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EURO2008 ルーマニア対フランス / グループC

Date
June 10, 2008 11:00 AM
Category
EURO2008

■Romania 0 - 0 France
日本で放送されている時間が時間なだけに、こんな試合を見せられると睡魔に襲われてしまいます。
序盤は縦へのロングボールを両チームがして裏を狙うのかそれともポストプレイをさせるのかすら明確ではない単調な攻めで、意図も効果的な動きもなく得点の薫りはどこにもありませんでしたし、後半になってもルーマニアの守備は揺るがず、フランスの不味い攻めも手伝ってフランス側に点が入るとは思えませんでした。ルーマニアの守備の堅さはフランスの攻撃が作り出したようなもので、俗っぽい言い方をすれば、トップ下を置かないフランスにはボールの収めどころが無く、両サイドアタッカーが中へ流動的に動くことはあってもリベリーにそこまでの自由は与えられておらず、自由を与えないのであればパスの出し手として優秀であるよりも受け手として優秀である方なので、誰か他の選手がゲームを組み立てる仕事をしなければならない。しかしボランチのマケレレとトゥラランの二人にはゲームを組み立てるだけのセンスが無く、守備に関して問題ない働きをしても変化がつけられないわけです。途中からナスリを投入しましたが、その交代で出て行ってしまったのがフォワードでは、パスを出す選択肢を減らしてしまうように攻撃力を低下させることにしかならず、さらにはゴミではワントップに耐えられる選手ではなくエリア内で勝負できるタイプでもない。もっと広いエリアを用意してあげなければならないのだから、ゴミとナスリを投入するのであれば、トゥラランとマルダやリベリと交代で入れてナスリの展開力を活かしてやる、ゴミのスピードと突破力を活かしていやる、という方を選択した方が得点を得られる可能性は高かったでしょう。かつてからジダンが出場していないと、ということがいわれていたことが未だに解消できないフランスに未来はあるのか? 少なくとももう一度守備の堅いイタリアと対戦するのだから、オランダ相手に勝たないとどうしようもない事態に陥りかねません。もしくはしっかりとゲームメイクを出来る選手とフォワードの組み合わせに変更するか。

ルーマニアは堅守ではありますが、速攻ではなくキープ力のあるムトゥやキヴにボールを預けることでサイドを有利に使い、そこからクロスで状況を打開しようというのが多々見られましたね。惜しむべくはゴールから近い位置で何度か得られたフリーキックの一本でも枠に飛ばせていれば、というところでしょう。攻めの形や途中のつなぎの部分では何も問題はなく、フランスの両サイドバックの上がりをさせず押し込めておきながらサイドからクロスを入れられる戦い方をして、その面では明らかに優位に立っていましたね。問題は中で合わせる選手の決定力ぐらいでしょうか。フリーキックの精度も上がってくれば、一点を奪うことはできるでしょうし、それがイタリアであれオランダであっても、それなりに通用する戦い方です。一番このグループで戦うのが厳しいチームかと思っていたんですが、もしかすると一番思い通りの戦い方をするチームかもしれません。
フランスのフォワードやサイドアタッカーががペナルティエリア内に入り込みたがらなかったお陰で、ディフェンスラインの四人が一枚に引っ付く、なんて場面も見られて、もうとんでもない。

ただ、単調な試合だったのは事実。原因はルーマニアではなくフランス。二位抜け候補にしたのは間違いだったかもしれない。

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