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La Liga 35 バルセロナ対バレンシア

Date
May 5, 2008 11:48 AM
Category
Football 07/08

■FC Barcelona 6 - 0 Valencia
前日にアトレチコ・マドリーが勝利したために、チャンピオンズリーグ圏内というのも脅かされると思っていたらこの結果です。思いも寄らない大差での勝利で、戦術的なこととか選手個人のことなど特に書くこともないんですが、一応少しだけ書いておきます。

バレンシア側の覇気の無さは試合開始直後からではなく、メッシに中央をこじ開けられてPKを取られた部分から少しずつ失っていった感じでした。それまではプレッシャーは多少薄くてもボールに行くことも出来ていましたし、何よりあのメッシを取り囲んだ人数から解るように一定の集中力は持てていました。あそこでPKにさえならず、得点さえ取られなければ、多少は持ちこたえられていたでしょう。あのファウルの判断は微妙で、最初にコンタクトがあったのはペナルティエリアのわずかに外。そこから転かすファウルになってしまったのはエリアの中。審判によっては最初の接触部分でファウルを取ってフリーキックにしていたかもしれません。二点目だったか三点目だったか、それとも得点の部分ではなかったのかも覚えてませんが、アンリがディフェンスラインの裏に飛び出したのも審判によってはオフサイドでした。そういう運もあったんでしょう。でもブーイング一色で埋まったカンプノウを変えてやりたい、というバルサの選手たちの気迫がプレイの随所に見られ、例えばメッシがミゲウに徹底的にチェックに行ってクリアをさせなかったり、前線から連動して守備をして高い位置でボールを奪い、普段なら躊躇するカウンターをしっかりとしたり、ホアキンをアンリとアビダル、そしてプジョルが完全に抑え込んだり、随所にそれはありましたね。そして後半には既にいいプレイが生まれると自然と拍手が出るようになって劇的にスタジアムの雰囲気を改善していました。多分、それがバルセロナの意地だったんだと思う。バレンシアにはその意地を受け止めて跳ね返すだけの意地がなかった。唯一それを持ち合わせていたのがホアキンで、でも一人だけではどうしようもなく唯一の得点機はビジャのミドルシュートだけ。
バルサは得点チャンスをことごとくゴールに結びつけられたんですが、それはいつもの決定力の無さが改善されたのではなくて、バレンシア側のディフェンダーや中盤の選手たちが全くと言っていいほどプレッシャーを与えられていなかったから、でしょう。殆どの場面でシュートを打つ選手たちにプレッシャーはなく、近くに選手が居たとしてもそれはマークをしているのでも守っているのでもなく、ただ立っているだけ。あの状況でシュートを打たれれば、あまりにもコースが多すぎてキーパーは止める術がないでしょう。そういう意味ではあの大量失点はキーパーのヒルデブラントの責任ではなく、守備陣だけの責任でもなく、チーム全体の責任。堅守速攻のチームとは思えないくらいで、途中から見てて悲しくなるぐらいでしたヨ。

これでクラシコに向けて多少の弾みはつけられたと思うんですが、問題は恐らく出場停止になるであろう二人。デコの出場停止に関してはしかたがないと思うんです。マルチェナがした、ファウルを受けて倒れているエトーへ対してボール思い切り蹴って当てるという行為は、本来ならイエローカードを出されて警告をされるべきもので、最低でも審判は厳重に注意をすべき行為なんですが、このプレイに関してそれほど注意が与えられたわけではなかったんです。エトーもイエローカードの累積でリーチの状態にありましたし、デコもリーチだった。でもエトーがもしマルチェナにファウルをすれば報復行為とさえ取られかねないわけで、エトーがファウルを犯さないために、カードをもらわないために、警告をろくにしてくれなかった審判に代わってデコが警告を与えた、ということ。不用意なファウルというよりはチームのためのファウルで、仕方ないと思ってます。デコの調子も戻りきっておらず、どちらかといえばクラシコに必要なのはエトーでしたしね。ただそのエトーが不用意にファウルをしてカードをもらってしまったことで水の泡。ボヤンの動きはマドリーの中でマルセロだったりセルヒオ・ラモスのような裏の動きに弱いディフェンダー相手なら通用しますが、カンナバーロやエインセのような狡猾さのある相手なら難しいでしょうね。好調のペペもパワーとスピードがあるんでボヤンの未完成な体では少し難しいかも。

この試合の調子でバルサが挑んでもレアル・マドリーに勝つのは難しいでしょうね。中盤を支配してもサイドのケアをしなければならず、裏のスペースを意識しなければならない。本来ならバレンシアもこのタイプで苦労するはずだったんですが、モチベーションのかけらもないチームとでは比べられない。

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