TopicPath: No Football, No Life. Foot-Lab / Football 07/08 / Liga Espanola Jornadas 10 | Newer | Older
■Valladolid 1 - 1 FC Barcelona
バルセロナが好調ならこういった試合は勝てているんでしょうが、現状ではそれは望めません。その上バジャドリーのプレッシングサッカーの有効性はマドリー相手に実証済み。あの試合もマドリー側に審判の助けがなければ彼らが勝っていたかもしれないという試合でしたから、ここまで結果が出ていないという方が不思議なくらい。でもその原因を今日の試合で垣間見ることができましたが、監督のコントロールの届かないところ、つまりピッチ上で全てのコントロールを取れる選手がいないことが原因なんでしょうね。前半開始直後からあったようなフォアチェックとリトリートをして相手の攻撃スペースを潰す二つを使い分けて守備をするんですが、それの判断を間違えると中盤に大きなスペースを空けてしまったり、パスを悠々と回させてしまったり、となるわけです。その判断の全てを監督が伝えられませんし、ピッチ上でその鍵となる選手がいればそれが監督の代わりにできるんですけど、それがいない。だから失点をしてしまう、という感じ。
バルサの攻撃はリトリートで消されたスペースをメッシがドリブルできるはずもなく、ロナウジーニョにしても前半のボールの受け方があまりにも悪く、後半に入ってからは囲まれている状態が長くありすぎました。ボーヤンもそれなりにできてはいましたけど、ポストプレイをするには体格的に無理があり、足下の柔らかさを活かすにはロングボールで裏へ抜けるのは勿体ない。前線の三人の個性を見事に消されてしまったのが今日の試合で、コンディションが上がっていないメッシも足を引っ張り気味。そして一番足を引っ張ったのはライカールトの采配とグジョンセン。プジョルがサイドバックをしている以上右サイドの攻撃力が足りていないのはよく解るんですが、マルケスを下げた後にヤヤ・トゥーレが負傷して交代をしましたけど、あれは負傷していなくても交代させていたのは明白。なら、そうする前にヤヤ・トゥーレを下げてザンブロッタを入れる、そしてマルケスを前に上げればいいだけで、マルケスのプレッシャーのある中でのパス回しは定評がありますし、守備はもちろん攻撃力に関しても落ちるわけではない。グジョンセンのような動けない、抜けない、パスを出せない選手をあの局面で入れると、せっかく攻撃のリズムを掴みかけていたのを自ら手放してしまうようなものです。彼が動かないせいでシャビとイニエスタの二枚が守備に回る負担が増えてしまうわけで、これは攻撃力の強化ではなく守備力の強化に近い方法ですヨ。で、ボールの支配権を相手に奪われたところでジョバニ・ドス・サントスの投入は逆効果。彼が最も活きるのはボールを持った後の動きであって、カウンターになったときに裏へ抜ける能力ではありません。ボールを支配しているときの投入なら効果的かもしれませんが、既に同じタイプのメッシとロナウジーニョがいて、動けないグジョンセンまで追加されている、その状況でジョバニを投入すると、本当に前線が停滞してしまう。あれで終了間際にチャンスを得られるとしたら個人の技術だけで突破をして相手の集中が途切れたときだけ。あれではどうにもこうにも――。
サブに状況を変えられる選手がおらず怪我で離脱中の人も多く、エスケーロなんかを入れるよりはマシなのかもしれませんが、そのエスケーロの方が今日はまだ動きとして可能性はあったかもね。