TopicPath: Winning Eleven Blog - No Football, No Life / EURO2008 / EURO2008 グループD予想 | Newer | Older
スペインが頭一つ抜け出ているなんて言ってたら、これまでの大会の説明が出来なくなるのでそんなことは言いません。ずっとリーガ・エスパニョーラを見ている関係で書いておきたいことが多いから文章の量が多くなっているだけです。むしろここは二位抜けを争う激しさよりも一位抜けがどこになるかすら難しい。ギリシャがこないことだけは、素人目にも予想できるんだけど、実際はどうなる事やら。
■勝ち抜け予想
1. スペイン
2. ロシア
3. スウェーデン
4. ギリシャ
スペイン代表はこれまでと違い、ウインガータイプの選手を招集していないんですよね。これを不安材料と見るか新しい試みによる希望と見るかはそれぞれ違うと思いますが、個人的にはこれでいいんだと思っています。ラウールを外したことにしろ、ルイス・アラゴネス監督は、もともと国という意識の薄いスペインをまとめるには、チーム内の不和を生まないことが第一と考えたようで、これらを外したんじゃないでしょうか。ラウールを招集した上で望むような起用しなければそのことでメディアからバッシングを受け、それがチーム内に伝わり不和を生じさせる、ウインガーを呼びながら中央でポゼッションすることを選べば同じ事ですね。
ウインガーがいないことでフォーメーションが4-1-4-1になるか4-4-2になるのかまだはっきりしませんが、もし4-4-2であれば今季レアル・マドリーで採用されていた左右非対称のものになるでしょう。中央にフェルナンド・トーレスがいて、左寄りにビジャが動く、そしてシルバと連携してサイドを突破する動きをして、右のイニエスタは比較的中へ動くわけです。それでぽっかりと空いた右のスペースをセルヒオ・ラモスがオーバーラップをする、というよく見るパターンになるでしょう。ただマドリーと違うのは、左サイドバックに入るであろうカプデビラが攻撃に長けているわけでも積極的にオーバーラップをするわけでもなく、ビジャとシルバとチャビらも加わって大渋滞を左側で作りかねないことでしょう。それぞれのテクニックでプレッシャーはどうにかなるでしょうが、裏をケアされそこに多くの人数を割かれると、マドリーのように単独で突破できるスピードを持つドリブラーがいるわけではないので苦しくなるでしょう。
守備に関しては、右のセルヒオ・ラモスがオーバーラップをしているときのカバーが一つの問題で、シャビ・アロンソがそこを担当するのか、それともチャビなのかイニエスタなのかプジョルが広範囲をカバーしなければならないのかが不透明なところ。シャビ・アロンソを起用して展開力を求める場合と、マルコス・セナを起用してバランスを取らせる場合と、相手によって使い分けるんでしょう。4-1-4-1の場合もある種これに近い戦い方で、中盤の底を担当する選手によって両サイドバックのオーバーラップを促すのか中央でのポゼッションを高めてスペースを作る動きとスルーパスを中心に据えるのか、という違いでしょうか。ウインガーがいないお陰で的は絞りやすいと思うんですが、その分中のポジションチェンジとポゼッションはユーロの中でも屈指。ただポストプレイをしたあとに抜け出そうとする事が多いのが気にかかりますね。フェルナンド・トーレスを前後で挟みポストプレイさせないように固めてしまえば、真ん中で回しているだけになってしまわないか、そこだけが問題。ヒディンクならあるいは完璧に抑えてしまうかもしれない。イニエスタの食中毒でさらにその不安が大きくなってきましたね。ううむ。
スウェーデンは新しくスター選手になるような若手こそいませんが、いいメンバーが揃ってますね。代表復帰したラーションも動きの質はまるで衰えておらず、先発で出ることはないかもしれませんが途中交代でアクセントをつける意味ではこれ以上ない選手になるでしょう。あとはズラタン・イブラヒモビッチがどれだけチームと連動して動けるかで勝負が決まりそうですね。サイドバックのストールらもオーバーラップして、ヴィルヘルムションやセバスティアン・ラーションらのサイドアタックからのクロスも問題なく、長身選手の多いスウェーデンにとっては十分な準備が出来ている様子。ゴールキーパーからフォワードまで穴がないけれど、何故かセンターバックに高さがあるのに横の揺さぶりに対して弱いのがマイナス材料。スペインを除き他には長身選手が居るだけに、ここの改善がされていなければサイドで粘り負けクロス、そしてヘディングで失点ってのも大いに可能性としてありますね。
二連覇? ギリシャにはそれは無理だ。もうピークを過ぎたといえる名前が幾つか見受けられるし、ゲカスにしろアマナティディスにしろ、チームで二桁得点は取っているものの爆発力が減ってます。キルギアコスも対戦相手に恵まれているとはいえず、どちらかというと鈍重な彼が得意とする守り方はさせてもらえないでしょうね。恐らく彼が守備で中心を担うことになると思うんですが、前回大会のようなマンマーク+デラスのスイーパーという布陣を続けるのなら大敗は間違いなし、しっかりとラインを敷いた上で適度なゾーンマークをすれば、バシナスという素晴らしいバランサーがいることや、それなりのスピードのあるサイドアタックでチャンスを作ることは可能。中でポゼッションを狙うとスペインやスウェーデンには競り負けるでしょうし、カウンターならロシアの方が鋭さがあるだろう。最も信頼できていた守備にほころびが見え始めている以上、期待する要素は無し。ホームでもなければアドバンテージとなり得る要素も無しでは、どうにもこうにもならない印象なんですが、EURO2008の予選では組み合わせに恵まれたとはいえ、抜群の成績を残しているのは注目点。
ヒディンクの采配は読めないのでロシアはパス、といいたいぐらいに読めません。予想では3バックを中心に変則的な4バックになったりするとされていて、フォワードももしかすると3トップになるかもしれない。何より、試合途中からシステムと戦術の変更をして一気に勝負に出るスタイルが特徴的で、短期決戦という意味では最も勝負強さを発揮するかもしれない。タレントも国内組が中心で、一般人にとっては未知数。でもUEFA Cupで見せたゼニトの快進撃も記憶に新しく、そのメンバーも6人招集されていて勢いも抜群。
もしかして今年はロシアイヤーなのか? と適当なことしか言えない(笑
■試合個別予想
6/10 Spain 2 - 2 Russia
6/10 Greece 0 - 2 Sweden
6/14 Sweden 0 - 1 Spain
6/14 Greece 0 - 2 Russia
6/18 Greece 1 - 3 Spain
6/18 Russia 1 - 1 Sweden
芸がない予想ですが、こうなると最終節は面白そうなので。