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アジアカップ三位決定戦 日本対韓国

Date
July 29, 2007 10:47 AM
Category
Football

■Japan 0 - 0 Korea(PK5-6)
この試合の前にこの事実をどうぞ。

■31人で8部屋??イラク怒った
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2007/07/25/08.html
準決勝でイラクが韓国戦の前に受けた仕打ち。そして次の二つが日本が韓国戦の前に受けた仕打ち。これが偶然だと思えるほどいい人ではありませんし、彼らがしてきた蛮行からすると当然の妨害だろうと思えますね。ええ、妨害。

■運営不手際で日本ぐったり 移動に丸2日
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20070727-00000055-kyodo_sp-spo.html
■オシム日本にまたトラブル「部屋がない」
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/asiancup/2007/p-sc-tp2-20070728-233503.html

この試合ではこの二つの妨害によって選手のコンディションがかなり悪いようでした。単純なパスミスからピンチを迎えたことが多くあり、その中でも大きなミスと多くのミスを犯したのが加地でしょう。パスミスもあり、クロスの判断もかなり悪く単純に上げるべき場面で上げず切り返してバックパス、ペナルティエリア内の難しいバウンドのボールでしたが、無理にでもシュートに行かず意図のないパスをしてみたり、ディフェンスラインへのバックパスが出たときに上がらずボールと一緒に下がっていき攻撃の幅を狭めていました。が、彼だけのせいではないのは明らかです。全体としてクロスを上げる判断の悪さが目立ち崩そうとする姿勢にこだわりすぎて、単純に前へと抜きにかかってのクロスということをしませんでしたし、それ以外のパスでの崩しに関しても、横への意識、後ろへの意識が強すぎてリスクを冒す前へのチャレンジがあまりにも少ないようでした。リスクと書きましたが、前へ抜きにかかってのクロスをするということは実のところリスクではなく確実さを求めたプレイになるはずなんです。クロスを出す段階で足を出されて止められたとしてもコーナーキックを得るチャンスになりますし、スローインにもなるでしょう。カットされてのカウンターにしても一度後ろへの意識を持たされてしまうと素早い出足というのは期待できませんから、守る余地もありますよね。サイドバックの裏というのはスリートップ相手には怖いエリアですが。
シュート打つ意識の希薄さ、ということを言われることもありますが、そうではなくてシュートを打つところまで持って行く形の不手際が目立っていたのではないかと思うわけです。形にこだわりすぎたのではなくて、リスクではないリスクを避けてしまった結果。

と紋切り型の批判をしてみました。それに追加していくつか。
決定力? それは問題ではないでしょう。少なくともこの大会を通じては。

一つ目は高原のワントップへと変更したことでしょう。カタール戦でもそうだったように、高原を一枚だけにすることでペナルティエリア内の人数が不足してクロスに対応することが難しくなるんですね。それと中村俊輔と遠藤という二人が、積極的にフォワードを追い越すタイプではないため、高原が受けた後の裏への意識やサイドに流れたときの中のケアが不十分になるということ。裏への意識が減るとディフェンダーはチェックを前だけに絞れるんで楽になってしまう。そこでキープさせるのは難しくなるわけですが、これはある種仕方のないこと。4-3-3を使用してカウンター用に人数を残す韓国のやり方を抑えるためにはサイドにある程度の人数が必要になってきます。それを抑えるには俊輔や遠藤では荷が重く、機動力に優れた山岸を入れることでイ・チョンスを抑えようとしたんでしょう。そこは結果的に悪くなかったようです。ただこれまでツートップの場合はクリアボールをフォワードのどちらかが拾いキープしてはたくなり、ファウルをもらって相手の攻撃のサイクルを断ち切ってきたんですが、この試合では高原のみではカバーしなければならない範囲が広すぎて、精度のないクリアボールをことごとく韓国に拾われてしまったのは問題。これが出来ていれば、守備の労力をそのまま攻撃に使えたでしょうね。

二つ目は逆サイドへの展開。例えば左サイドから日本が攻撃しているとしましょう。その時に韓国の守備はかなり厚めのプレッシングをしてボールを奪いにくるので、中央から逆サイドにスペースが出来やすい状況が生まれてます。そこを突かせないために相手左サイドバックが高い位置をケアしようと出てくることがあるので、その時にそのサイドバックの裏を突けるロングパスが欲しいところでした。そのためには自軍サイドバックの早い動き出しと逆サイドへ低く速く蹴るだけのキック力がいるわけですが、それを日本人に望むのは酷ということかもしれません。それ以前に逆サイドの動き始める遅さとそちら側を見ていないことが問題だとは思いますが。

三つ目は疲労の多い選手を先発させずに、もっと別の選手を使ってみてもよかったのかもしれません。例えば水野のようなスピードがあり縦へのチャレンジが出来る選手を使うとか、伊野波のような若い選手をサイドバック起用してみるとか、坪井をセンターに入れて阿部をサイドバックで使うのもありでしょう。攻撃も矢野を先発で使ってみてもいいですし、とにかく疲労の程度の具合をもうちょっと考慮してもよかったのかもしれない、ということですが、テレビで見ている程度しか知らないわけで、それらの選手が何らかの問題を抱えていたとしても解りませんから。

四つ目は審判が試合を壊したということ。韓国がラフプレイをし、イエローカードに値するような行為をしていたのは事実で、退場になったプレイも手で高原を止めていたのは事実なだけに誤審であるとはいえませんが、選手を退場させることで試合の流れが一変するのは周知の事実。ことにノックアウトラウンドとなるトーナメントでは一つの敗北も許されないわけですから、数的不利に陥ると守備を固めてカウンターというのが当然の選択。「勝つ」ことよりも「負けられない」という方に意識が働くのは見えているわけですから、面白い試合は期待できなくなるのは当然。そして監督他の三人を退席処分にした行為も不手際が目立ち、第四審判が監督らを退場させ、それを促す行為をしなければならないのにしなさすぎましたね。意図的に選手が立ち直るための時間を与えるチャンスを許しているようでした。それ以外にも細かなファウルを見逃したり、スローインのボールなど日本側に与えられるべきものが韓国に与えられたり、という細かなものも含めて、審判に少しコントロールされすぎた嫌いがありますね。

最後のPKも決められなかったり、この試合だけでなく決定的なシュートを決めきれませんでしたが、誰も羽生を責めることは出来ない。そこが問題ではないから。

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