスを翻弄していました。さらにはダイアゴナルに走る選手の多さがマーキングを困難にしてフリーの選手を多く作り出すことに成功して、シュートを打てていました。これらは選手の質よりも動きの徹底による部分が大きく、どのレベルの選手らであってもここまでの徹底が出来れば、相手がよほどのレベルにない限り効果的な攻めは出来そうです。ただギリシャが優れていたのは最後まで集中を持続していたことで、ロシアが裏に抜け、両センターバックが追いつけなかったとしてもシュートコースに体を投げ出して防ぐことも、辛うじて足が届く場面もあり、それが一失点に抑えられた要素でしょう。

両者共に負ければ敗退必至だったために攻撃が中心となっていて、見ている側とすれば面白い試合だったんですが、そうなると逆に書くことが無くなってしまう(笑

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