EURO2008 ギリシャ対スウェーデン / グループD
- Date
- June 11, 2008 8:00 PM
- Category
- EURO2008
■Greece 0 - 2 Sweden
多くの人にとって4年前の悪夢再び、と思えるような前半でしたが、結果からいくとそうならず、試合内容も後半は改善されて安心できる内容で助かりました。
前半のギリシャの戦い方はほぼ4年前のEURO2004と同じもので、スウェーデンのキーマンであるイブラヒモビッチにキルギアコスを当てて封じ込める、というものでした。ただ、あの頃よりもデラスのスピードと運動量が落ちてスイーパーに徹することもなく、マンマーカー+スイーパーで構成される3バックでもなく、ある程度ラインを保ちゾーンを含めた5バックでした。攻撃面もカラグーニスのドリブルからファウルを貰ってセットプレイで少しずつ攻めるようなアメフト方式(別にアメフトを悪くいうつもりはない)でしたが、パスを繋げて攻めることもサイドチェンジをすることも出来、バリエーションは増えてましたね。でも基本にあるのが鉄の守備であって、見ている側が求めるような面白いものでないのは確か。アンチフットボールではないにしろ、サッカーが進むべき道と逆行した戦術だと思ってます。ディフェンスラインで何本もパスを回して攻撃の糸口を見つける気すら見えてこない場面や、単調なロングボールという場面も好みではありません。
スウェーデンもそれにどっぷりと浸かってしまって、この試合は嵌ったまま終わるのかとがっかりしながら見ていたんですが、後半になって流れが変わって本当によかった。それ以前からラーションがピッチ上を縦横無尽に動いてチームの活性化を図っていたのもありましたし、徐々に変化していく気配はありましたが、スウェーデンはペナルティエリア内に入り込む人数が少なく、対するギリシャは高さと強さを揃えた三人が常にエリア内に陣取りクロスボールが意味を成さない状態でしたし、ズラタンのコンディションの悪さもあって勝負を決める形は作れそうになさそうだと、正直に言うと悲観してました。
が、セットプレイで強いはずのギリシャがスローインで油断したのが全ての終わりの始まり。あれだけ全員が棒立ちの中であればイブラヒモビッチがコンディションが上がらなくとも決められる距離とコースですし、決めてくれといわんばかり。二点目は上からのしかかったように見えたので、そこでよくファウルを取られなかったと思うけれど、その前のところがあまりにも大きなチャンスでしたし、レーハーゲルの采配ミスとギリシャの油断かな。
スウェーデンのヴィルヘルムションは大丈夫なんでしょうか。あの怪我のしかたを見る限りでは次節だけでなく、グループリーグの残りを全て欠場しなければならないようにも見えました。スイスのキャプテンであるフレイが今大会絶望になってしまったように、彼もまたそうならないように祈るばかり。ただでさえ多くの選手のコンディションに難があるのだから、これ以上増えてしまえばスウェーデンにとっては致命的になりかねない。