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	<title>No Football, No Life. Foot-Lab</title>
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	<description>欧州サッカー観戦記</description>
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		<title>DFB Pokal Finale ボルシア・ドルトムント対バイエルン・ミュンヘン</title>
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		<pubDate>Sun, 13 May 2012 04:00:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■Borussia Dortmund 5 &#8211; 2 FC Bayern Munchen 立ち上がりからドルトムントは積極的に前へ出てプレッシャーをかける守備を行ってきている。レヴァンドフスキと香川の二人が最前線 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■Borussia Dortmund 5 &#8211; 2 FC Bayern Munchen<br />
立ち上がりからドルトムントは積極的に前へ出てプレッシャーをかける守備を行ってきている。レヴァンドフスキと香川の二人が最前線でディフェンダーにまで向かい、中盤の両サイドが中から外へとバイエルンのパスを押し出してくる。中央にブロックを作って中で繋がせず外へ出させようとすることでバイエルンにはゴールに近い位置でプレイさせず、シュバインシュタイガーやクロースといった活動範囲の広い選手を中央で閉じ込めようとする狙いがあるのかもしれない。<br />
先制点を取ったのはドルトムントで、前へ積極的に体をぶつけて奪いに足を出していたことが功を奏して、守備から攻撃へと移る際にバイエルンは安定して繋ぐ意識がでてしまっていて足を止めてボールを待っていた。失点の場面ではルイス・グスタボとリベリーの意識が合わずに繋がらず、一度はカットしたものの、そのこぼれ球がブワシュチコフスキの前にこぼれ、ノイアーの飛び出しもパスによってかわされた香川のゴールになった。ミス以外にもアラバがマークすべき対面の選手を見ずに途中で離してしまったこともゴール前で崩される要因になっている。</p>
<p>ただドルトムントの前へと重心のかかる攻めと守りはカウンターになった瞬間に脆さを見せてしまい、縦へスピードアップしていけるメンバーを揃えているバイエルンに対して、足を止めさせるようポジションを取ることも、奪いに行くことも数的に無理な状況を作ってしまい、オーバーラップから裏を取らせてゴールに迫られてしまう。外に押し出すよう守れているのはある程度引いて形を作った状態から前へ向かっているためで、攻撃と守備が入れ替わりばらばらになった状態から向かってしまうと裏にスペースを作ってしまってスピードアップされてしまう。そうさせないために、ドルトムントは両サイドバックがバイエルンのウイングを掴まえて縦のコースを切りスピードに乗らせないよう距離を縮めてコースを切ろうとしている。時には中盤の両サイドを引き戻してその役割に当たらせ、外で縦を抑える。ただその守り方をしてしまうと中のブロックから外へ通しだしてバイエルンにタッチライン際で窮屈なプレイをさせることは出来ず、リベリーやロッベンの位置だけではなく、ラームやアラバといった一列下からでも中へとパスを出したりボールを動かして徐々に繋げるようになっている。<br />
繋げるようになると誰か一人が向かっていってバイエルンのコースを限定していかなければならないが、きちんと収められて前を向かれてからそれを行っては簡単にかわされてしまうだけで、他の選手がチェックに合わせて動くのは難しくなってしまう。バイエルンは前を向くチャンスを得たことでディフェンスラインの裏への飛び出しとパスの狙いを繋げられるようになり、ロッベンやマリオ・ゴメスがそれを行えるようになった。ドルトムントは前で捉える意識を切り替えられておらず、飛び出す動きに対応もできず、ヴァイデンフェラーがマリオ・ゴメスを倒してPK。ロッベンが決めて同点にした。</p>
<p>どちらが明確にペースを掴んでいるわけではないものの、ドルトムントはサイドでリベリーとロッベンを掴まえておけなくなってきており、そこを中心として外に奪うポイントを作れなくなったことで、攻撃に移ったときにサイドから切り崩すことが出来ず、オーバーラップも期待できなくなってしまった。攻撃がゴール前に集まってしまい、バイエルンはセンターバックでレヴァンドフスキを挟み込み、ルイス・グスタボやシュバインシュタイガーが香川を見て、混乱を生じさせるような変化を作らせていない。<br />
攻撃では縦パスがクロースに入り、バイタルエリアのそこに入ることで意識を後ろに向けさせ、中央に集めることで両サイドへ開いている守備を中に絞らせ、今度はウイングをフリーにする。縦パスが一本通ることで横の展開を助け、横に動かされることで縦パスや裏への動きに対して対応しきれなくなってきている。<br />
ただ二点目のチャンスを先に得たのはドルトムントで、引いた香川がボールを横に動かすことで縦に急ぎ攻撃の幅が狭まっていたところに時間を与えて、人が多く参加できる状況を作った。それによって中に人を用意しながらもピシュチェクが上がってくるだけの時間を稼ぎ、中央と外の両方に選択肢を作ることが出来た。セカンドボールを拾えたのも押し上げる時間を得たからで最終的にはグロスクロイツがボアテングに倒されてPK。フンメルスが決めて再びドルトムントがリードを奪った。</p>
<p>その後再び安定を取り戻したドルトムントの守備によって、中と外をバランスよく使えていたバイエルンの攻撃を止められてしまうようになった。特にリベリーとロッベンが縦に突破することが出来なくなり、ある程度引いた状態でブロックを作られるため、中へのパスも選べなくなった。先に中のクロースへとパスを入れる事が出来ていれば外を使えたのかもしれないものの、待ち構えられてしまってはその効果も薄くなってしまう。ポジションを入れ替えながらでても効果が薄く、戻して中盤を省略したフィードを入れて組み立てなければならなくなった。ただそれが前後を分離させてしまい、守備に回ったときにレヴァンドフスキと香川の二枚を見られていた関係をも崩してしまい、カウンターからその二枚への対応を誤ったことで三点目となるゴールを奪われてしまった。レヴァンドフスキをセンターバック二枚で挟み込めず、役割を明確に仕切れないまま二人共が裏を取られてしまっていた。</p>
<p>後半に入ってバイエルンはミュラーを投入し、縦パスを受ける選択肢になれなくなっていたクロースが一列下がった。ただそれでも中央に縦パスを入れてドルトムントを押し下げていくことは出来ておらず、サイドに流れてリベリーと横の関係を縮めて連携を取ろうとしたり、サイドバックに頼らない変化をサイドで作れるように動いていうように見える。ただドルトムントは無理に前で押さえようとしておらず、きちんと引いた形から前へと守るように安定した形を選んできている。ハーフウェーラインからドルトムント陣内に入ってもボールを持たせてくれるエリアは広がっているものの、裏を取ることでゴールに迫ってきたバイエルンにとって飛び出すスペースを減らされてしまい、手前で変化をつけなければならないが、バイタルエリアも閉じられてしまってウイングを中へ絞らせての変化も作ることが出来ない。待ち構えられている相手の前で繋ぎ、カットされてカウンターを受けたり、無理にシュートを狙って壁にブロックされて跳ね返ったところを前へ運ばれる悪い繰り返ししかなくなってしまっている。そのカウンターからグスタボがいなくなって広がったセンターバック前のスペースを香川に運ばれ、グロスクロイツを経由されて、最後は逆サイドのレヴァンドフスキに渡って4点目。</p>
<p>バイエルンは何とか縦パスを中央のミュラーに通そうとするようになったものの、ウイングへのコースを消されている中での縦パスでしか無く、センターバックが狙いを絞ってでやすく、そのリスクも小さい。そこで体をぶつけて前を向かせなければ揺さぶられることも少なく、裏を取られることにも繋がらない。バイエルンはボランチの位置で横に動かしてサイドバックを混ぜることは出来てもドルトムントが作るブロックの手前でしか動かせず、その中へと入っていけない。タッチライン際にも中を抑えられているためコースが無く、迷いからカットされてカウンターを受けることもしばしばで、その際にシュバインシュタイガーが残って守備できているのはリスクを考慮して残っているのではなく、攻撃に出られていないから残っているだけという印象でしかない。バイエルンはカウンターでしかチャンスを作れず、一度あったリベリーの突破からのクロスもマリオ・ゴメスのヘディングシュートはゴールマウスに阻まれて得点には至らなかった。</p>
<p>右サイドから再三縦に突破をしてクロスを入れることは出来るようになってきたものの、それらは全てドルトムントを後ろに引き戻しながらのプレイではなく、縦に突破こそしていても崩して慌てさせているわけではなく、中の守備が自陣ゴールに向かいながら守備をしているわけでもない。クロスにも対応されてしまって単調なそれでゴールを奪えるようには見えなかったものの、それが徐々に縦からクロスだけではなく、中へのカットインを増やしていき、パスを使ってワンツーを狙い始めたり、右の縦の突破を起点として、そこから中への変化を作り始めている。そしてリベリーがドリブルで変化をつけて個人技でゴールを奪って二点差。<br />
僅かながら中央で崩す気配がその得点によって見られるようになってきたところで、守備の注意を失ってファーサイドをがら空きにしてしまい、ノイアーのミスも重なってレヴァンドフスキにハットトリックとなる追加点を許して勝負を完全に決められてしまった。</p>
<p>その後は優勝に向けて集中力を高めているドルトムントに対して、集中が切れて足も止まったバイエルンが散発的な攻撃を加え、時にラフなプレイで試合を荒らす程度でしかなく、何の抵抗も示すことは出来なかった。</p>
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		<item>
		<title>Liga Espanola Jornada 38. レアル・ベティス対バルセロナ</title>
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		<pubDate>Sun, 13 May 2012 02:00:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■Real Betis 2 &#8211; 2 FC Barcelona 国王杯の決勝やユーロに影響が出る怪我をプジョルがしてしまったのは残念で、他にもアレクシス・サンチェスやピントらも怪我を抱えて万全の状態では挑めてい [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■Real Betis 2 &#8211; 2 FC Barcelona<br />
国王杯の決勝やユーロに影響が出る怪我をプジョルがしてしまったのは残念で、他にもアレクシス・サンチェスやピントらも怪我を抱えて万全の状態では挑めていない。</p>
<p>ベティスに追い回されてスタートし、フォアチェックのスピードと連動性、組織的なプレッシングだけではなくしっかりと足を出して奪いにきている。バルサが狭い地域で動かして逃れようとしても近い距離のそれにはしっかりと寄せてきているため、短い繋ぎ方ではそれをかわせず、立ち上がりのリズムを掴むには難しい環境だった。ただその勢いがバルサにゆっくりとした入り方をさせず、力を抜かずしっかりとポゼッションをする姿勢に入らせた。狭く短いパスによってポゼッションをしてチェックをかわそうとするのではなく、しっかりと横に動かしていくことでチェックから逃れて、ポジションを取り直す動きに関してもマークから外れ、取り直して隙間に入る動きもある。ベティスはすぐに素早いチェックをかけ続けるタイミングを失って、きちんと納められてしまったため、ある程度引かなければならなくなった。ただその中でもポイントを絞って縦パスを抑えようとはしており、アフェライに関してはボールが入るタイミングで体をぶつけていこうとして、前を向かせず下げさせる。それでも中央に上がってくるシャビやケイタの動きを事前に捉えてぶつかることは出来ておらず、バイタルエリアにも入って流れを作れているようになった。早い段階で得たコーナーキックからのゴールも、上がっていたシャビを掴まえられず、メッシも掴まえられなかった影響で得たものだった。</p>
<p>その後はベティスも運動量を取り戻そうとしているが、それは守備面でもそうであるものの、攻撃面でより顕著に表れている。ボールを運ぶ手段をパスに頼らず、カウンター気味に個人での突破を中心として縦へのスピードアップをしている。バルサはそれに対して体を寄せて足を出せるように意識を持って、きわどいタイミングのものに関しても積極的に足を出していけていて、接触を怖がっていないように見える。ただそのファウルにもなりかねない接触はドリブルを中心としたスピードアップに対して踏みとどまるタイミングが上手くいっていないことでもあり、裏への飛び出しを狙うフォワードに影響されて、ディフェンスラインを乱されて中盤との距離が広がっているためでもある。ディフェンスラインが下がってアンカーが前へ残り、バイタルエリアにスペースが広がってしまう。サイドアタッカーを置いていたり、フォワードのルベン・カストロやその下のペレイラが積極的に流れて出てくることもあってサイドバックも中へ絞ってバイタルエリアを埋めることが出来ない。そこを使われるとより足を止めて待ちかまえるタイミングを計るのが難しく、マスケラーノが中心となって左右や裏、そして前へ対応しなければならず、ファウルぎりぎりで止められているのは彼の力があってこそ。</p>
<p>メッシはタイミングを計って前へ出て体をぶつけに来るベティスの守備を嫌がって下がってポジションを取ることが多い。そのサポートをケイタがしたり、彼が下がってアンカー気味に振る舞い、ブスケツが前へ出ることも多い。密集地帯でのボールの預け先として機能しつつ、他の選手たちは下がってボールを触って、リズムを掴もうとする選手も多い。ただ引いて受ける動きに関しては直線的になってしまうため、向かってくる守備に掴まれやすく、前を向いて受けられるようパスを出していかなければならない。バルサの面々はそれを意識して行うようになり、徐々にプレスをさせずにパスを繋ぎ、左右へ運べるようにもどしていった。序盤は前を向かず下げる、あるいは抑えられていることも多かったアフェライも前を向くようにチャレンジをしていくようになっているし、ドリブルでの仕掛けも積極的になった。試合勘を取り戻しつつあるよう。</p>
<p>後半のベティスは、攻撃面ではよりドリブルで翻弄するよう縦と裏を意識したポジショニングと動きをしてきており、バルセロナが中盤との距離を縮めてディフェンスラインを高く保とうとしている反対側を取りに来ている。踏みとどまってディフェンスラインをコントロールしてオフサイドを取ろうとしていることが悪い影響を与えて、裏を何度も取らせてしまっている。そこに至るまでのドリブルにしても縦のスピードを抑えられず、パスを意識するあまり切り返しにもついて行けなくなり、それがまたパスを活かしていく。何度も右から崩されてしまった結果、ダニエウ・アウベスが全くついて行けずファウルをしてしまい、イエローカード二枚で退場。<br />
その後のバルサは数的不利になりながらも中盤が引いてバランスを取り、投入されたモントーヤが中へ絞りながらきっちりとゴール前を埋め、高い位置ではバイタルエリアに入ろうとする動きを牽制する。どちらかといえば、それまでよりも守備が安定した印象を受けるほど前後と左右のバランスが良くなり、サイドから切り崩されそうになれば、全体が上手くスライドできるようになってニアサイドのマイナスの位置にパスコースを作らず、縦も塞いで仕掛けさせなくなった。ただ奪ってから繋ぐ位置も低くなってしまって、ベティスのアタッカーを増やして行うプレッシングに影響されやすくなってしまって、狭い距離で繋いで逃れられず、上手くかわして縦へ入れてもフォワードにはペドロとメッシのどちらかがいるだけ。カウンターとして得点を狙えるほどのオーバーラップを見せることもなく、ベティスに人数をかけられる状況を与えてしまっている。特にサイドバックが対応するサイドの部分に後ろからオーバーラップをかけられて、数的不利を作られて抜かれたり、その勢いのままドリブルで後手に回らされるとまた踏みとどまるタイミングを掴めず、裏を取られたりする。特にバルサが流れを取り戻そうと前へ重心を傾けたことで顕著に表れるようになり、再び中盤とディフェンスラインの間が空き、サンタ・クルスにバイタルエリアでそらされ、ルベン・カストロの飛び出しを許して、ループシュートで同点に追いつかせてしまった。そして直後にはピケとマスケラーノが無理に前へ出て止めなければならず、失点をして逆転を許した。中盤が引いて止められないのならば、リスクを冒してセンターバックが出なければならないとしても、裏を意識しておかなければならず、両者が出て行ってしまうと、それまで裏を取られ続けた通りに裏を割られてしまうのは簡単に想像できることだった。</p>
<p>バルサはペドロに代えてテージョを入れたこともあって、それまでも数的不利になってから入らなくなってきていた縦パスがより入らなくなって、ベティスの守備を裏へ戻したり引き戻すようなパスを使えず、個人で持ち上がらなければならなくなった。一本のパスで裏を取れるとしても、センターバックにはそれを警戒され、キーパーには飛び出しの準備をされた状態では通ることはなく、ワイドな選択肢も用意できない。サイドバックもバランスを取って後ろに残るばかりで、追い越していかず、縦にスピードアップする場所が無くなっている。外から中へのパスコースも用意できずにバックパスをしてしまうしかなく、意識を前に持っていくような変化を作れない。パスも安定して繋ぐことを意識しすぎて足下ばかりでコントロールしてから動かすタッチの多さも加わっていく。ニアサイドでサポートもなく、得点を取ろうとする意思も感じさせない。試合終了間際になってようやくゴールを狙う強い意識を出して、メッシがドリブルをしてファウルをもらい、惜しいフリーキックを蹴った。ゴールはならずそこで潰えたかに見えたものの、まだ前へ出て同点にしようとチャンスが見えたことで勢いは持続させることができて、モントーヤのクロスからケイタがヘディングで決めて同点。最後の最後になってようやく勝利への意欲が見えた気がした。</p>
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		<title>Bundesliga 34. Spieltag ケルン対バイエルン・ミュンヘン</title>
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		<pubDate>Sun, 06 May 2012 13:00:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■1.FC Koln 1 &#8211; 4 FC Bayern Munchen リーグ最終戦を終えるとDFBポカルとチャンピオンズリーグの決勝が待っているため、ここの所リザーブを中心に先発メンバーを組み立てていたものの [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■1.FC Koln 1 &#8211; 4 FC Bayern Munchen<br />
リーグ最終戦を終えるとDFBポカルとチャンピオンズリーグの決勝が待っているため、ここの所リザーブを中心に先発メンバーを組み立てていたものの、この試合は休養を取っていた選手を中心に先発をさせている。ケルンも自動降格を避け、プレーオフに望みを繋げるために勝ち点が必要な試合。</p>
<p>バイエルンは立ち上がりペースを掴めておらず、ペナルティエリア内でプレッシャーを受けながらボールを繋ごうとしたり、自陣深くでキープし繋ごうとして奪われて二次攻撃を許したり、ケルンの縦へ早く入れてくるボールに対しても先に触れず、体勢を整えられているように見えない。攻撃に回ってもポゼッションの形も作り切れていない。特に外で起点を作れるリベリーとロッベンの二人が出場しているにもかかわらず、外に起点を設けることが出来ておらず、そこから中へとボールを動かして行けていない。中央でキープしたときに無理に縦パスを狙わなければならないほど、ペナルティエリア前に集まってしまって、相手を外へ広げるための選手がサイドに残っていない。中やボールサイドに集まってしまって、低い位置からワイドに動かすにはコースを切られていたり、コースがあっても選手がおらず出せない。<br />
立ち上がりすぐはリベリがボールを持ったときにサポートがおらず、縦のコースも中盤の選手に切られ、中へのカットインも中央の選手の早いチェックで潰される場面が見られたものの、徐々に修正されて、コンテントが追い越すことで二列のディフェンダーが足を止めて対応してくるのを防ぎ、中のチェックが来るタイミングを失わせる事にも繋げられた。クロースやミュラーも左へ流れる回数を増やすことで横の動きを加えて、連携できるようになっている。パスの引き出しや縦パスのスピードも徐々に出てきて、リベリーのポジションチェンジから他との距離を縮めて動きによるスペースメイキングでゴールへ迫るコースを作れるようにもなっている。ただ、逆サイドを意識すると、そこにコースがないために大きなフィードで逃れることが出来ず、わざわざ狭いところに出さなければならなくなっており、ラームやコンテントが同サイドで展開しているときのように、もう一列高いポジションを取っていればと思う事も多い。<br />
守備も徐々にマークの距離を縮めて縦を塞ぎ、背後から掴まえ、攻撃陣も戻りながら足を出していくのではなく、引いて相手の前に戻ってからコースを塞いでいくようになったことでファウルにならず奪い、縦への早いパスを選ばせず横へチェックを逃れるためのパスを選択させられるようになった。縦へ動かされないようにしたことで守備に引き戻される距離が縮み、攻撃から守備へとスムーズに移れるようになって、スペースを与えない安定した守りになっている。サイドバックが積極的にオーバーラップしているため、ディフェンスラインが三枚で対応しなければならなくなるものの、ケルンの攻撃がそこまで裏を狙うものではなく、ポドルスキに収めさせるものでもないため、運動量の少ないそこを押さえる事は難しくなく、他も十分に対処できている。また左右へでてウイングを支えながら攻撃と守備を繋いでバランスを取るシュバインシュタイガーが後ろのバランスも見ており、クロースも縦に動きながらきちんと背後のスペースを意識できている。センターバックの前への負担を減らしながらファーストディフェンダーとしても機能している。</p>
<p>先制ゴール前は少し運動量が落ちて攻守の切り替えが遅くなり、裏へ入れられる回数も増え、サポートに戻る意識も減ってきていた。攻撃面でも立ち止まってボールを要求するようになっていて、積極性が減ったように見えていたものの、ゴールが入った場面では、横へボールホルダー以外の選手が動いて、人につくマークをしているケルンのディフェンダーを横へ引っ張り、ポジションをそれぞれが横に動かしながらケルンのゾーンを集め、逆サイドをフリーにすることに成功して十分な準備の後にシュートが打てた。<br />
得点以後は逆サイドを意識したラームのオーバーラップも見られるようになって、反対側を使えて攻撃に横幅が生まれたものの、ケルンは攻撃へでるためにタッチライン際いっぱいに開いて縦の突破を目指すようになってきており、バイエルンが作るブロックの外側ばかりを突いてくるようになった。サイドバックがオーバーラップしている如何に関わらず、マークやチェックがあっても縦へ突破することを狙うケルンに、自陣まで引き戻されるのが目立ってきている。<br />
後半もその傾向は変わらず、コンテントやラームが大きく開いて縦を塞ぐように方針転換をしなければ、タッチライン際を走られてクロスを入れられる部分を防げないのでは、と思わせるほど。中央のブロックがきちんとして跳ね返す自身があるのなら問題ないと思えるものの、ティモシュチュクが再三サイドに引き出されて、シュバインシュタイガーが戻らなければならなくなっている。それに加えて駆け上がられてからクロスを入れられることで戻りながらの守備を強いられて、待ち構えるのではなく自陣ゴールに向かいながら守備をしなければならない。さらにクロスに対してファーサイドを埋めないのは今季のバイエルンがずっと行っていることで、人が足りているとは言い切れない。何としても点を取りたいケルンに対する守り方としては不十分で、ハンドを取られてもおかしくないものやファウルを取られそうなものも多く、PKから追いつかれる危険性も大いにあった。</p>
<p>バイエルンが幸運だったのはそれらでPKを取られなかったと同時に、リベリーの突破からのクロスが、ケルンにとっては複数の選手に当たって不運なオウンゴールになったことで、ゴールへ迫られながらも二点差に出来たこと。この試合のバイエルンの危険なプレイは多く、ゴールライン際まで追い込まれながらも無理に繋ごうとしてクリアをせずに失敗をするなど、自陣ゴール付近ですべきではないプレイが多く見られている。しかしながら、二点目がケルンの集中を切ったのは確かで、三点目はきちんと守備に戻ってこずに広大なスペースを与えてロッベンをフリーにし、楽に決めさせてくれた。<br />
目に見えて運動量や球際に寄せていくスピードの落ちたケルンはバイエルンの攻撃に対してチェックに出て行かず、距離を置いてみているだけで奪う姿勢が見られずリトリートしてしまう。ファーサイドも埋め続けられなくなり、ボールばかりを見てフリーになっている選手を見られず掴まえられなくなった。特にファーサイドとマイナスの動きに対応できず、サイドを切り崩すための飛び出しにもついていかない。戻ってパスを受けようとする選手に対しては、奪ってカウンターを使用としているためか、きっちりと出て行っているものの、でることで出来る裏のスペースをより広げてしまっているだけ。</p>
<p>ケルンの攻撃へ出るスピードも無駄走りへの労力をいとわない動きもなくなり、タッチライン際を縦へ切り崩すことも難しくなっていた。特に動きながらパスを引き出してその勢いのままクロスに持っていける選手がポドルスキしかいなくなっており、そこに頼らなければら無かった。それでもティモシュチュクが散々縦に突破されながらもまだ中へのコースを切ることを優先する守備ポジショニングや対応の悪さも手伝って、そのままクロスを入れて一点は返すことが出来た。左はコンテントもボアテングも意識しているために崩されにくく、アラバも投入されたことでより対応しやすくなった。ティモシュチュクはボランチのサポートを得ながらも前へ張り出してしまって一向に修正せず、結局バドシュトゥバーを投入してボアテングを右に回し、ティモシュチュクを一列あげて修正をしなければならなくなった。<br />
ロッベンも下げてラフィーニャを投入したものの、サイドバックの外側を埋めるための選手起用というわけではなく、それまでのサイドアタッカーと同様にタッチライン際を攻撃に動くための役割であることに変更はなく、守備時にラームの外まで戻り続けているわけではなく、アシストを決めたように深くまで入ってクロスを狙う役割。それでも得点を焦るケルンが中央へとフィードの位置を変えたことも手伝ってタッチライン際を厳しく攻められることは減り、バイエルンの選手交代で行った修正も上手くいき、バイエルンが右から崩されることはなくなった。</p>
<p>ケルンの降格決定が残念だったのは理解できるものの、あの黒煙の上がり方からして何かものを燃やしたのは間違いなく、タイムアップを待たずして試合は打ち切られ、暴動まがいのことも起きた様子で非常に後味の悪い試合の終わり方になってしまった。</p>
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		<title>Liga Espanola Jornada 37. バルセロナ対エスパニョール</title>
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		<pubDate>Sun, 06 May 2012 02:00:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■FC Barcelona 4 &#8211; 0 RCD Espanyol この試合もキーパーはピントが先発しており、国王杯に向けての準備と共にサモラ賞がほぼ確実になっているビクトル・バルデスの状況を守る意図があるのか [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■FC Barcelona 4 &#8211; 0 RCD Espanyol<br />
この試合もキーパーはピントが先発しており、国王杯に向けての準備と共にサモラ賞がほぼ確実になっているビクトル・バルデスの状況を守る意図があるのかもしれない。他にはモントーヤやチアゴ・アルカンタラといったところが先発し、怪我を抱えるシャビやアレクシス・サンチェスは出場をしていない。ピケは場所が頭だけに復帰は慎重になっているだけならいいんですが。</p>
<p>試合への入り方はゆっくりとしていて、ポゼッションのコントロールは出来ているものの、ラインを高めに保って中盤が追い回す形を取っているエスパニョールを相手に縦へ勝負をするパスを入れられず、ディフェンスラインを押し下げる事が出来ていない。ペドロが絞ったりチアゴが上がってセンターバックの裏を取ろうと動き、ラインを乱そうとしている。パスの距離も短くエスパニョールのゾーンの中で動かしていることが多く、上手く崩すことに繋がっていなかったものの、徐々に逆サイドへのフィードも意識しながら大きなサイドチェンジでゾーンの外側に出たり、サイドバックの外側を使えるようになって攻撃の幅が広がり、エスパニョールがより中央にブロックをつくって外に出られなくなり、タッチライン際を自由に使えるようになった。そこから中央へとゴールに迫るパスやドリブルが使えるようになって、チャンスを作り、いい流れが出来たところでファウルをもらい、フリーキックからメッシが先制ゴールを決めた。</p>
<p>守備の面でもバルサは安定をしてきて、裏を意識してスピードアップすることの多いヴァイスに中へ入られないようコースを切りながら対応するようになったり、背後から捉えて最初のコントロールの段階で奪えるようになるなどタイトさも増したように見える。ただ攻守の切り替え直後に相手を囲い込めるほどの近い距離を保てていることは少なく、追いかける形になることも多い。コースを読んで遠巻きにマークは出来ていても接触が発生するほどの近さを保てていないことで、若干キープを許してしまっている。ただフォアチェックに関しては出来るようになっていて、ボールを奪うポイントさえ絞れれば体を寄せて奪うこともできているわけで、裏へ直接何度か入れられたことでそれを意識してしまっているのかもしれない。前からの守備であれば特にきっちり体をぶつけていることを考えれば、緩さを与えているのはケイタやブスケツの所とディフェンスラインかもしれない。そうなった緩さから一時的にエスパニョールの攻撃を受けることになっていたものの、彼らの激しい奪い方に関しても簡単には奪われないような持ち方をしてファウルになるよう選択するようになったし、早く離して接触からボールを守るようにもなった。攻守の切り替え最寄りはっきりして前で抑えられるようになったのも、チェックを逃れられるだけボールを動かしているのも、ポジションを取り直せるよう動いているからで、足を止めていないことが守備へと繋がっている。エスパニョールの方がクイックな切り替えとフォアチェックに対応できずに無理にダイレクトで繋ごうとしてミスを増やしたし、裏を取るタイミングと合わずにオフサイドになる回数も増え、そこへボールを出せなくなってきた。</p>
<p>バルサは縦パスを入れてチャレンジすることも出来るようになってプレッシャーの中へと入れることも、足下へもスペースへもきちんと精度のあるパスを出せている。しかし少しばかりコントロールのミスや人が居ないところに出してしまうようなミスも多く、特にクロスやサイドチェンジのフィードに関してはミスも多く、足下やスペースの両面で収まらず、誰もいないところに流れたり、味方の所に届いても意図と違う箇所でコントロールしなければならなかったりと緩さを感じさせるのも多くある。</p>
<p>後半になってからは長い距離のパスに関してもバルサは精度を保てるようになって、ミスによってタッチラインを割ったりボールを失う回数は減り、きちんと意図した場所でコントロールできるようになっているように見える。クロスに関しても人の居ないところまで飛んでしまうのではなく、人の近くに飛び、カットされることはあっても狙い通りという印象を受けるようになった。<br />
流れとしてはバルサがポゼッションして高い位置でボールを動かし続けることは少なく、エスパニョールがフォアチェックによって高い位置で奪おうと追いかけて距離を縮めて足を出してくる。その影響を受けてバルサは全体を下げて守り、サイドバックの裏へのフィードを警戒して、オフサイドを取るのではなくマークして対応することを選んでいる。そのことも影響をして攻撃に移ったときにフォワードが足りず収まらなくなってしまい、繋ぎのパスが狙われていることもあって、それまでのように信頼してオーバーラップを大きくかけてもいない。ゴール前でセンターバックの背後を取ろうとする選手がいなくなって、サイドに動かしてもそこから裏へ出すことが出来ずに限られ、メッシも引いた位置からドリブルをすることはあってもゴールに近いところで動き出せず、動いてもパスが出ない状況になってしまった。ケイタとブスケツの低いラインで横に動かすことも多く、エスパニョールの守備が成果を挙げているとも言えるが、攻守両面でのバルサの緩さがそれを助けているだけのように見える。</p>
<p>メッシが浮かせて抜きにかかったところをボールがペナルティエリア内で相手の手にあってPK。故意に当てようとしていないとはいえ、体から離れてボールの進行方向に出ているため仕方のない部分はあるのかもしれない。個人的には厳しすぎる判定だとは思う。</p>
<p>二点差にして余裕を得たバルサと勢いを失ったエスパニョール、そのどちらもが働いてバルサがポゼッションを安定しておこない、エスパニョールのミスが増えたところで奪って深くまで押し込まれる場面が減り、バルサはゴールに迫ったりセンターバックとその裏を取れるようなポジションや動きをするようになり、カウンターからメッシが背後を取って一気にスピードアップし、ハットトリックとなるゴールを決めた。ロングボールをコントロールする一つのタッチで勝負を決めた凄いゴールだった。<br />
その直前にはバルサのディフェンスラインの裏を取られ、それをキーパーがカバーすることはバルサにとっては多くあるものの、それをピントも意識したのかもしれないが、タイミングとスピードは無理があって奪いきれず、ゴールを無人にして失点の危機を迎えていたものの、マスケラーノのお陰で失点には至らず。</p>
<p>さらに厳しすぎるジャッジでブスケツだったことを考えると取るべきではなかったPKだとはいえ、メッシがこの日4点目のゴールを決めてリーグ通算50点目。ただブスケツが倒れたのはシミュレーションというほどのことではなく、足と足が接触していたのは事実で、ディフェンダーの足も上がっていたのも事実。接触して倒れたもののファウルを取るほどではなかった、というだけ。</p>
<p>残りの時間の中でメッシが抜け出したもののゴールは決まらず、それ以外の流れの中での激しさや細かなファウル。観客席の雰囲気とは別にイエローカードを出される枚数やプレイも増えた。エスパニョールの一部の選手たちは諦めずに追いかけ回し、バルサはミスをしてカウンターを受けることも無理に後方で繋ごうとしている影響もあってあった。</p>
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		<title>Liga Espanola Jornada 20. バルセロナ対マラガ</title>
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		<pubDate>Thu, 03 May 2012 02:00:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■FC Barcelona 4 &#8211; 1 Malaga CF マラガはラインを高く設定していながらもフォアチェックを積極的に行っているわけではなく、中盤はリトリートをしてバルサにボールを持たせてくれる。ボールホ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■FC Barcelona 4 &#8211; 1 Malaga CF<br />
マラガはラインを高く設定していながらもフォアチェックを積極的に行っているわけではなく、中盤はリトリートをしてバルサにボールを持たせてくれる。ボールホルダーへのチェックは行っているものの組織的なものではなく、それによってパスコースを限定した上で、積極的ではないバルサのポジションの取り方を掴まえておく。追い回すのではなく掴まえることを意識したものでありながらも、そこに読みが強く入ってくる。無理に近づきすぎず、運動量を消費しないことで、奪ったときにバルサの攻守の切り替えに捕まらないポイントを用意しておき、そこへ逃れられるようにしている。バルサのモチベーションの低さからミスが多くタッチが大きくなりやすいことがマラガのその守り方を容易にし、ボールを奪ってから繋ぐ助けにもなっている。<br />
バルサはいつもアレクシス・サンチェスがディフェンスラインを引っ張って裏へ飛び出して押し下げようとする動きをこの試合ではペドロが多くやっていてパスも出ている。その外側をダニエウ・アウベスがオーバーラップをしてその飛び出しを利用するパスもあり、高いラインを設定しているマラガを相手に苦しみながらも裏を意識した攻撃で形を作っている。左側のクエンカにしても開き続けるだけではなく、アドリアーノの上がるスペースを空けるなど十分に横の動きがあり、ラインの背後を取ろうとする意識が見られる。特に右からの崩しが多く、エリゼウの裏を突いている。そしてコーナーキックからイニエスタが相手の裏を取り、プジョルへのクロスから先制ゴールが生まれた。<br />
得点以後も飛び出しだけではなく、タッチライン際やサイドバックの横でボールを受けて縦に突破を狙うことも多くなっていく。それを相手に意識させるようになると、ウイングに向かってサイドバックが常に引っ張られ、センターバックのデミケリスはメッシに引っ張られている。中盤のポゼッションがしっかりしてくるとそれに対してチェイシングができなくなっていき、セスクやイニエスタがバイタルエリアに入り込んで縦パスを受けられるようになっていく。それを意識させることで中盤を押し下げてさらにポゼッションを安定させていき、マラガの守備を縦にコンパクトにさせることで、奪われてもバルサが攻守の切り替えからチェックに向かって奪い、ミスを誘ってもう一度攻撃に繋げられるようになった。</p>
<p>バルサはペナルティエリア横を多く使われてしまってボールをなかなか前へ出せなかった。繋ぐことに強く意識を置きすぎて、単純なクリアを使わずに全体を下げてカバーリングを行っていた。その影響から大きく蹴り出したカウンターも使えず、マラガに押し上げる時間と繋ぐ先へのマークを与えてしまっていた。バルサが右サイドに重心をかけていることもあってカウンターを使われるのも同サイドになり、カバーリングを行わなければならない。人数はかかるが狭い地域で繋がなければならず、パスコースを読まれて奪われやすくもなる。そうやってサイドでキープされて人数をかけられ、マラガの右サイドのクロスから中央ロンドンに合わされ同点ゴールを決められてしまった。キーパーのピントに展開力や足下のコントロール技術とサポートを必要としないそれらが十分にあれば、そこまで引いたりサポートをする必要がないのかもしれないものの、キーパーを含めた構築が出来ないこと一因なのかもしれない。あるいは裏への飛び出しを強く意識させられることでバルサのセンターバックが大きく引いているのもそういった形を許した要因なのかもしれない。</p>
<p>イニエスタのスピードに乗ったドリブルからヘスス・ガメスがペナルティエリア内でファウルをしてPK、それをメッシが決めて再び勝ち越しゴールにした。ファウルの判断としてはイニエスタのドリブルがスピードに乗った時点で止めることが難しく、一歩前に出て向かっていかなければならないところを待ってしまった。そしてイニエスタのファウルをもらえるボールコントロールと体の動きに、付き合って足を出してしまったことでファウルになってしまった。判断の遅れがペナルティエリア付近でのファウルになってエリアの内側だと判断されてしまった。</p>
<p>後半のバルサは少し一つを飛ばすようなパスを使うようになって細かく繋いでいくだけではなくなった。逆サイドまで中央を経由せずにサイドチェンジの大きなパスを使ったり、フィードで斜めに出す、あるいは引いて受けに来るウイングに合わせてダニエウ・アウベスが飛び出して、前後の連携から飛び出すときに一人飛ばして繋ぐ、そういった少し大きな展開を使うようになった。それを連続できているわけではないものの、パスコース一つに対しては密着して体をぶつけてくる相手に、素直にそこへパスを出すのではなく、マークを受けていない別の所を使えるようにはなっている。そうやって相手との距離がある状態でボールを受けて縦へと狙いを取れるように動けている。一つ視線を動かしてから反対側を使う。コーナーキックから反対側のアドリアーノへと渡して、そこからもう一度逆サイドで抜け出しているメッシへとフィードを入れてPK。コントロールこそ弾んでしまったものの、ドゥダの倒し方はファウルでしかなく、PKを取られても仕方のないものだった。</p>
<p>バルサが裏へ走らなければならない守備をさせられているのは、相手の足を止め切れていないため、攻守の霧かも出来て奪い返すことも出来ているものの、距離を縮めて縦へ上がる勢いを止めているわけではなく、カウンターへ移行するスピードを与えてしまっている。距離の取り方が前を向けるもので、ドリブルを開始できるものになっている。きちんと体をぶつけて縦のコースをふさげているわけではなく、横への動きも防げているわけでもない。距離取り方が曖昧で横へもスライドされてしまっている。そこを止められるようセンターバックの前をケイタを始めイニエスタやセスクがきっちりと埋めていればバイタルエリアを閉じて挟み込めていけるが、それがいないためフリーで前を動かれてしまう。センターバックはロンドンを、交代してからはファン・ニステルローイらを中心にマークしておかなければならず、前へ張り出していけないこともあってバイタルエリアを使われて裏へのパスを出されたり、ゴール前へ迫られてシュートに移ることもされてしまう。</p>
<p>メッシがカウンターから裏へ抜け出し、イニエスタの絶妙なスルーパスからフリーになった。この試合センターバックとポジションをかぶせて裏を取る意識を持っていたそのまま継続してきたメッシの動きが活きた瞬間で、飛び出したキーパーのカメニをかわしてハットトリックとなるゴールを決めた。</p>
<p>4点目を取って以降はバルセロナは裏への飛び出しを控えて、セスクやイニエスタがメッシを追い越していく場面は見られなくなっていき、特にセンターバック前のフォワードの位置に選手が入る回数は減っている。中央に人が居ないことで攻撃のスタイルが単調になって、攻めて裏を取ることに繋げられず、外を切り崩してクロスに移っても選択肢が無く、ファーサイドまで流れなければさわれる選手を置いていない。ケイタが上がるようになって中央にも選択肢が出来ているものの、シンプルなクロスが増えている。動いてスペースを作ったりパスコースを作る動きも少なく、試合を終えるための動きが多くなって、マラガの方にも縦への突破の意識や横へのスライドするドリブルの意識も減り、バルサが無理に上がらなくなったこともあってバイタルエリアが空いていない。サイドを縦に切り崩されず、きちんと受け止められるポジションを取ったこともあって、マラガにも得点のチャンスは減り、どちらにとっても試合が終わる流れになってきた。</p>
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		<title>Liga Espanola Jornada 36. ラージョ・バジェカーノ対バルセロナ</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Apr 2012 01:00:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■Rayo Vallecano 0 &#8211; 7 FC Barcelona グァルディオラ監督が今季限りの退任を発表をして初めての試合。国王杯こそタイトルの可能性が残っているものの、チャンピオンズリーグは敗退が決ま [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■Rayo Vallecano 0 &#8211; 7 FC Barcelona<br />
グァルディオラ監督が今季限りの退任を発表をして初めての試合。国王杯こそタイトルの可能性が残っているものの、チャンピオンズリーグは敗退が決まり、リーガもタイトルの可能性がほぼ無くなっていて、モチベーションを何処に求めるかが難しいかもしれない。若手の育成と割り切ってしまうわけではなく、中盤の構成が変化し、右サイドバックにモントーヤが出場しているくらいでしかない。</p>
<p>バルサは立ち上がりからボールを動かすことに苦労をしていて、キーパーのピントにボールを触らせる回数が増えてしまっている。プレッシャーに負けてボールを下げながら縦に動かしたり相手を押し下げていくパスを入れることが出来ておらず、動き直して引き出す選手も多くない。マークに付かれている状況を打開するような動きも足りず、パスコースを見つけられず下げてしまう。キーパーへのサポートが行えるよう大きく戻ってパスを引き出したりはきちんと行っているため、一度ミスから危険な場面を作ってしまったものの、停滞してキーパーにまでチェックを受ける場面は少ない。<br />
徐々にバルサがボールを動かせるようになったのはラージョが緩いディフェンスをするチームではなく、動き、プレッシャーを与えるチームだからこそ。引いて守りを固められて待ちかまえられる形を取られていれば、自ら動いて変化をつけなければ崩していけないものの、相手が動くことでスペースが新しく生まれ、そこにはいることでパスコースにしてしまえる。マークは常に付いて見られていて、ウイングを広げていてもブロックから距離が離れていない。ラージョはウイングにまでマークを付けることなく中へとブロックを構築してディフェンスラインを高く保っている。バルサはそういったチェイシングやブロック構築の外側に起点を作ることでボールを納め、横に動かしながらポゼッションをして相手を押し下げていく。ラージョはマークを厳しくしながらラインも高く保とうとしつづけたため、外から中へと動かしたときに中央にだぶつきやすく、ファーサイドにまでケアができず、先制点の時にはペドロをフリーにした。直前に倒れた選手がいてボールサイドに人が足りなかったためにそちらにスライドしてしまったことも影響をしているのかもしれないものの、踏みとどまろうとしていることで裏にスペースがあり、横に動かされてしまうと戻りながらの対応を強いられてしまう。流れの中でもディフェンスラインを高く設定しているにもかかわらず、メッシのようにバイタルエリアでプレッシャーをかけられていないとドリブルに入られてスピードアップされてしまう。そこで足を止めて対応できるわけではなく、リトリートしなければならず、ラインが高いこともあってドリブルと同時に裏を狙われると両方を下がりながら見なければならず、ファウルで止めなければならなくなる。特にアレクシス・サンチェスは再三にわたってラージョの裏へ飛び出そうと動いていることでマークに付いている相手を動かしラインを乱し、バイタルエリアでのプレイを助けている。ペドロもラインと戦いつつ開き続けるのではなく中に入ってサイドバックの上がるスペースを空けている。バイタルエリアで縦パスを上蹴る選手は少ないが、ケイタにしろチアゴにしろ上がって入ろうとする動き自体はあり、得点によってスコア面でも余裕を得たことでそれがスムーズになった。二点目をオウンゴールによって得たことも加わってサイドバックのオーバーラップや飛び出し、そして中盤の構築や高いポジショニングにも繋がっていく。押し上げが出てくるとウイングが外から中へ、中から外へと動いて連動していくことでラージョのブロックを狭めた上で外を使えるようになっていく。ポジションが高くなると、今度はバルサはフォアチェックを行って攻守の切り替えをスムーズにしてプレッシャーをかけられるようになる。相手のミスを誘いながら攻撃的に守れるようになった。<br />
三点目はメッシが外から中へとカットインしながら自身のコースは切られながらもファーサイドのケイタのポジションを見てスルーパス。綺麗に通してゴールをアシストした。この前半はメッシにボールを集める傾向が強く、リードを奪った後は特に滅私の動きに合わせてパスをし、ペナルティエリア内ではメッシに点を取らせるために場所を常に意識しながらプレイをしているように見える。<br />
後半開始直後もメッシの動きを意識したクロスだったものの、それをゴールへ決められずバーへ当ててしまってその跳ね返りをペドロが押し込んで四点目。ラージョは守備においてディフェンスラインを中央に絞って外を空けるやり方を変えてきておらず、中盤のサイドアタッカーをサイドバックの外にまで引き戻して外を埋めるやり方もしていない。サイドバックを外へ張り出して全体をスライドさせる守り方もしていないため、タッチライン際に大きなスペースがあり、そこを使えてしまう。早めに出されるフィードに関しては裏への意識もカバーリングももてるために積極的に出てくるが、押し込まれてクロスの危険性が増してからの方がより外へ出てこられなくなっている。その要因としてバルサのウイングが中へと絞ってゴールへ向かう飛び出しを強く意識していることも、ケイタやチアゴのオーバーラップでゴールへ迫る選手が増えているため、ゴール前を塞がなければならないと意識したためかもしれない。ウイングが中へと絞っていてもバルサはサイドバックをその外側へ上がらせることが出来るため、中へ絞っても外が減らず、オーバーラップをする勢いをそのまま利用できるため、3バックを採用したときのように足を止めて停滞した状態で横に広がっているのではなく、縦の勢いや変化を持ったまま横も使える、という状態にしている。特にウイングがボールを納めたときに外を駆け上がることでマークを引きつけ、カットインのスペースを作り、相手を引き戻したり、縦に切り崩すことも出来る。ウイングが外に残ればケイタがフォワードの位置に入り、3バックで崩れていたバランスを一気に修正できた感がある。</p>
<p>ラージョは多少ラフになりながらも持ち直してチェイシングとマークを厳しく修正して、抜かれても切り替えて追いかけて背後から掴んでスピードアップをさせず、追いかけることでラインが踏みとどまれるようにする。それまではウイングをフリーにしていたディフェンスラインもサイドバックのみを大きく広げてウイングへのマークに付かせて自由に納めさせて縦への突破を許さないようにする。薄くなった中央は中盤が下がって対応をして、バルサに対して自由を限定していった結果攻撃に移る機会が増えて、カウンターからシュートへ移ることも出来た。</p>
<p>大量リードのお陰で楽な状況でアフェライを復帰させることが出来たのは好材料。ピッチコンディションもいいとは言えず、滑りやすい中無理のかかる環境では新たに怪我をする可能性もあるわけで、スコア面で余裕を持たせられているのはぎりぎりのプレイを要求せずに済む。アフェライはウイングではなく中盤の中央に入っている。チアゴがアンカーに入る形ではなく、ケイタが後ろに残る形。アフェライは被災ぶりの実践ということもあってか、動きに鋭さが無く、体が重たいように見えるほどクイックさが無い。ボールを引き出そうとスペースのあるところにポジションを取ることはあっても、積極的に前を向いて仕掛けられるような持ち方をするのではなく、すぐに横や後ろにはたいてしまおうとしており、前を向いてドリブルで突っかけて相手を引きつけようともしていない。ダニエウ・アウベスが上がった後のバランスを取ろうとしているのかケイタと同列になっていることも多い。徐々にこぼれ球が来るところであったり、パスを呼び込めるポジションを取るようになって流れに絡んでいけるようになって、試合の中で勘を取り戻してきているようで、仕掛けることも出来るようになっていった。</p>
<p>メッシへボールを集めようとすることでゴールを決める役割よりも一つ前で彼が触ることが多くなって、マークの目がメッシに向いたところを別の選手が使うことに繋がっていて、5点目の時はチアゴがヘディングで決め、6点目はコーナーキックのこぼれ球をメッシがペドロへのアシストを決めて追加点になった。メッシにはマークが付いて常に見られていることでシュートへ持ち込むことは難しくなっているが、それだけ囮になったりアシストをするような役割を担いやすくなっている。そして最後にはアフェライとペドロで相手の注意を引きつけて、強引にメッシの得点に繋げた。</p>
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		<item>
		<title>Bundesliga 33. Spieltag バイエルン・ミュンヘン対シュツットガルト</title>
		<link>http://errorcode.org/foot/2012/04/bundesliga-33-spieltag-2.html</link>
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		<pubDate>Sun, 29 Apr 2012 02:00:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■FC Bayern Munchen 2 &#8211; 0 VfB Stuttgart チャンピオンズリーグ決勝進出を決めたバイエルンはこの試合もターンオーバーを使い、出場機会に恵まれていなかった選手たちを中心に構成し [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■FC Bayern Munchen 2 &#8211; 0 VfB Stuttgart<br />
チャンピオンズリーグ決勝進出を決めたバイエルンはこの試合もターンオーバーを使い、出場機会に恵まれていなかった選手たちを中心に構成した。その中には宇佐美も含まれており、前節のアピールが効果あったのかもしれない。</p>
<p>バイエルンのモチベーションは低く、特にディフェンスラインからボールを引き出そうとする選手がおらず、簡単にボールを下げてしまう。縦のコースを塞がれれば横への切り返しからバックパスの先を探してしまい、シュツットガルトのチェイシングに簡単に負けてしまう。その勢いのまま攻撃に移らせてしまい、ショートカウンターへの移らせてしまう。引き出す動きに関してはルイス・グスタボが積極的に動いて下がり、左右へと動かそうとしているものの、他がそれに連動しているとは言い難く、パスミスも多い。サイドバックへ出すことが出来ても、前へ積極的に出てくる相手に対して縦を塞がれウイングも背後を抑えられてパスをそこへ選択しづらくなっている。裏へのランニングやフィードを使って前へ守備に向かう反対側を取ることが出来ればゴールへ迫ることはできるものの、体の接触を嫌って激しくぶつかる可能性があるところではそれを避ける傾向が強く、フィードを中心に組み立てることも難しい。<br />
守備でも体の接触を明確にせず、特に激しい当たり方を嫌って距離を取ってスタートしているため、パスカットできるタイミングで向かえず、ついていくことは出来てもスピードを落とすことが出来ないままであることも多い。足も止まっているためバックパスで戻され、動き直されてしまうとそれに付ききれずフリーにしてしまうこともある。縦にクイックに走らせるプレイをシュツットガルトが選択してくれていることで、足下のパスで翻弄されることがないのはバイエルンにとっては集中を保ちやすくマークの距離も保てる要因になっている。競争となればセンターバックが併走して限定すればよく、ルイス・グスタボはそれに関しても集中して動けている。ただ足下のスルーパスにボランチが反応するわけにはいかず、センターバックが抜け出す選手を掴まえておかなければならないが、ティモシュチュクもバドシュトゥバーもそこへの意識に乏しく、間を抜ける選手を見ていないのは不安が残る。</p>
<p>バイエルンが試合の組み立てるポイントはなく、ミュラーが下がって引き出して散らそうとしたり、マリオ・ゴメスへ縦パスを入れてポストプレイを要求していったん収めてもらってから動かしてく。どちらにしてもそこにボールを入れる形すら作れていないために難しく、かといってウイングに先に渡そうとしても、宇佐美はモリナーロに抑えられてボールを触ることすらままならないため縦パスを収めるポイントとして使えない。宇佐美はモリナーロとの距離が縮まって当たられることを嫌がっているようで、守備に引いたときも彼に対してマークに向かうのではなく大きく下がって距離を取って見ているだけで、ドリブルやpすを十分にさせてしまっている。それだけ距離を取っていれば攻撃に回ったときに体をぶつけられることはなくなるものの、前にいることには変わりがなく、プラスの要素にはなれていない。左のオリッチは酒井を相手にしていることがおおく、密着したマークを彼から受けることは少ない。特に中へポジションを移していることで縦を抑えられていないこともあり、裏への動き出しも多く、背中から抑えられている時間は多くない。バイエルンの中でも接触を恐れていないオリッチは球際でも厳しさを持続させられるため体格的にも有利。ただ直線的な動きでは相手を混乱させることもマークをずらすことも難しく、中との連携も取れない。積極的にボールを触って試合の組み立てに参加するタイプではなく、ミュラーやゴメスの所にまず第一の起点を設けようとしているバイエルンの組み立て方ではボールに触る回数も多くない。酒井のマークに関してもオリッチの動きとスピードが縦に限定される中、内から外へ押しだそうとするようにマークの位置がずれていることも影響し、体格差やスピードもあって止められず、縦へのスピードアップを許してしまっているし、中へポジションを動かれてしまうとマークをマーサに任せてしまって自分が抑えにいっていないこともあって、シュツットガルトから見て右サイドに数的不利や裏を取られやすい状況を作ってしまっている。<br />
幸運だったのはフィードの処理をシュツットガルトのマーサがお粗末なミスをしてミュラーへプレゼントしてくれたことで、残っていたのはニーダーマイアー一人。十分い引きつけてマリオ・ゴメスへパスを出してゴールが決まり、その直後にもフィードを触らず、キーパーとの間でマリオ・ゴメスに触られそうになるなど特に裏への動きとフィードの対応にシュツットガルトは大きな問題を抱えているように見える。<br />
同じようにバイエルンもバドシュトゥバーが裏を意識した守備をしておらず、ティモシュチュクも全く注意を払っていない。ハルニクに抜けられてPKを取られてもおかしくない止め方をしなければならなかったり、酒井にコンテントの裏をスローインから取られたときの対応もボールしか見ておらず、ゴール前やニアサイドも埋めていなかった。こぼれ球から岡崎のヘディングシュートがバーに弾かれたから助かったものの、中のもう一枚はフリーで残っており、人数は明らかに足りておらず、ゴール前を埋めておく意識も相手を見て掴まえておく意識もなかった。その後も似たような守備の脆さが続き、コーナーキックのようにセットプレイであっても相手を掴まえられず先に触ることを許してしまっている。</p>
<p>後半のバイエルンは単純に後ろに下がるのではなく、前へ向かっていけるようになってきており、人との接触に関しても中として譲る場面が減ってきた。しっかりと足を出して奪いに行き、拙いシュツットガルトのディフェンスラインに対してプレッシャーを与えていく。オリッチが中央に入ったこともアラバが入ったこともそれに関係しているはずで、宇佐美もモリナーロを相手に受けることも出来るようになって、寄せられて自由を奪われてドリブルもパスも出来ないとはいえ、前を向こうともするようになっていた。しかし内容からいえばシュバインシュタイガーと交代になるのは当然と言えるほど試合に絡めておらず、バイエルン自体も流れを作れていないため、仕方がなかった。<br />
アラバが入って左にワイドに開くポイントが出来て、ワイドにボールを動かせるようになると、シュツットガルトはそれまできちんとマークについて動きを限定していられたが、ブロックを広げられてしまって、それぞれの距離が開いてしまう。左右両側へ大きく開いてしまってサポートにでられず囲めなくなってしまうと、縦パスを入れさせないように背後から捉えておくことも出来ず、スピードアップを許してしまうようになる。左右へボールを動かされてしまうとそちらにかかりっきりになってしまって、ボールホルダーへのプレッシャーへ向かえなくなってしまう。横へ逃れるパスを何度も出されるとどんどんとその傾向が強くなってしまって、シュツットガルトは足を止めて待っているだけで、前半のように積極的に前へと守備を出来ず、守備から攻撃に繋げるのも難しくなってしまう。シュバインシュタイガーが多く引き出して触り、相手を引き戻しながら左右へと繋げていくことでその形を作る。<br />
シュツットガルトもカウンターへの意識を失ったわけではなく、ボールを奪ってからカウンターへでるためにボールを追い越してオーバーラップを仕掛けていくのは徹底しているものの、追い越していくだけで横の変化に乏しく、バイエルンによって深くまで引き戻されていることも手伝ってそれに拍車がかかっている。ただバイエルンの守備が改善されたわけではなく、それらを掴まえたり、スピードアップされないよう距離を縮めて正面に立つ事も出来ておらず、ディフェンスラインが引いてカウンターへ移行させてしまっているのは確か。ペナルティエリア内に簡単に親友されて激しくぶつかれず、カバーリングを行うために走る選手もおらず、中に入った選手を掴まえてゴール前も相変わらず埋められない。何度もゴールに迫られながら相手のパスの精度やミスによって助けられていて、特にスペースを埋める意識の低さが酷く見える。</p>
<p>終了間際のカウンターから追加点を奪って勝利。</p>
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		<item>
		<title>UEFA Champions League 11/12 Semi final 2ndLeg レアル・マドリー対バイエルン・ミュンヘン</title>
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		<pubDate>Thu, 26 Apr 2012 02:00:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■Real Madrid 2 &#8211; 1 (PK2-3)FC Bayern Munchen 厳しい試合が続くレアル・マドリーは左サイドバックのコエントランとマルセロを入れ替えたものの、メンバーを入れ替えずにこのチ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■Real Madrid 2 &#8211; 1 (PK2-3)FC Bayern Munchen<br />
厳しい試合が続くレアル・マドリーは左サイドバックのコエントランとマルセロを入れ替えたものの、メンバーを入れ替えずにこのチャンピオンズリーグにも挑んでいるものの、それぞれバルセロナよりは一日ずつ試合間隔が空き、多少は休みがあったと言える。対するバイエルンはブンデスリーガではメンバーを大きく落としているためコンディション面に不安は無いといいたいものの、結局の所リベリーやマリオ・ゴメスは出場しなければならない状況を作ってしまったため、完全な休養とはいかなかった。</p>
<p>バイエルンはポゼッションを使用と試合に入り、マドリーはそれに対してフォアチェックをかけて奪い、カウンターへ移行しようとしているが、バイエルンの繋ぎ方は危険な地域では繋がず、前へ蹴り出してしまい、チェックに出てくる裏へと単純なパスを使って攻めようともするため、マドリーは攻撃の位置が下がってしまう。下がった位置からゆっくりとマドリーは構築するわけではなく、パスを繋がずドリブルで持ち上がることを選択している。シャビ・アロンソのワイドに開くフィードは逆サイドを狙っていて、特にアラバの外側へと展開して収めさせ、立ち上がりで二度も通すことに成功をした。省略してチェックから逃れられる手段を持ち、パスではなくドリブルによって変化を加えてしまうわけで、バイエルンがフォアチェックからペースを握ろうとしても奪いに行くことが出来ずにスピードに乗るドリブルのコースを限定して外に押し出していく程度。無理に奪いに行けば抜かれカバーリングを必要とし、他へのマークが緩くなってしまう。片側に人数を集めていくマドリーに対してバイエルンはこれまでのようにブロック全体を同サイドに集めてファーサイドへのケアを怠っている。明確に弱点となっているその部分へのかを全くすることが出来ず、ファーサイドまで流したクロスをダイレクトでシュートに持っていったディ・マリアのシュートがアラバの手に当たってPKになったものの、ファーサイドに人が全く足りない弱点自体を修正してこなかったことが強く影響をしていて、ダイレクトでなく時間を使われたとしてもゴールを奪われてしまった可能性はある。このゴールによって二試合合計で同点に追いつかれアウェーゴール差によってマドリーがリードを奪うことになった。</p>
<p>直後にアラバのスピードアップした直線のドリブルで相手の裏へでてクロスからロッベンのシュートに繋げたものがあった。マドリーの守備意識が前へ向かっている以上、バイエルンの縦へのスピードアップは効果的に機能し、こちらもマドリーはサイドバックの裏側をセンターバックがカバーリングすることを強く意識しているため、ファーサイドや中央に人数が多くいるわけではない。中央にマリオ・ゴメスがいるためそれへのマークをしておかなければならないと同時に、リベリーやロッベン、アラバが裏へ走るのも見なければならない。そしてその間やポジション左右へ動かした後をクロースが補っているために、マドリーは出れば彼にその裏を捉えてしまい、バイエルンは一度戻してもシュバインシュタイガーがきっちりとサポートをしていてすぐに裏への飛び出しに対応できるパスを入れられる。後ろへ戻りながらのプレイを意識させることでバイエルンにもチャンスがあるように見えた。<br />
ただ先にゴールを奪ったのはマドリーでサイドから中央へ繋いだ後、クロースが奪ったこぼれ球が相手の足下にこぼれる不運なものだったものの、アラバがボールしか見ておらず自分の埋めるべきスペースを意識しないプレイをしていたことが原因で、バドシュトゥバーが常に左サイドへ引き出されてしまっていた。ルイス・グスタボが中央を埋めるべく下がっていたものの、一度マドリーを押し下げたときに本来のポジションに戻ってしまい、アラバが戻るべきタイミングでも後ろを全く意識しなかったことが影響をしてしまった。左サイドに人が集まってしまってそのサイドにゾーンを集められていたに等しく、ファーサイドとなる中央にディフェンダーがおらず、隙間が大きく空いていた。そこをクリスチアーノ・ロナウドに使われ、というよりもオンサイドのエリアに体を入れ切れていなかった彼に大きなスペースとオンサイドをプレゼントして、ゴールを献上した。それでも二点を追いかける状況であっても一点を取ればアウェーゴールで並べてしまうという状況はましなものなのかもしれない。</p>
<p>両者共に縦への展開を早くしていて中盤でゆっくりと組み立てることは少ない。バイエルンはリベリーやクロースが引いてマークを引きつけてその裏側にあるスペースへとマリオ・ゴメスやアラバが流れたり上がって利用をする。マークに付いているペペを左右へとマリオ・ゴメスが引っ張っているものの、マドリーはフィードによって裏を意識させられたバイエルンは縦のコンパクトさを保てておらず、押し上げていくことが難しく、動いた後に誰もそこを突けるポジションにいない。時間をかけてポゼッションをしてしまうと陣形を整えられてしまい、ゾーンを左右へ崩させる効果はなくなってしまう。マーカーを引きつけ左右へと揺さぶる効果は、バイタルエリアを意識して中盤とディフェンスラインの距離を縮めるマドリーにはカウンターでしか発揮することは難しい。ただそのカウンターからロッベンが中へとポジションを移してプレイしたことでマドリーはより片側に選手が集まってしまい、ファーサイドへ流れたクロースを誰も見ていない環境を作ることが出来た。特に中央でマリオ・ゴメスが一度触ったことが大きく、中央で足を止めさせたことも上手く作用した。そしてマリオ・ゴメスは反転して裏へ抜け出す動きをし、一度ボールを見てしまったペペらは遅れ、体を掴んで止めたことでPK。カシージャスはボールに触ったものの止めるまでには至らず、これでアウェーゴールを得て二試合合計で同点にまで追いつくことが出来た。</p>
<p>もう一点が必要になったマドリーは攻勢に出るようになったものの、裏を意識して早めに下がり縦へ伸びてしまっているバイエルンを相手に一気に裏へとフィードを通すことが出来ず、ワイドなパスからサイドバックの横へと通すことも出来ない。引いて戻りながらパスを引き出していかなければならず、その動きであればバイエルンもしっかり引っ付いて動きを限定していくことが出来る。反転して抜け出そうとしても背後から掴まえていればスピードに乗っていないことで捉えやすく、複数で向かって奪うことが出来る。それまでのように前向きでボールを持ったままドリブルでスピードアップされるのとは違い、一度足を止めた状態からのドリブルでは混乱させられることは少ない。引いて受ける動きに合わせてその裏へと飛び出しが連動していない、その距離を攻撃陣で保ててていないことが攻撃を単発で終わらせていて、サポートが少なければバイエルンは狙いを絞って向かうことが出来る。ポゼッション時にしても横にスライドするドリブルをしてもボールホルダーを追い越そうともしておらず、視線を一点に絞らせてくれる。<br />
バイエルンはロッベンがボールを持ったときにラームのオーバーラップを呼び込むようになり、左のアラバもリベリーを追い越す動きが多くある。停滞したときに縦へと変化する動きがあることで次の選択肢を作り直すことが出来ているのが強みになっている。その分シュバインシュタイガーがバランスを取って後ろに残ることでサイドバックが上がった後に走られないようにケアもしていて、カウンターの危険を減らしている。<br />
マドリーは自らスピードアップをする手段をあまり持たず、特に引いて前へ出られるように整えた守備を相手にかき乱すような動きが無く運動量も低下してきてしまっている。一度受けに戻ってしまい、そこからスピードアップすることが出来ないことで、マルセロのオーバーラップも前を蓋されてスピードアップできず、フォワードに預けても足を止める、あるいは戻りながらのプレイしか無く、個人で反転するには無理が多すぎ、一度下げてすぐに動き直せば裏を取れるものの、そういった後ろから支えるサポートが少なく、大きな展開に頼らなければならなくなっている。<br />
ロッベンが自由にポジションを動かしていることもあって、マドリーはそれ以外の選手にはマンマーク気味につけて守備をしているものの、ロッベンに対しては引いて受けに戻る動きを許してしまってマルセロが密着して対応することはない。前半半ばまではロッベンがマルセロに自ら近いポジションを取ってドリブルで仕掛けようとしていたこともあって、距離が詰まってスピードアップできず、中へのカットインも前に立たれて対応されてしまっていたものの、距離が開いていることでスピードアップすることもパスを選択することも、ランニングで中へ入ることも制限無く行えるようになっている。前半終了直前のファウルを貰った場面も、そういったものから生まれて、フリーキックもゴールを脅かす惜しいものだった。ペペのハンドの可能性はあったものの、それは取られず。</p>
<p>後半も主な流れは変わらず、ボールホルダーを追い越す動きを見せながら人数をかけるバイエルンは、シュバインシュタイガーのバランス感覚に助けられてそれを維持し、サイドバックを押し上げてマドリーのサイドバックの裏を連携して取ろうとする。特にアルベロアの裏側はペペがマリオ・ゴメスのマーカーになっていることもあってサポートが受けづらく、アラバも含めて流れてくる選手の多さから前へ張り出してディ・マリアの裏をケアしなければならず、対応が厳しくなっている。反対側はラームのオーバーラップ頻度も少なく、セルヒオ・ラモスが自由に動けることもあって背後を使うことは難しく、起点を作って中への展開を狙ってもセンターバック二枚をかわさなければならず、直接フォワードへ横パスを入れるのが難しい。</p>
<p>バイエルンの守備は少し厳しくなったのは、マドリーのフォワードが前半は距離を広げてそれぞれがサポートを得られるような距離を保っていなかったのに対して、後半はエジルとクリスチアーノ・ロナウドやベンゼマらが距離を縮めてパスコースを意識しなければならなくなっている。そのため下がった位置から前へ出て密着したマークでついていき動きを限定して囲い込む一連の流れを作れず、ダイレクトで動かされて裏に動き直されるのを意識しているのか、密着してついていけなくなっている。さらに引いて縦に伸びているバイエルンの守備にマドリーの攻撃陣は付き合わず、ディフェンスラインと戦うのではなく間延びして増えたバイタルエリアにスタートポジションを取り、センターバックとの距離を取っていることもそういった守備をさせづらくしている要因なのかもしれない。<br />
しかしバイエルンも徐々に修正をして自由に受けさせて前を向かせる場面は減ったし、サイドからドリブルで駆け上がられても、センターバックが先に対応にでるだけではなくボランチがでる回数も増え、ボールだけを見てしまうのではなく、しっかりと背後を意識して中の選手を見てポジションを取るようになってきており、ファーサイドだけではなく、マイナスのコースに対応できるだけの厚みも用意しながらリトリートできるようになってきて、弱点を減らしてきている。</p>
<p>バイエルンは攻撃の重心を右側にかけていたときにはバランスを崩してしまっており、逆サイドへ選手をおけておらずサイドが変えられなくなってしまって窮屈なプレイになってしまっていた。マドリーにファーサイドを意識させられなかったことでゾーンをサイドへ絞らせてしまっており、そのために崩しにかかることが出来なかった。左に攻撃の重心を一度戻してからは左で収めたボールを右のロッベンに運び、それをラームが追い越していく横の動きから縦への動きへとスムーズに切り替える事が出来て流れを取り戻していった。一度そういった流れが出来ると、横へのスムーズな展開がマドリーのフォアチェックを抑える効果に繋がり、右から攻撃をスタートしてもアラバをあげて左に残し、左右へ狭くならないようにしていられるようになった。</p>
<p>マドリーの攻撃は足が止まりかけ、足下のボールは繋がっているものの、裏への動き出しの頻度は少なく、ボールを引き出す動きも少ない。きちんとした形でボールを収められても、追い越す動きやセンターバックの背後へと飛び出す動きが少なく、バイタルエリアでボールを持ったからといってボアテングもバドシュトゥバーも前後二つのことを考えなくてもよく、目の前に狙いを絞って守ることが出来る。動き出しの少なさはマドリーの後方から左右へフィードを送って収め起点にするパスすら出せなくしていき、自陣からボールを出すことにも苦労してしまっている。</p>
<p>延長に入ってもマドリーはボールを収めた選手に対してサポートに向かえなくなっており、後半開始時に見せたような距離の近さを保つことが出来ずにバイエルンが複数でチェックにでて囲い込める環境を作ってあげてしまっている。ゴール前でカカとベンゼマのポジションが近くなることはあっても足が止まってディフェンダーに掴まえられている状態で待っているだけであって、動き出して裏を取ろうとも引き出そうともしておらず、停滞からさらに停滞を作ってしまっている。<br />
バイエルンも状況としては大して変わらず、リスクを考えてオーバーラップをサイドバックがあまりせず、ボランチの押し上げもディフェンスラインの押し上げもない。相手陣内でチェックをかわして横に動かせる体勢を作れず、ウイングは孤立して個人で複数を相手にしてキープをするか抜いていかなければならない。ボールが収まり、ディフェンスラインに人が残っているマドリーの方により得点の可能性はあるくらいで、こぼれ球であったり足が止まった瞬間に裏やセンターバックの外側へ収めてシュートへ持っていけるマドリーに対して、バイエルンはマリオ・ゴメス一枚が中央に残ってペペのマンマークに加えてセルヒオ・ラモスのサポートと戦わなければならず、前後どちらの動きも封じられてしまっている。サイドを切り崩す人数も用意できておらず、押し上げもない。アーリークロスを入れていくくらいしか無く、こぼれ球を裏へ出すことすら難しい。</p>
<p>アタッカーをスタート時から二枚変えられたマドリーの方が延長後半に入ってからは運動量と勢いを保ったまま攻撃に出ることが出来ており、特に単純なフィードを入れてイグアインを走らせたり、そのこぼれ球を拾って押し上げたりというような変化を生みやすく、バイエルンはフィードを入れて走ることも難しく、消耗したクロースが前後に繋がなければならなくなっていて、スピードアップするポイントも見つからず、押し上げも飛び出しも期待できない。マリオ・ゴメスも安定して収めようと引いてしまっているためにマドリーのセンターバックが後ろへ走らされることもない。そのため変化のないフィードはピボーテにカットされるだけで、無理にパスを繋ごうとしても選手間の距離を保てていないことから無理なパスになって間に入られてカットされてしまう。リベリーがいなくなったことで前へ運ぶ手段すら失ってしまい、バイエルンの攻撃は立ち行かず、シュートチャンスを得ることすら難しく、跳ね返されるばかりになってしまい、前へボールを運ぶのはリスクを増大させているだけでしかなくなってしまっている。</p>
<p>PK戦にまでもつれ込み、一番手を務めたのがアラバだという所に驚きを感じると同時にきっちりと決めた精神的な強さも驚き。対してノイアーはクリスチアーノ・ロナウドのシュートを止め、一本目からリードを奪った。続いて二本目のカカのシュートも止めて一気に勝利をたぐり寄せたものの、三本目はクロースは強いシュートを打てずにカシージャスに止められ、一本差に。四本目はラームが止められて一気に並び、両キーパーの素晴らしい力が勝負を左右していた。ただ最後を決めるべきセルヒオ・ラモスはゴールマウスの遙か上へ外し、シュバインシュタイガーがきっちりと決めてバイエルンが決勝進出を果たした。</p>
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		<title>UEFA Champions League 11/12 Semi final 2ndLeg バルセロナ対チェルシー</title>
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		<pubDate>Wed, 25 Apr 2012 01:00:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■FC Barcelona 2 &#8211; 2 (Agg-win)Chelsea FC 両チーム共当然のことながらチャンピオンズリーグ第一戦から国内リーグ戦を挟んだ試合ではあるものの、チェルシーは大きくメンバーを変え [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■FC Barcelona 2 &#8211; 2 (Agg-win)Chelsea FC<br />
両チーム共当然のことながらチャンピオンズリーグ第一戦から国内リーグ戦を挟んだ試合ではあるものの、チェルシーは大きくメンバーを変えてアーセナルとの一戦に挑み、バルセロナはクラシコということもあっていくつかメンバーを変更こそしたものの、層の薄い部分を中心として固定化しておかなければならなかった。それに加えて運動量を大きく必要とする3バックのシステムを採用し、試合を有利に進めるポゼッションを展開できなかったこともあって、恐らくレアル・マドリーを消耗させるのではなく、逆に自らが消耗しているとさえ思える試合内容でもあった。この試合でも3バックを採用して試合に臨もうとしているかのように思える。スタート時の形はマスケラーノを右サイドバックへと張り出させた4バックだったものの、守備時は3バックを採用しているときにもセルヒオ・ブスケツがディフェンスラインに入ることで4バックへと変化させているため、この時も変わらず攻撃面ではアンカーとして一列上がり、プジョルとマスケラーノが大きく開いた3バックになる。</p>
<p>チェルシーはチェックに出てこずドログバを前へ残して10人でブロックを構築し守りに入ろうとしている。攻守の切り替えでこそ僅かながらにボールへ向かうことこそあっても、少しでも明確な形でボールを収めてしまえば、自陣に向かってすっと引き、左右への横パスに関しても奪いに来る気配がない。引いてボールを扱おうとするシャビに関しても自陣であればチェックに向かってくることはなく、前を向いてボールを扱わせてくれる。パスの出し手に関してプレッシャーがかからず、構築されているブロックは中央に集められてタッチライン際には大きなスペースがある。それだけであれば受け止めるだけで済んでいるのかもしれないものの、立ち上がりにアレクシス・サンチェスが裏へと飛び出し、そこへフィードを直接入れられたことでチェルシーの意識にダメージを与えられた。パサーがフリーでタイミングを探れるため、飛び出しに合わせたパスも出せる。それを怖がってディフェンスラインが下がるとチェルシーはバルサのポゼッションに対して、ハーフウェーラインを大きく越えても向かっていけなくなり、向かおうとすればバイタルエリアを広げてしまう。どちらにも明確なポジショニングが出来なかったことで縦パスを中央のサンチェスやメッシへ出すことが出来て、最初のシュートへと繋がった。<br />
メッシはすぐに下がってプレイするようになってバイタルエリアよりも相手の中盤の前でボールを多く触ろうとするようになり、その後はセントラル・ミッドフィールダーの外側にポジションを取るなど、中盤の背後へ入ってボールを受けてセンターバックに直接勝負を仕掛けるポジションを取らず、まず中盤に対してドリブルを仕掛け無ければならないポジションにいることが増えた。バイタルエリアにきっちりとサンチェスが入っているため、彼とスペースをつぶし合わないようにする必要もあり、バイタルエリアが広がっていれば、二列を同時に相手にすることなくドリブルで変化をつけられるため、そのポジションを取ったのかもしれない。チェルシーが中盤をさらに押し下げてバイタルエリアを消してからはそういったポジションを取る機会が徐々に減った。<br />
バルサはチームとしてタッチライン際に開いたクエンカを多く使い、チェルシーのブロックを横に引き出してマイナス方向のパスで外から中に動かし、上下の修正を頻繁にさせている。ただチェルシーのブロック構築は、中央の部分は上下にこそ動いてもサイドには引っ張り出されることはなく、サイドアタッカーを下げて対応することはあっても、横の変化は少ない。むしろサイドバック横を使われることに関しては無関心であるかのようで、最終的に中へのクロスを防げば問題ないとしているように大きく空けたままにすることが多く、バルサにしても中の高さや人数を用意できないために外へ広げさせようとする行為が成功しているとは思えない。ただ意識させることが出来ているのは、イニエスタにしてもクエンカにしても中へのカットインを狙えるよう体勢を整えて動くことも多く、中央でショートパスを入れて崩そうとする姿勢も見せているため、無視し続けることは出来ていない。</p>
<p>チェルシーの攻撃は非常にシンプルでフィードによってディフェンスラインの裏へと直接出し、バルサを背後へと引き戻してドログバと競争させようとするものが中心で、プレッシャーを受けたりドログバが下がってそれが出来ないときには奪われないためだけのショートパスを後ろ向きに繋ぎフォアチェックをかわしていく。バルサがチェックをし、待ち構え前へ相手を捉える体勢を整えるまで動かしていくだけで、能動的に崩そうとすることは少なく、裏を取る以外にはサイドアタッカーを使って縦に切り崩してクロスをファーサイドまで送る。ファウルを誘うようにボールを動かしてアピールをして時間を使い、次のプレイを開始するまでさらに時間を使う。時間稼ぎや遅延行為というほどのプレイではなく、ただ僅かながらバルサの連続した攻撃を防ぎつつ苛立たせて精度を落とそうとしているかのよう。</p>
<p>バルサは相手の前や横でこそ安定して動かしていられるものの、殆どの選手が足下へのパスを要求し、足下へのパスを受けてから動いて変化をつけようとしていて、事前にボールを出す先をイメージして展開を続けていられないよう。コントロールして前を向き、時間がかかりながら次を探していたのでは相手に対応するための時間を与えているのと変わらず、足下へパス以外にスペースへのパスを出して前へスピードアップをする展開に持ち込むことが出来ていない。連続して足下のパスが続くことでボールと人の両方をチェルシーは掴みやすく、裏を突く動きにしてもイニエスタが外から中へと動きつつ行うそれぐらいしかない。ただそれもサイドバックの裏でしか無く、センターバックに戻られればコースを消されてしまう。囮になるものではなくボールを引き出す前提でしか動いていないためにディフェンスラインを引っ張る効果がない。サンチェスが試合開始直後にしたように、結果としてパスが来たものの、ボールのないところから動き出してセンターバックに裏への意識を持たせるような囮となるランニングがこの試合には必要なはず。それをサンチェスも足下への意識が強くなってしまってやらなくなったことで停滞していったのかもしれない。</p>
<p>停滞を打破したのはコーナーキックから跳ね返されたところから、左サイドのスペースへとパスが出て、ラインを押し上げようとしていたチェルシーを後ろへ引き戻すことが出来たところから始まった。待ち構えさせるのではなく、自陣ゴールへ向かいながらのプレイをそのパスとクエンカの動きによってさせたことで、マイナス方向に出たパスに対処しきることが出来ず、セルヒオ・ブスケツがフリーになり、ゴールを奪うことが出来た。これで二試合合計で同点になった。</p>
<p>直後にテリーが退場になったのは、ボールのないところでアレクシス・サンチェスに対して膝を上げて明確に蹴っているため。歩いたり走ったりといった膝の上がり方でないのは確かで、意図してやっていることだというのは映像を見れば解る。プレイに関係しない暴力行為でしか無く、レッドカードが出されたことは当然でしょう。バルサが相手だから退場になったのではなく、何処が相手であっても退場になる行為だった。</p>
<p>チェルシーは同点になったことで数的不利になりながらも出てこなければならず、それまでプレスに関して出てこなかった高さまでディフェンスラインを押し上げて攻撃と守備を繋げなければならなかった。それに対してバルセロナは足下へのパスが連続しているものの、次へのプレイを意識しながらボールを受けられるようになってきていて、受けてからパスまでのスピードが上がり、パススピードも速くなって停滞した揺さぶりではなく、積極的な揺さぶりへと改善されてきている。それに加えて再三にわたってイニエスタが裏への飛び出しを見せ、ボールを必要としないタイミングでもそれをしていたことで、パサーにも相手にもその意識を植え付けることに成功しているようだった。それが実を結んだのはカウンターからであったものの、相手の単調なリズムのダイレクトパスを奪って前へ。イニエスタのランニングにボシングワの意識が向かい、オフサイドやメッシのドリブルにも意識を払わなければならず、ボールと人の両方を視界に収めておくことが出来なくなって抜け出して失点。バルサは二試合合計で要約の勝ち越しゴールとなった。ただ一点を取られればアウェーゴールの影響で敗退してしまうのだからより一層の注意が必要な状況になったものの、スペースへのパスを使いながらバルサの攻撃がスムーズになった印象を受けた次の瞬間にはカウンターで失点。クラシコで同点に追いついた後の簡単にゴールを奪われた負けた内容と変わらず、またしても簡単にセンターバックがサイドへと引き出され、隙間を広げてブスケツが戻る時間を得るよりも先に裏を取られてしまった。</p>
<p>後半に入ってバルセロナは明確にディフェンスラインの背後を突くよう動き出すようになって、それが一枚だけの動きではなく複数を絡めて裏と手前、そして横の距離を縮めてパスを細かく繋ぎながら変化を加え、チェルシーの守備を待ち構えさせず、ボールと人の両面を捉えさせず、視線を絶えず動かしていた。裏を使う意識をしっかりと持ち、パスも裏へと出していく。ターンをしながら裏へのパスを処理しなければならなくなれば、正確にボールを捉え続けるのは難しく、セスクへのファウルに繋がってPKになった。ただあのファウルの判断自体は非常に怪しく、足がかかっていたようにも見えるものの、リプレイで見ればそうでなく、シミュレーションだったようにも見える。そういったものであるならゴールが決まらないのは往々にしてあることで、メッシの失敗もその一つになってしまった。必要なゴールなのに、あの場面で他の選手たちが押し込むために動き出していないことを見ても、バルサの方に決まったという油断があったのは確かで、あれではゴールは決まらない。</p>
<p>PKの判断でチェルシーが熱くなったのに加えて、バルサの方もそれに当てられたかのように積極的になった。特にメッシはPKの失敗を取り戻そうとそれまであまりしなかったドリブルでのチャレンジを増やして相手を引きつけ抜こうと意識し始め、他の選手も裏へのランニングを継続している。ただ少し個人の動きになってしまって裏へ走った後のスペースを誰が使うのか、横に誰がサポートに近づいてパス交換をするのか、ゴールへ向かっていくのではなく、安全に繋ごうとして手前に引いてしまう動きも見られるようになり、確実さを求めるプレイが見え、焦りも加わってきたのかもしれない。マスケラーノ一枚を残して攻撃に出て、ダニエウ・アウベスをイニエスタの外側に出して横に大きく選択肢を用意しながらも連携して裏へ抜け出したりパスが出ることは少なく、一時避難場所やそこから直接クロスを狙う以外の変化が見えてこない。徐々に飛び出しから相手の前でボールを収めて抜こうとしたり、センターバックに掴まえられながら裏も取れず、ポストにもなれない選手が増え、フィードやクロスを入れてもマークを剥がせず跳ね返されるだけになってきた。手前でいくら変化をつけても、前後の動きに変化をつけて裏と手前の二択を迫っていかなければ相手は全てを見て待ち構えて対処できるだけに留まらず、前へ出てプレッシャーもかけられる。テージョを投入しても右サイドで孤立させてしまうだけでは何も変化を生むことが出来ずにそれまでの流れから裏への流れを新たに作り出すことにはならず、むしろダニエウ・アウベスの上がるスペースを潰してしまっているだけ。</p>
<p>ケイタを投入してフォワードの位置に入れ、クロスへの選択肢とポストプレイで体を張ってもらおうとしても裏への動きが近くでセットになっていないためにあまりに厳しい要求でしかなく、サイドにダニエウ・アウベスがでられるようになっても、相手を引き戻すような縦の仕掛けからクロスというスムーズな流れを作り事は出来ず、足下で受けてスピードが止まったところから仕掛けてクロスに持ち込もうとしてしまう。左のテージョにしてもそれは変わらず、スペースへパスが出て、その勢いのままクロスに持ち込んでいない。横に動かして自ら足を止めてしまってディフェンスラインで戦う選手は僅か。相手の前で横一列に並んでボールを動かしていても脅威にはならず、パスの後に動き直して前へ飛び出していけば脅威になることは出来るかもしれないが、それをやっていない。<br />
80分を越えてからはオフサイドになったものの裏を取ってゴールに迫り、メッシのシュートがポストに当たったのもあった。チェルシーのディフェンスラインに中盤が吸収されて厚みが無くなって、仕掛けやすい環境と縦の変化が致命的になる状況を作れたが、それを活かせない。チェルシーのカウンターはドログバが下がってからは収めてくれる選手がいなくなったこともあって機能せず、バルサが攻め続けているだけに余計に状態が膠着してしまって、チェルシーに横パスをカットに出る勇気を与えてしまうだけ。</p>
<p>最後は実際にあったかどうかは別として、ペナルティエリア内のハンドのアピールを取ってもらえずカウンターを受け、フェルナンド・トーレスにゴールを奪われてアウェーゴール差だけではなくトータルスコアでも負けた。</p>
<p>結果論でしかないものの、3バックの問題点であるポゼッション時の距離の遠さや左右へ大きく開きすぎるバランスの悪さを改善することが出来ず、中央に厚みをもたらせないまま横へ展開し続けることになってしまった。それに加えて、縦の運動量に乏しく裏へ抜ける動きや引いて受ける動きに合わせて飛び出すことも出来ず、足下のパスが連続してしまったことも縦に薄い3バックの影響だと言えるのかもしれない。それを補うための運動量を出せる日程であれば十分に機能していたのかもしれないものの、厳しい相手と日程の中でとるべき戦術ではなかったように思う。4バックであればウイングとサイドバックを縦に連携させることで、ペナルティエリア横をオーバーラップのスピードを維持したまま切り崩し、相手にゴールへ向かわせながら守備をさせることが出来ていたかもしれず、一点目のような形をもっと作れていたのかもしれない。</p>
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		<title>Bundesliga 32. Spieltag ヴォルフスブルク対バイエルン・ミュンヘン</title>
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		<pubDate>Sun, 22 Apr 2012 13:00:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■Werder Bremen 1 &#8211; 2 FC Bayern Munchen ブンデスリーガの優勝がドルトムントにほぼ決まった状態の中、チャンピオンズリーグの第二戦を控えたバイエルンは、シュバインシュタイガー [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■Werder Bremen 1 &#8211; 2 FC Bayern Munchen<br />
ブンデスリーガの優勝がドルトムントにほぼ決まった状態の中、チャンピオンズリーグの第二戦を控えたバイエルンは、シュバインシュタイガーやノイアーこそ出場しているものの、宇佐美まで出場をするほど大きくメンバーを落として試合に臨んでいる。他にはチャンピオンズリーグに先発する可能性のある選手としてはルイス・グスタボやミュラーが先発しているものの、ラームはベンチ入りすらせずに休ませている。消化試合気味であるとはいえ、宇佐美にはようやく回ってきた出場機会であるだけに、アピールを期待したい。</p>
<p>宇佐美は右サイドでスタートしている。守備への運動量は少なく、フォアチェックにかける労力や詰めるときに足を出して奪える寄せ方ではなく、ボールのないところでは歩いている姿が目立ち、スペースの埋め方に関しても積極的であるようには見えない。攻撃時もパスを呼び込むような大きな動きこそ少ないものの、横への意識は非常に強くあり、ミュラーやペテルセンと上手くポジションを入れ替え、サポートを行いながら、サポートを得ようとしている。右の突破から絶妙なクロスを入れられたのもミュラーとの距離が近かったらこそのもので、足下へ届く精度も申し分ないものだった。残念ながらペテルセンがそれを決められなかったことでアシストにはならなかったものの、チームメイトに向けてのアピールにはなったようで、裏へ抜け出すタイミングでボールをもらえたり、縦へ仕掛けられるタイミングでパスをもらえるように、存在を意識してもらえるようになってパスを受けられるようになった。ただ動き続けてボールをもらえるポジションを取ることに関してズレがあるようで、足下へ収めることを求めるパスが宇佐美の動きの逆を突いていることが多く、それがズレとなってミスとなり、相手ボールへとなってしまうことも多い。</p>
<p>バイエルンの全体として通常のモチベーションを保てていないためかフォアチェックにかける意識が低く、攻守を切り替えて前で奪ってクイックな展開へと結びつけることは出来ていない。特にアタッカーが前へ向かう意識に乏しくボランチもそれがコースを限定してくれないことで前へ向かえず、奪う位置が低くなりがちになっている。そこにはセンターバックの二人が本職ではないこともあるのかもしれないものの、ルイス・グスタボはバドシュトゥバーがやっているように左サイドバックの裏のケアであったり前へ張り出してカットを狙う動きも問題なくこなせている。前へ出るタイミングも問題はなく、裏を取られる可能性のあるところでは出ず、きちんと動きを制限してボランチと挟み込むこともしている。ただ徐々に中盤が前へと向かう守備をしていないことがブレーメンの余裕に繋がり、ボランチ前でボール持たれてしまい、バイエルンのディフェンスラインは踏みとどまっているものの、プレッシャーがかからないまま止まっているために裏への動きを捉えきれず、パスも防げず、何度か飛び出しを許してしまった。裏を取られたことでディフェンスラインが踏みとどまり、前へ向かう守備をしていくのが難しくなり、下がったところをポストプレイで使われるようにもなってきており、メンバーは変わっているとはいえ、バイエルンの抱える守備の問題点はそのまま引き継いでしまっている。<br />
攻撃面では足下で収めてキープできる選手があまりに少ないこともあって、縦へのクイックな展開になっていることが多く、中盤のサイドでボールを収めて起点を作り、オーバーラップやボランチのサポートを待って展開することは出来ていない。ボランチへボールが収まることは多く、そこからワイドに展開することはあっても、足下というよりもオリッチや宇佐美を走らせようとするパスも多く、単純なものになっている。そのためブレーメンには読まれやすく、動きを捉えられて動き出しの早さで先手を取ることが出来ず、先に触られてカットされてしまう。通ったとしてもシンプルであるが故に中の枚数や戻してから中へといった人数や変化をつけづらく、クロスを入れられる状況であってもペナルティエリア内に選手がおらずシュートを無理に狙わなければならないなど、苦しさも見えてくる。</p>
<p>クイックな展開だけではなく、ミュラーが下がってボールを引き出してキープをし、バランスを取ってその間にプラニッチが上がり、中盤でキープをしてゆっくりとした展開も少しずつ狙えるようになった。継続して行けていないのはパスの精度の面で問題があり、誤差が多すぎるために繋がらず、カットされるのではなく相手に渡ってしまう回数が多いため、スローテンポであればその危険が増えるため、継続には至らなかった。しかしペナルティエリアの人数が少ない問題もオリッチが左サイドから早めのフォワードの位置へと上がることで二枚を用意し、ファーサイドからウイングが絞らなくとも二枚中央にいられる状況を作り、外からの展開をクロスを活かせるシステムになってきている。それをサポートするためにコンテントは高くポジションを保ち、その裏をグスタボが張り出してサポートをする。ただ縦の連携が出来ないことは問題で、右の宇佐美とラフィーニャが入れ替わることでクロスまで持っていけるのに対して、縦を塞がれてしまうとコンテント一人では展開先を見つけられず止められてしまう。コンテントの裏を常にグスタボがケアしていることでシュバインシュタイガーがセンターバックの間を見て下がらなければならないため高いポジションを取れないことも攻撃に厚みを作れず左サイドにサポートを持っていけない要因でもあり、プラニッチが左に流れてカバーリングと攻撃の両面をこなしていた方がバランスを取れるのではないかと思ってしまう。ただプラニッチも裏への意識は強く持っているお陰でセンターバックのサポートでの貢献は大きく、ボールを引き出して動かすところでも多く関われている。</p>
<p>後半に入るとバイエルンはディフェンスラインで落ち着いてボールを回して、ゆっくりと人数をかけられるくらい時間をかけて動かすようになった。ブレーメンも積極的に前へ出てプレッシャーをかけてくるわけではないため余裕はあり、サイドバックのポジションをあげながら動かしていける。斜めへ進んでいくパスからマークも受けずに中へ動かしていく。ただウイングに関してはマークを厳しくして背後からぶつかることで収めさせず起点にさせないよう意識しているようで、特に宇佐美は強くぶつかられることでコントロールすらままならず、それから逃げる動きをしてしまって、タッチライン際で相手サイドバックを引きつける囮になる以外には立ち上がりは役に立てていない。徐々にワンツーを使いながらカットインをしたり、正確なアーリークロスを入れたりと十分に機能している様子は窺えるも、それが継続できない所に問題があるのかもしれない。<br />
他でもプレッシャーを受けていない中盤がフォワードへ早めに当てようとしていることをペテルセンが感じ切れていない部分があり、ボールを見ずに動き直してポジションを探っている段階でパスが出てしまい、カットされてカウンターを受けることもある。フォアチェックが機能しないバイエルンは、そのままピサロやローゼンベリに裏へと走られてしまってピンチを作ったり、パスの出し手に向かえていないそのままの影響からフリーでクロスを許して、ノイアーのファインセーブでそこは防いだものの、コーナーキックでも集中が足りずにこぼれ球をナウドに押し込まれ先制を許してしまった。攻守の切り替えの遅さは致命的で、一歩動かせば先に触れるような状況でも接触を嫌っているのか足を止めて見てしまって、ボールを前へ出されてしまってプレッシャーをかけられない位置へとでられてしまう。ティモシュチュクは前や左に大きく素早く出てしまうルイス・グスタボのカバーリングを上手くこなしていてラフィーニャと共に上手くスライドをしている。ロッベンが出場していれば献身的に戻ってその外側を埋めているはずの所を宇佐美が埋められていないのはマイナスなものの、ブレーメンに逆サイドを使う意識が少ないお陰でピンチはその部分で作ってはいないが、同サイドでボールをロストしても全力で戻らないのは危険を増加させている。</p>
<p>リベリーとクロースが投入されてからのバイエルンは左に起点を作れるようになったことでコンテントがそれを追い越していけるようになって、左側でも縦の連携から切り崩しを狙えるようになり、左に収めてから中へのパスを使った横への変化も加えられるようになった。それのサポートをクロースやシュバインシュタイガーが行い、コンテントのポジションの高さが安定をしていくようになった。マリオ・ゴメスも投入されたことで中央にポイントが出来て、アーリークロスやフィードを送っても先に触れる環境が出来、左右だけに狙いを絞られて厳しくマークをされる状況から抜け出し、サイドから中へと動かしていくだけの余裕を手に入れた。動きのある攻撃が出来るようになると、攻守を切り替えたときにも厚みとスムーズさが加わるようになり、前で相手の攻撃を押さえ奪い、コースを限定していけるようになる。低かったバイエルンのディフェンスラインも高さを取り戻してコンパクトに保ちやすくなって、奪えないまでもコースを限定して次を守りやすくできるようになった。</p>
<p>カウンターからリベリーのクロスをナウドが押し込んでしまいオウンゴールで追いついたバイエルンは、その後も中央からリベリーやミュラーが後ろからのボールを引き出してコンビネーションを活かしながら前へ運んでいくものの、早い時間帯で三枚を代えてフル出場が決まった宇佐美は運動量が落ちてしまって守備に引き戻されると攻撃に出るタイミングが遅く間に合わない場面も見られた。ゴールへ迫るときに、中の厚みと外への選択肢の二つを用意しきれず、時間をかけなければそれをすることが難しい。前へ残っても再びサイドバックに背後から捉えられてしまって、縦パスを収めていくことは出来ず、他の選手にしても球際の部分で激しくぶつかろうとせずに待ってしまったり、ボールを受けに行かずに立ち止まっていることも多い。ボールがあるところでは動いていても、無いところのランニングは少なく、ブレーメンにしてもそういった面でピリッとした緊張感というのはそれほど感じられない。カウンターにでられる状況でありながらも、パスを出せずに停滞をしてオーバーラップを待ってしまったり、オーバーラップこそしっかりあって、後方から押し上げてきているものの活かすスピードアップできる状況やパスを出せていない。</p>
<p>試合自体はリベリーのお陰で逆転のゴールを奪い、勝利を収められた。出場機会を得られていなかった宇佐美にとってこの試合が大きなアピールになったのは確かで、通用するドリブルやクロスの精度を見せられた。パワー不足であったり、運動量や守備に対する意識の低さは変わらなかったものの、ゴール前へ飛び込んだり、横のポジションチェンジのスムーズさもあったし、サポートを得たときのカットインでチャンスも作った。ただ同じポジションではロッベンが比較対象になるだけに、試合日程に余裕のある残り二試合に出場できるとは思えない。消化試合だからと割り切ればあるのかもしれないものの、今季限りのレンタルのため、積極的に使おうとすることは思えない。</p>
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		<title>Liga Espanola Jornada 35. バルセロナ対レアル・マドリー / クラシコ</title>
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		<pubDate>Sun, 22 Apr 2012 01:00:00 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■FC Barcelona 1 &#8211; 2 Real Madrid 試合間隔がマドリーに比べ一日詰まっているバルセロナはチャンピオンズリーグからアレクシス・サンチェスや途中で投入されたペドロらを先発起用せず、テー [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■FC Barcelona 1 &#8211; 2 Real Madrid<br />
試合間隔がマドリーに比べ一日詰まっているバルセロナはチャンピオンズリーグからアレクシス・サンチェスや途中で投入されたペドロらを先発起用せず、テージョを先発させてきた。レアル・マドリーはバイエルン戦と全くメンバーを変えておらず、噂されていたようなピボーテを三枚にしたり、カカとエジルを併用するような変化もない。もちろんコエントランも先発しており、もしかするとテージョの起用は、ロッベンに散々やられていたそこを突くためのものなのかもしれない。<br />
ただスタート時の布陣は3バックに近い状態を採用して左にアドリアーノを置いてダニエウ・アウベスを右のウイングに、セルヒオ・ブスケツがセンターバックとアンカーを行き来する形になり、プジョルが右のサイドバックのような位置に大きく張り出している。テージョにコエントランの攻略を任せるのではなく、ダニエウ・アウベスに任せたようだ。<br />
この試合はチャンピオンズリーグとは違いブスケツのポジションが高く、シャビと横並びの関係に近いのは変わっていない。守備時にディフェンスラインに入ってそこから組み立てにも参加し、十分にポゼッションしてから上がっていく。彼がセンターバックに入ったときにはイニエスタやシャビが大きく引いてバイタルエリアを空けないようにしているものの、そうしているのではなく、そうさせられている印象が強い。後方からのパスが上手く繋がらず、マドリーのラインとブロックが高い位置にあることもあってスペースが少なく少しのパスのずれもゆるされず、ベンゼマやケディラを中心としたフォアチェックによってプレッシャーを与えられていることもミスを呼ぶ原因になっている。コンパクトに保っていることでバルサはパスで揺さぶれず、マドリーはきっちりと出し手にも受け手にもプレッシャーをかけて近く距離を保っている。横へ連続した繋ぎをさせてもらえず、タッチライン際へ通しだしていくようにプレッシャーをかけてきており、縦への変化の少ないパスしか許してもらえていない。ディフェンスラインを引っ張る選手も出場をしておらず、ダニエウ・アウベスが右サイドでダイナミックな動きはあってもライン全体を引っ張るほどの効果はなく、特にセンターバックを中央で引っ張る効果はない。メッシは上下動をしていても、ぺぺやセルヒオ・ラモスは受ける動きについて前へ出てくることが出来ており、バイタルエリアで納めようとするパスへ激しく出てこられてしまう。そういったところから奪ってカウンターへと繋げていくのがマドリーで、速攻からクリスチアーノ・ロナウドを中心とした縦へのスピードを作っていく。プジョルが対峙していられる状況であれば問題ないものの、それ以外の選手を見なければならないことや、ディフェンスラインの人数と上がってくる相手が同数になって外へ出られないこともあり、そういったときは戻りながら中盤の選手が対応しなければならなくなる。そういった中でブスケツがファウルで止め、そのフリーキックからコーナーを取られ、そしてコーナーキックからこぼれ球を押し込まれて先制点を奪われてしまった。</p>
<p>一点を取ったマドリーは前へ出てくる時間が減って後ろに下がってブロックを構築するようになった。外へ押し出すような守りは変わっていないものの、ピボーテの左右へポジションを取るようなメッシに対して密着したとらえ方が出来ず、シャビ・アロンソやケディラが見ているものの、センターバックが出てこられない位置を取るようになった。イニエスタも同じくピボーテの横で受けて中盤の底のバランスを左右へ動かそうとしており、その後を埋めようと攻撃陣をマドリーは引き戻して埋める、あるいはセンターバックが前へ出て対処しなければならない。この試合チアゴがシャビの代わりに引いてプレイすることが多く、それがミスに繋がって奪われるミスも多くなってしまっているものの、シャビが前に出て行くことでメッシが相手を引き出している裏側をつくことが出来、得点には至らなかったものの裏を突いたシャビの飛び出しから決定的な形を作れた。シャビがバイタルエリアにはいることでメッシとの縦関係を作り、シャビが引きつけてメッシの動きをサポートすることもあり、近い距離でパスを繋げる状態を作れたことで中央からパスを通してゴールへ迫ろうと出来るようになった。<br />
しかしながらマドリーのマークの距離が近いことや、一枚ではなく二つのラインを相手にすることもあって、ドリブルで仕掛けて変化をつけたり注意を引くようなことが出来ておらず、テージョも仕掛けられる持ち方であっても繋ぐことを優先してしまって突破を狙えず横に逃げてしまっている。パスを繋ぐことだけしかしていないことでマドリーの守備のタイミングを絞らせてしまって、足下へのパスが連続していることもそれを助けている。裏への動き出しの少なさと、仕掛けの少なさ、チーム全体が動く要素が無く、テージョが無理に仕掛けるようになっても、スピードを活かせるパスからの動きではない。アウベスも早いタイミングのクロスが多く、コエントランがバイエルン戦で失敗したような対応を取らせることが出来ておらず、深く切り崩すこともないため、待ちかまえた形で処理させてしまって、ディフェンダーとキーパーの間にボールを入れられず、戻りながらの処理を強いることも出来ていない。</p>
<p>後半も3バックを中心としたシステムを変えることはなく、ダニエウ・アウベスが右のウイングに入っているのも変わっていないが、しかし少しばかりディフェンスラインと戦う意識は出てきている。メッシが予めセンターバックに引っ付いてみたり左右のウイングもディフェンスラインを引っ張ろうと走ることも増えた。イニエスタやシャビも同じように前へ向かう回数も増えて、仕掛けのドリブルも増えた。メッシが引いてドリブルするだけではなく、チアゴが持ち上がる際の変化をつけられるようになって相手を引きつけたり、動きながらパスを引き出そうとするようになった。中央のバイタルエリアに人が入らないことに代わりはないが、わざとそこに入れていないのか、仕掛けてセンターバックを引き出してディフェンスラインに乱れを作ろうとして、ドリブルの変化に繋げようとしているものの上手くいかない。ただ中央に目を向けさせて足を止めることには成功をしてテージョの抜け出しを演出したものの枠に飛ばず。<br />
この試合のバルサは攻守の切り替えをしっかりしているものの、奪うために向かっていけず、相手の前に入ってコースはふさげていても相手のミスを誘って奪ったりタッチラインを割らせるようなこともなかなか出来ていない。3バックであることで後ろのカバーを意識しなければならないことで重心が後ろにかかっているのかもしれず、サイドバックがいないことで向かっていった後をしっかりとカバーリングをしてくれる選手がいないこともそれに影響をしているのかもしれない。攻撃時に足下のパスが連続してスペースへの動きとパスが連動していないことも前への勢いを持続したまま守備に切り替えることが出来ず、足が止まった状態から守備が始まることもそういった勢いのある守備を出来ない要因なのかもしれない。マドリーが全員を引かせて守りに人数をかけているためカウンターの心配は少なく案っている者の、待ちかまえて出てこられる状況を作ってしまっているため、前へ向かいながら守備をすることが出来ている。前へ出てカットしてそのまま持ち上がられて、バルサの守備に切り替える裏側へすぐに出られてしまう。前へ横に大きく選手を並べていると中盤とのバランスの悪さからこうなってしまうことが多くなってしまう。</p>
<p>シャビに代えてアレクシス・サンチェスを投入したことでバルサのシステムとして4バックに変化をすることはなく、前後の配置が換わることはなく、サンチェスをフォワードの中央に配置して、ディフェンスラインを引っ張る役割を彼にやってもらいつつ、バイタルエリアを広げる役割も担う。そしてメッシがドリブルできるスペースを増やして一人抜いた後のカバーを入れさせず、突破を狙わせる。イニエスタらにも集中できていた守備をドリブルに向けさせることでフリーにし、外を空けさせる。そういった縦の動きで変化をつけられるアレクシス・サンチェスが入ったことであっという間に同点へと追いついてしまった。だが不用意に前へ出た裏を一気に取られてしまってあっという間にカウンターから右サイドで納められ、クリスチアーノ・ロナウドにセンターバックの中央を割られてしまってせっかくの同点ゴールをふいにしてしまった。</p>
<p>再びリード許した直後にアドリアーノを下げてペドロを入れたことでダニエウ・アウベスが右サイドに下がり、右のウイングにペドロが入ったが、マドリーも修正をしてきてグラネロが入り、メッシを掴まえやすい環境を作り、一列下がってプレイする機会が増えたメッシをピボーテがしっかりと掴んでおくようにして、ドリブルやスペースの動きを封じてくるようになった。サンチェスはしっかりと飛び出しながら変化をつけ、フィードも納めて一人で多くの役割をこなしているものの、そのサポートをする選手が足りず、それに見合うだけの動きを周りが出来ていない。ドリブルに連動をして走っても変化をつけるには至らず、前へ向かうだけで斜めや横の変化がない。ウイングが絞りながらゴールへ迫ることもなく、守る側は対処のしやすいものになっている。運動量が明らかに落ちたバルサはマドリーの攻撃にも対処することが出来ず、カウンターを止めるファウルも増えた。ファウルで止めて時間を稼がれて苛立たされ、より攻撃が単調になっていく。時間を稼がれる外側でのプレイをされる回数が増えてセットプレイを置く取られて時間をさらに使われ、後ろに引き戻されてバルサは攻撃へスピードアップさせてもらえない。最後は集中の切れた散漫なプレイが増えて攻守共に精度を欠いたプレイばかりになってしまい、勝ち越すことはおろか同点にすることすら不可能だと思うようなプレイしかなくなってしまった。</p>
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		<title>UEFA Champions League 11/12 Semi final 1stLeg チェルシー対バルセロナ</title>
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		<pubDate>Thu, 19 Apr 2012 00:00:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
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		<description><![CDATA[■Chelsea FC 1 &#8211; 0 FC Barcelona バルサは布陣としてイニエスタを左に大きく出してウイングの役割を与え、セスクがそれとポジションを動かしながら中央に入り、メッシ、アレクシス・サンチェ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■Chelsea FC 1 &#8211; 0 FC Barcelona<br />
バルサは布陣としてイニエスタを左に大きく出してウイングの役割を与え、セスクがそれとポジションを動かしながら中央に入り、メッシ、アレクシス・サンチェスと並ぶ。通常のセルヒオ・ブスケツ一枚にアンカーを任せるスタイルと比べるとシャビの位置が低くドブレ・ピボーテの印象を受けるほどのスタートにした。チェルシーのチェックやマークの距離は比較的近く、集中して人につき向かってくる。自分たちの前で捉えておいてボールと人を見られる状況を作り、左右のパスにも修正をしていく。シャビのポジションはそれに押されているために低くなっているのではなく、セスクが中央を引っ張り、サンチェスが右でラインと戦う。そこに高いポジションを取ればメッシの動くスペースを消してしまうため、意図的にポジションを下げ、メッシのポジションに応じて上下動をコントロールし、バイタルエリアにあるスペースを消さないようにし、飛び出しや動き直しを助けている。チェルシーはボールと人を同時に捉えておこうとする意識が強いため、守備時にゾーンを左右へ広げず、狭めてブロックを作り、中盤も守備に専念させるアンカー的役割の選手を置かず、フラットになる、あるいは入ってくる選手に対応して役割を変えながら底に入っている。そのためサイドを動かして変化を作る動きに対して修正が間に合わず、横の修正のために裏への意識を疎かにして飛び出させてくれることもある。サンチェスは上手く反対側からのランニングで抜け出したものの、ループシュートは不運にもクロスバーに当たってゴールはならなかった。</p>
<p>バルサは高いラインの裏を二度もドログバに走られてしまった。チェルシーは最後尾から中盤を省略して一本のフィードでドログバを走らせられることで、バルサとしては徒労に終わる、チェックにでた裏を取られる危険性の高さから十分にフォアチェックが機能をしておらず、ミスからボールを失ってしまい、そこからカウンターを受けることでも直接裏を意識した攻撃をされている。前へと向かって防ごうとしてくる相手に、メッシが下がってブスケツらとワンツーで横パスを使いながら攻め上がろうとするところにその要因があり、十分に動き直してポジションの修正を行い、揺さぶりながらであっても、チェルシーの守備は引き出されずに見ているため、横パスや出るタイミングがわかりきっている縦パスに反応が早く、そのカットを狙って鋭いカウンターへと繋げようとしている。体の接触が伴う縦への守備のため、バルサはサンチェスやセスクが中心となってディフェンスラインの裏を取って相手の意識を背後へ向けようとしている。ボールを動かしてポゼッションをし、タッチライン際のイニエスタやダニエウ・アウベスらにボールを預けて広げて揺さぶり、そして押し下げてから横パスを入れて中央のメッシに変化をつけさせる。ディフェンダーの前でスライドをすれば十分に押し下げたそこからなら前へ出れば裏への変化に繋がり、他へのパスからゴールを狙える。イニエスタのシュートのこぼれ球をセスクがいつものようにミスをしなければ、ここでも先制点は奪えていたかもしれない。</p>
<p>プジョルは試合開始からドログバを強く意識したポジショニングを取っていて、彼にボールが収まらないように前へと素早く動き出して背後から捉えて動きを限定すると同時にカットを狙った動きをしていた。それが裏目に出て裏への動き出しに間に合わなかったり、足を滑らせる要因になっていた。タイミングもドログバの動きとパススピードやタイミングの早さに合わず、先に触られてしまうことが多かった。先に触られて動きを制限できず、動き直されて裏を取られたり他を押し上げるパスに繋げられてしまうなど攻撃の中核として機能されてしまっていたが、前半半ばになってそのタイミングを合わせられるようになったようで、フィードには体をぶつけて競り勝ち、縦パスには先に体を入れてカットできるまでになった。そういった状況が出来上がると、ドログバに頼った組み立てをチェルシーは中心とすることが出来ず、横への展開も高い位置で行えなくなっている。ドログバ自身もその状況で思うようにプレイできないことをアピールするためにファウルの要求や倒れて時間を消費する回数が非常に多くなっている。チェルシーの組み立てる位置は低く、センターバックや中盤の低い位置から、ワイドレンジなロングパスを中心としている。それを左右に開いたウイングへと出すため、よりが長く精度も必要になってくる。テリーやケーヒルにそれがぴたりと収められるパスを出せるほどのものはなく、通せたとしてもぎりぎりの長さのそれでは足下でコントロールすることは難しく、他のサポートを必要とするが、サイドバックのイバノビッチやアシュリー・コールの押し上げは少なく、中盤やフォワードのサポートもなく奪われてしまう。それらに成功をすればようやく複数で動かし、攻撃の形を作れるものの、組み立て位置の低さからそれを成功させることが難しいのは変わらない。前半終盤にかけてサイドバックや中盤を押し上げてタッチライン際やディフェンスラインに入り込む多くの選手をチェルシーは作り出せたものの、バルサがコンパクトに保っていることもあって、前に人数を溜めてフラットに厚みを失ってしまう以外の効果はなかった。<br />
ただ先制点はチェルシーが取り、直前に足を滑らせて怪我をしたメッシへのパスからボールを奪われてカウンターを許し、ドログバの動きに釣られすぎてラミレスをフリーにしてしまった。直接シュートを狙えるほどのスペースを与えてしまったことで、ドログバの動きよりもシュートコースや中へのカットインを警戒する方が優先されてしまって、ファーサイドへのパスを通してしまった。前半終了間際の最も悪い時間に、それまで狙われ続けたとおりにメッシの所をから奪われて最悪の形で失点をしてしまった。</p>
<p>後半もバルサのやり方自体は変わらないものの、シャビが少しずつポジションを上げて右のダニエウ・アウベスが下がり、左のアドリアーノはポジションを上げていく。その代わり前半は中へと動いてゴールに近いところでのプレイを目指していたアレクシス・サンチェスが右へ大きく開いて相手を広げる役割を担い、殆ど3バックと呼べる状況を作っている。攻撃の組み立て位置をより高く設定し、横へボールを動かす位置を上げることでチェルシーの守備を押し込みつつ、ウイングによって横幅を広げて隙間を作ってドリブルでの仕掛けやワンツーの崩しを狙えるスペースを得ようとしているよう。<br />
チェルシーはパスの出し手にはそれほど強くプレッシャーをかけられないままであるものの、ずるずると下がらず踏みとどまり、受け手がボールを受けるために動けばそれに素早く詰めて後ろ向きのコントロールしか許さないようにしている。前を向こうとすれば体を強く当てるため、バルサは縦パスを入れても効果的に前を向くことが出来ずに下げてしまい、チェルシーの守備を下げる効果を得られていない。横へ動かすことも、縦へ入れられないからこそであって、横に動かしている間にバイタルエリアへと入り込む動きの少なさも、その表れ。アレクシス・サンチェスが外から中へとその中で動くことでチェルシーの見てないエリアからバイタルエリアに入り、裏へと動き出してチャンスを作り、その次はイニエスタが中へとスライドしていくことで外をアドリアーノに任せてチャンスを作った。この形を採用するとウイングが外に残って孤立してしまうことが多いものの、この試合は中への動きを柔軟にしてチャンスを作ることに繋げている。</p>
<p>チェルシーは前半のようにフィードによって組み立てることが少なく、踏みとどまった位置から前へとボール奪いに出て、その勢いのままパスをせずに持ち上がる。スピードアップしたものを受け止めるのは難しく、押し下げられることにも繋がり、その間にタッチライン際にフォワードが流れて縦パスを受けてバルサを押し下げ、そして横に渡して、戻してバルサのプレッシャーが無くなってから反対側へと動かしていく。守備時にきっちりと引いて10人で守るほどの人数を用意して中央のブロックを構築してバイタルエリアを閉じていく。メッシのドリブルでの仕掛けにしても、センターバックが無理に奪いに来ずに居続けて、中盤の戻りと合わせて周囲をぐるりと囲んでしまうことで防いでいる。そういった後方に用意している人数の多さが、攻撃に出たときにパスの選択肢を削ることにも繋がっているため、奪った選手が持ち上がらなければならなくなっている。特にドログバまでもが下がり、文字通りの全員守備を行っている時間も多いのだからそうせざるを得えない。バイタルエリアを閉じるために攻撃の選手を引き戻していることがチェルシーにとってはマイナスの面もあり、バイタルエリアに入られたときに挟み込める環境にあり、中盤が戻りながら背中からぶつかることも多い。それをファウルとして取られやすく、守備を専門としない攻撃の選手がするためによりファウルを取られやすい守備をしてしまう。ただバルサはファウルを貰おうと倒れているのではなく、当たればファウルになる位置へボールを置いてプレイしているからこそファウルになっている。</p>
<p>サンチェスに代わってペドロが入ってからは彼ウイングとしての役割を全うするためにタッチライン際に張り付いて相手を広げようと残り続けるようになり、サンチェスのように柔軟に中へとポジションを移してゴールへ迫れなくなってしまった。確かにペドロへとパスを出すことで一人相手を引き出すことには繋がるものの、ダニエウ・アウベスが中へ入って外を駆け上がる場面はなく、停滞したプレイになって縦の勢いを出せなくなってしまう。ダニエウ・アウベスが上がれるよう4バックのバランスに戻したことで左のイニエスタが中へ入り、ペドロはボールを持って中へのカットインを優先させて縦の連携が出来る場面も見られるようになったものの、回数は少なく、右が孤立して逃れるポイントとしてしか利用しづらくなってしまった。チアゴは相手の隙間に入るべく動き、これまでメッシ以外が入れていなかったプレッシャーの多いバイタルエリアに入ってボールを受けようとし、イニエスタもそれと近く保ってメッシと細かな連携を相手の中央で狙うようになった。ただそれがゴールを焦って縦パスを無理に入れようとすることに繋がって、自由もなく受ける体勢も整っていないメッシに無理矢理出していくだけになっている。外へ開いているイニエスタやペドロにしても相手の前でプレイするだけで、ゴールへ向かう動きは中央だけにしかない。ウイングへの横パスと、それを受ける動きに連動してサイドバックの背後を取る動き、それを作り出せていないことが大きく、チェルシーの守備を、ゴールに向かわせながら後ろ向きに守備を強いることが出来ておらず、待ち構えさせてしまっている。ただ終了間際になってチェルシーがゴール前に張り付かず、前へと出て止めに出てきてくれたお陰でバイタルエリアが大きく広がり、ブロックが乱れて隙間が広がっていった。その中でメッシの長いパスからブスケツが落とし、ペドロまで流していく縦と横の揺さぶりを見せることが出来た。シュートもゴールポストに当たる惜しいもので、それまでの崩しと共に上手く行っていたものの、詰めていたセルヒオ・ブスケツが決めきることが出来ずにふかしてしまい、またしてもゴールのチャンスを逃してしまった。</p>
<p>試合中何度かあったゴールチャンスを全て逃したバルサに対して一度の決定機をしっかりと決めきったチェルシーの決定力の違いがこの試合の結果を大きく左右し、第二戦はバルサは二点を取って勝たなければならなくなり、さらには一点も許せない厳しい状況へと身を置くことになってしまった。そしてその前にはクラシコが待っている。</p>
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		<title>UEFA Champions League 11/12 Semi final 1stLeg バイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリー</title>
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		<pubDate>Wed, 18 Apr 2012 01:00:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■FC Bayern Munchen 2 &#8211; 1 Real Madrid バイエルンは現状で考えられる最善のメンバーを揃え、特にシュバインシュタイガーとクロースを併用できていることが大きく、さらにそれをボラン [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■FC Bayern Munchen 2 &#8211; 1 Real Madrid<br />
バイエルンは現状で考えられる最善のメンバーを揃え、特にシュバインシュタイガーとクロースを併用できていることが大きく、さらにそれをボランチの守備を必要とする横関係での起用ではなく、攻守に入れ替わり動ける縦関係で起用できていることが大きい。縦関係にしたことでボールを引き出しに動き、触って前を向けるのがリベリーを含めて三人で行える。前と後ろを繋ぐ重要な役割として機能しつつ、縦パスを収められるポイントとしても機能をして、特にクロースはミュラーとは違い、ディフェンスラインのマークにあわないよう、バイタルエリアのスペースに入り込んでボールを受けられ、ウイングからの横パスを受けられるだけサイドのサポートに出てこられるポジションを取れる。マドリーの守備としてそこを閉じてきているためフリーでボールに触るということまではいけないものの、前後や左右の分離と孤立をさせずに全体を保ち、細かな連携とアラバのオーバーラップを呼び込み、奪われた直後にカウンターを受けないよう切り替えることも出来ているし、セカンドボールを拾うことにも繋がっている。前後にクロースとシュバインシュタイガーがポジションを入れ替えることでボールを受けさせないようにマークへ専念していたケディラを引き剥がすことにも成功していく。</p>
<p>マドリーはフィードを中心としてバイエルンのサイドバックの外にあるスペースへとボールを入れることを中心としている。特にバイエルンの左サイドへベンゼマが流れて受けることもあり、サイドバックの外というだけではなく、裏を伺ったポジションを取っている。そこにシャビ・アロンソを始めとして長い距離であってもきちんとパスを出せてしまうのがマドリーで、アラバのポジショニングの悪さを利用した組み立てをしてこようとしている。<br />
ショートカウンターからベンゼマが簡単に引き出されたバドシュトゥバーの裏を取って中央を割ったものの、通常であれば決められていた場面をノイアーが防ぎ、序盤での失点は避けられた。ただアラバはそれ以前から使われている部分を気にしているため、前後に不安定なポジショニングを取り、さらに外に開いているエジルやディ・マリアを気にして中へ絞ることも難しくなっている。他がサポートをしなければならない中で、ボランチが流れの中ではバイタルエリアを埋める意識に乏しいことがピンチを広げていて、そこに入り込まれバドシュトゥバーは裏を気にしてチェックにでるタイミングをのがしがちで縦パスに対して反応できていない。ただ前後に伸びていないことでクロースやリベリーがサポートに戻れ、時間を得ることで挟み込んで裏をケアしていくことも出来るようになっている。<br />
右サイドでクリスチアーノ・ロナウドと対峙しているラームにはそれほど多くのサポートは必要なく、彼の前に居続けるようしっかりと対面してマークの距離を保って勝負をさせない。パスが入る瞬間に寄せられるタイミングも掴んできて、クリスチアーノ・ロナウドにボールが収まったとしても変化を埋めない状況を作り、他の選手によるサポートが必要な状況を作ってボールを別の所へ動かしている。</p>
<p>マドリーは徹底して裏へのフィードを使わず、スルーパスも入れてきていない。サイドバックの外の利用回数も減り、バイエルンの前でボールを受けるよう勝負をしてきている。バイエルンの弱点にもなる裏へのボールがないことでディフェンスラインが大きく引き戻されることはなく、中盤との距離を広げずに済んでいることは大きく、中盤や前へセンターバックが出て対応できる状況で受け止めて、跳ね返し、そしてカウンターに繋げる。マドリーも前で捉えるために中盤がチェックへ出てきているものの、組織的にそれぞれの選手を掴まえるまでにはいたっておらず、カウンターでの動きを限定こそすれ、中途半端なアルベロアやコエントランの裏を使わせてくれる。しかし中央のマリオ・ゴメスは使うことができないため、ペペやセルヒオ・ラモスのカバーリングを許してしまい、ゴールに直接向かうようなカウンターをさせてはもらえない。それでも先制点を得るには十分で、コーナーキックをセルヒオ・ラモスが止めきれずこぼれたところを最後はリベリーが押し込んで先制点を得た。</p>
<p>リードを許したマドリーは重心が一つ前にかかり、ディフェンスラインとピボーテとの距離を広げてでも、攻守共に前へ人数をかけるようになった。その分カウンターになったときには中盤の背後に入られてスピードアップするチャンスがバイエルンに訪れているものの、センターバックにある程度自由を与えてもらって動かせていたバイエルンは、そこでボールを動かして前へ出すチャンスを伺うことが出来ず、フィードをフォワードに当てて作らなければならない。マドリーはリーガではフィジカルの強さや激しさで優位に立てるものの、バイエルンと高さや強さで対峙しなければならなくなったときには優位に立つことが出来ておらず、足下のボールであれば厳しくマークし続けることで自由を奪えていても、フィードを落とし拾うのはバイエルンに分がある。それは守備でも変わらず、バイエルンはマドリーの前への推進力を受け止めてカウンターへと移行できる。ただ徐々にカウンターへ出ていく選手と後ろに残る選手でプレイスピードに差が出てきてしまい、前後に分離し始めてしまった。センターバックが押し上げられない中でボールが動いてマドリーのカウンターを受けてしまうと、ボランチ構えへ向かえず、ドリブルでスピードアップを許してしまい、さらに出て行く機会を逃してしまう。マドリーのディフェンスラインが引き、そういった状況が生まれやすくなっていることもその要因の一つ。マドリーはバイエルンのセンターバックに対してチェックを行っているものの、カウンターで素早く前へ動かすバイエルン相手に組織だってフォアチェックの体勢を整えることが出来ておらず、フィードや省略されることを恐れて個人個人で向かうだけになってしまい、よりチェックに出た背後を取られやすくなっているのも要因の一つ。</p>
<p>マドリーの攻撃が上手くいかないのはピボーテにボールが収まらないことが大きい。特にケディラは守備や攻撃に動いているものの、彼に奪ったボールを彼に預けて展開させることが出来ておらず、彼がボールを奪うところまで行けていない。シャビ・アロンソにしても序盤のように大きなフィードを狙えず、前に出てはカウンターによって引き戻されて主導権を握ったポジショニングを取れない。ここが機能していないことで中央からパスによって変化を生むことが出来ず、ドリブルに頼らなければならない。それでも足を止めて奪いに来てくれれば抜いて裏を取ってマークをずらし、スペースを作っていくことができるが、無理に足を止めず、向かっていかず、前へ居続けることを選択することも多いバイエルンを相手に抜ききることは難しく、どこかで外へボールを出さなければならなくなっている。ドリブルでスピードアップしているため、パスを細かく繋ぐ距離を保てず、変化の幅が小さく守備を混乱させられない。ペペやセルヒオ・ラモスからサイドアタッカーへとパスを送ることしかできず、バイエルンに外へ押し出されてしまっている。準備が出来ているバイエルンは、中のコースを切りつつ複数で囲い込んで奪い、カウンターへと繋げる。そしてまたマドリーはセンターバックとそれ以外との距離が広がってしまう。</p>
<p>後半に入ってマドリーはクイックな展開を求めず、サイドバックを押し上げてサイドアタッカーとの連携を目指し、きちんとした繋ぎを求めたプレイをするようになった。スペースを突いてのドリブルからスピードアップをするのではなく、アタッカーを前へ置いて押し下げ過ぎないようにし、縦パスを収められるよう前から後ろへと引いて受ける動きをさせるようになった。ペペやセルヒオ・ラモスからも直接タッチライン際で待つそれらに出すのではなく、アタッカーを引き戻してポストプレイを要求することで、バイエルンの守備に外へ押し出されるのではなく、中に近い位置へボールを入れ、タッチライン際のそれをバイエルンに意識させて中へ絞りきれないようにしていく。ただカウンターのチャンスと見れば仕掛けるだけの勢いを持っていて、守備に引き戻しすぎていないということはカウンター時にも有効なポジションを保っているということでもあり、バイエルンがフリーキックを得て前へ上がったところをカウンターで同点ゴールを決められてしまった。一つ目のパスを抑えなければならなかったアラバの不用意なポジショニングから始まり、最後のベンゼマの崩しに関しても、足を出さずに耐え続けることでマドリーに変化を作らせなかったそれまでの守備を守らず、アラバは不用意に奪うためだけに足を出して抜かれてパスコースをプレゼントしてしまった。<br />
その後もマドリーはポストプレイを要求する縦パスを入れられるようになったお陰で、バイエルンの守備がフォアチェックへと向かいきれないことも手伝って、ピボーテのシャビ・アロンソに戻し、収めることが出来るようになった。彼が前向きにボールを触れるようになると、そこから両サイドへワイドな展開を作ることが出来、縦へも再び送ることが出来る。シャビ・アロンソ自体も前後へ動きすぎず、上下動をケディラに任せることでポジションが安定をしている。さらにクリスチアーノ・ロナウドを左から中央に動かしていることで、バイエルンのディフェンダーに直接裏へ抜けられるイメージを植え付けて、ドリブルに対して前へ居続けられて仕掛けられなかった彼自身にとってもプレイしやすいよう、足を止めて奪いに来てもらえる環境を作ってきている。そして裏を警戒するあまりバイエルンのセンターバックが必要以上に低くポジションを取ってしまい、前へ居続けるには後ろに下がれない位置にまで来てしまっていることに問題がある。</p>
<p>バイエルンはシュバインシュタイガーに代えてミュラーを投入したことで、それまでカウンターを中心に、ロッベンやリベリーにボールを集めて外から中へと動いていたものをフィードや縦パスを中央で収めて外へと展開を狙うよう、横の動きを変化させた。特にミュラーはマリオ・ゴメスとの距離を近く保っていることで、カウンター時には中央でダイアゴナルな動きをしてマークを横に動かすことが出来て、パスコースを作れる。リベリーやロッベンのサイドに流れてサポートすることも出来る。シュバインシュタイガーのようにボールを引き出すことは出来ないが、後ろから前へとボールを出すことには苦労をしていないバイエルンはそれでも構わず、ゴール前での変化の多さや選択肢の多さを重視している様子。ロッベンやリベリーも中に入って動くそれらは縦パスを収めるポイントにもなり、マドリーは激しくぶつかることでそれを止めようとしてファウルを数多く犯している。その位置がゴールから遠く、フリーキックを与えても問題ないからこそのファウルであるものの、プロフェッショナルファウルというよりも、ラフなものや危険なものも含まれている。激しい中ではミュラーが足下へ収めるのには不安がつきまとい、ボールを失う危険性も含んでいるものの、中をイメージさせることで外にスペースを作り、マドリーのゾーンを左右へ揺さぶり前で止めるよう意識させつつ裏を使う。</p>
<p>マドリーは守備的に進めながら直接裏へとパスを入れてゴールへとプレイの数を省略した展開を狙うようになった。バイエルンのセンターバックが苦手とする守り方で、引き戻すことで攻撃への移行を遅らせようとしている。バイエルンが奪うポイントがセンターバックならショートカウンターへ移行することは難しく、それ以外では前半とはうって変わって接触にはファウルを要求して貰い、試合を止めて対処をする。それはバイエルンが前後に伸びて、センターバックの位置が下がっているからこそ、パスコースが限定されてパスの距離が伸びたことで受け手に対して向かえるからこそできることだった。バイエルンがしっかりと繋ぎ始めれば、センターバックのポジションも上がり縦パスのポイントが増えたところからポストプレイをされてサイドバックの押し上げにも繋げられる。前向きに全てがプレイできるようになってしまうと、体を寄せてファウルで試合を止める方法を選択できず、待ち構えなければならなかった。そこでドリブルに対して不用意に足を出さずに前へ居続けることを選択すればバイエルンが勝ち越し点を得ることは難しかったかもしれないが、コエントランはこの試合何度もそうだったように不用意にドリブルに対して足を出しに向かい、奪えずにかわされて縦の突破を許してくれる。勝ち越しゴールを得た場面では二度もコエントランが不用意な選択をしてくれたお陰で縦のコースが空き、マドリーのそれ以外の選手たちは、中へのカットインやパスコースを切る用意こそしていても、縦に切り崩されることを意識したカバーリングポジションを取っておらず、クロスを防ぐことは出来なかった。</p>
<p>最後はそれまでもそうであったようにマドリーはファウルで試合を荒し、審判のコントロールによって幸いにも退場者が出ることはなかったものの、揉める要因を作った。</p>
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		<title>Bundesliga 31. Spieltag バイエルン・ミュンヘン対マインツ05</title>
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		<pubDate>Sun, 15 Apr 2012 13:00:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■FC Bayern Munchen 0 &#8211; 0 1.FSV Mainz 05 前節のドルトムントの直接対決で敗北したことによって優勝の可能性をほぼ失ったバイエルンは、チャンピオンズリーグを意識していくつかメ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■FC Bayern Munchen 0 &#8211; 0 1.FSV Mainz 05<br />
前節のドルトムントの直接対決で敗北したことによって優勝の可能性をほぼ失ったバイエルンは、チャンピオンズリーグを意識していくつかメンバーを入れ替えて試合に臨んでいる。ただモチベーションが高いようには見えず、運動量も少なくボールを引き出そうとする動きが少ない。シュバインシュタイガーが下がらなければディフェンスラインからボールを前へ出すことも難しく、プレッシャーやチェックを受けているわけではなくともサイドバックを経由して前へ運ぶことも出来ない。マインツはウイングに対して距離を詰めて守っているため、縦パスを選択しづらく、リベリーのように引いて受け、そしてバランスを変えるプレイを選択できていないことも大きい。加えてサイドバックが持ち上がってもシュバインシュタイガーが下がってボールを引き出そうとしていることに加え、ミュラーやオリッチが相手の前で受けようとしていても、横パスを引き出せるほどの高さまで引いていないこともあって、バックパスをしなければ作り直せない。オリッチも見方が要求しているポストプレイをこなそうと引いているため、一度前へボールを収めることが出来れば、前後に分離し前へ残っている攻撃陣でコンビネーションを取ることが出来るが、厚みはもたらせない。<br />
シュバインシュタイガーが盛んにセンターバックの間へポジションを取って、アンカー的役割を担いつつ左右へボールを配球しているものの、その際にティモシュチュクがボールを引き出すべく動くのではなく、前へ出るわけでもない。中途半端な高さを保ってしまってそこをパスの選択肢として使えず、押し上げたサイドバックのサポートにもならない。前後の分離は解消できず、守備時こそ引き出されたセンターバックの裏をカバーリングで助けているものの、攻撃面の貢献はそれほどでもなく、彼が後ろに残ることでシュバインシュタイガーが前後左右にポジションを動かして高いポジションを取れるようになれば、サイドバックとウイングの距離が近づき、横にも動かせるようになる。ロッベンが自由にポジションを動かして左右のバランスを崩しているもののそれをサイドバックが埋められるようになるが、それが上手く言っているとはいいがたく、オリッチがようやくポストプレイを中心とするのではなく、素早い動き出しから相手の背後でボールを受けようとするようになり、アラバも似たような動きをしていくことで変化をつけられるようになってきた。代わりにミュラーが中盤までしっかりと引いて縦の動きで前後の変化が作れているからこそ上手く機能して、サイドバックから横パスを使えるようになり、前後の分離が緩和されているように見えるものの、それが継続できないことがバイエルンの問題で、守備面でも相手を捉えて足を出せる距離を保てておらず、足下にきちんとボールが収まっていない相手に前を向かれてしまって運ばれて、それを見て、遅れて仕掛けて足を出し、かわされて危険を広げてしまう。一度は改善されていた攻撃も、前半終盤には分離が進み、戻るミュラーもマークされて捉えられ、アラバも裏への動きよりも引いて受けることが多く、そこから反転して裏を取ろうとするパターンも読まれて止められてしまう。オリッチにフィードや縦パスを当たるようなプレイが目立つようになり、シュバインシュタイガーが下がってもマインツの守備組織の前にボールを持たされているだけになってしまった。相手のブロックの外でボールを回してクロスを入れていくだけ。オリッチではなくミュラーがボールを受けることが出来れば、その間にオリッチが裏を取ってゴールに迫れるものの、一度の偶然のようにしか見えてこない。</p>
<p>後半からアラバに代えてリベリーを投入したことでバイエルンはバランスを取り戻した。それまで自由に動いていたロッベンを守備にも戻し、ボールを受けるべく下がるようになったことで、前後に分離せず縦の距離が縮まった。ティモシュチュクが攻撃参加をしてゴール前へ送れて入れるようになったのも距離が縮まったからこそで、ミュラーを含めた横のポジションチェンジで攻撃のポイントを動かしながら狙いを絞らせないことで、ボールが縦に動きやすくなり、斜めの変化も生まれ始めた。ティモシュチュクのポジションが上がれば攻守を切り替えたときに、前半ならオリッチのみがしていたフォアチェックも組織的に行えるようになって、攻守の切り替えをスムーズにして奪い返し、高い位置からショートカウンターのチャンスも増える。奪いきることこそ難しく成功していないものの、ミスを誘うことは出来ており、自陣深くまで入られる回数は減ってディフェンスラインもある程度の高さを保てるようになった。大きな展開で片側に寄せたマインツのブロックをかいくぐればもっとチャンスを増やせるはず。それが出来ているのは今のところ誰もおらず、シュバインシュタイガーが縦へのフィードをしているくらいだろうか。マリオ・ゴメスが入ってからはディフェンスラインと戦う彼に向かってフィードが出される機会も増え、裏へと直接ボールが出されることも増えた。それをしなければならないほど、マインツが前へとプレッシャーを強めてディフェンスラインを押し上げているということでもある。</p>
<p>バイエルンはリベリーを含めてきっちりと前線の選手が前へ出てきているマインツに合わせて戻って守備を行うことで、攻撃を受けても分離をすることが無くなった。サイドバックを押し上げて両翼を大きく広げて保つことも出来ていることで、ウイングを中へ絞らせてゴールに近い位置でプレイをさせたり、サイドバックと横並びにして縦の突破を個人に頼らず連携して行えるようにするなど効果はあった。サイドを切り崩したときに中への選択肢が複数用意できるようになって、ニアやマイナス、遅れて飛び込んでくるものも含めて、動きながらクロスやパスを要求できるようになっている。<br />
ただサイドバックのポジションが高くなっている中で、マインツはそこの裏を使ってきており、起点を作られて押し下げられ、センターバックが外に張り出してクロスへ対応する選手が足りないというような守備面の不安もいくつか出てきている。センターバックが踏みとどまっているわけではなく、下がってしまって中盤がカバーしきれなくなっていることも問題で、時間を稼ぐことが出来れば挟み込み、前で捉えられるものの、それが出来ずに入り込まれ相手のミスやオフサイドに助けられる回数も多い。<br />
クロースをと運乳して状況の打開を図っても、マインツのタッチライン際に作る起点を止められず、引き戻されるところから攻撃が始まり、押し上げて足下へのパスを連続させて組み立てていかなければならない。マインツの集中は切れておらず、足下のパスが連続すればディフェンダーが一気に詰めて体をぶつけ、行動を限定して前へのスピードアップを許さず止めていく。</p>
<p>バイエルンはモチベーションの低さを感じさせるプレイに終始し、終了間際こそ猛攻を見せたが、勝利に値するプレイをすることが出来なかった。試合中に多少の改善が出来たことでチャンピオンズリーグへの期待が持てるものの、それ以上の効果が出なかったことで不安も与えられてしまった。そして未だに問題点の改善が出来ていないこともマドリーを相手にして耐えられないのではないかと予想させられてしまう。</p>
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		<title>Liga Espanola Jornada 34. レバンテ対バルセロナ</title>
		<link>http://errorcode.org/foot/2012/04/liga-espanola-jornada-34.html</link>
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		<pubDate>Sun, 15 Apr 2012 01:00:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>leia</dc:creator>
				<category><![CDATA[Football 11/12]]></category>

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		<description><![CDATA[■Levante UD 1 &#8211; 2 FC Barcelona バルサは前節ヘタフェ戦と同じように3バックと4バックの中間を採用し、この試合はセスクを先発させてメッシに中盤の役割を担わせるのではなくフォワードと [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>■Levante UD 1 &#8211; 2 FC Barcelona<br />
バルサは前節ヘタフェ戦と同じように3バックと4バックの中間を採用し、この試合はセスクを先発させてメッシに中盤の役割を担わせるのではなくフォワードとしての役割を担わせようとしている。そのためほぼ同じ布陣でありながらもメッシがシャビやチアゴと同列にまで下がってプレイする機会は多くなく、彼らよりも一つ前でボールを要求してゴール前へと動く。シャビがバイタルエリアにはいるのではなく、メッシやセスクが上下動することを考慮した少し低めのポジションを取っている。左のセンターバックを担当するアドリアーノはサイドバックを兼任しているため、ブスケツらと同列に並ぶことも多く、タッチライン際に開くことこそ少ないものの、攻撃を後ろから支えて支えられるポジションを取っている。バルサはウイングを大きく開かせてアンカーを含めて敵陣に入っていく。レバンテがボールホルダーや前に向かって守備組織を作っておらず、引いてプレッシャーをかけに行かずにペナルティエリア前へ張り付いて、そこからスタートを切ることもなく、バイタルエリアに入っているメッシすら予め掴まえようとしていない。そのため低めのシャビやブスケツの所で自由にコントロールすることが出来る。</p>
<p>攻撃に自由を多く持っていることもあってバルサは守備に残しているのはプジョルとマスケラーノの二枚だけでも、レバンテの残しているフォワード、アルナ・コネ一枚だけで二人で見ておくには十分な人数。カウンターに対しての警戒をしなければならず、特に直接裏へ出されて競争されてしまうと動き出しを早くしなければならず、ぎりぎりの対応をしなければならないが、レバンテはそれを多用するよりも、守備から攻撃に移るために少し引いて、押し込まれているところからなんとか抜け出そうと戻りながら足下へ受けられるようアルナ・コネが戻ってきてしまうことが多い。上手く納められればワイドに開いたアタッカーから中の押し上げ、コネの下に3枚のアタッカーを並べ、さらに押し上げるくらい、クロスを入れられるだけの人数と横の選択肢を用意できているものの、あまりにもバルサに攻撃を許しすぎている。徐々にバイタルエリアを意識してセンターバックと中盤が同列になるほどまで圧縮しているものの、ボールホルダーに対するチェックがあまりにも遅く緩い。鋭さが無く慌てさせる効果はないために、縦パスを警戒して守備のスタート位置としてはある程度の高さがあるディフェンスラインもずるずると下がってしまって、バルサがウイングを使ってワイドに使っていくとペナルティエリア内にも簡単に入ってしまう。正面からの攻撃であればそこに入らないよう踏みとどまることは出来ているものの、外からセンターバック裏へと出されるボールを嫌がっているようで、下がってしまう。中盤もそれに加わって攻撃に移る手段を失ってでも外から中へと入れさせないようにしている。<br />
しかしながらカウンターから競争をされて背後からきちんと掴まえておけず、相手をスローダウンさせられなかったところから失点のきっかけが始まってしまった。それまではコネが足下へ受けようと戻ることでそういった危険はなかったのものの、プジョルとマスケラーノの外側から裏へ走られ、足下へ納められたところからオーバーラップを許してコーナーキックを与えてしまった。そのクロスから一度はビクトル・バルデスが弾いたものの、セルヒオ・ブスケツのハンドを取られてPK。体の正面ではあったものの手に当たったのは確かで、仕方のないファウルの判断。そしてそのPKを決められて先制点を許してしまった。</p>
<p>バルサはウイングを大きく外に開いて相手を広げるための選択肢として利用をしている。そこをフリーにするための中の組み立てはあるものの、外をフリーにしても中へ切れ込むことは難しく、やれることはクロスを入れることぐらいでしかない。サイドバックがおらず、左はアドリアーノがオーバーラップをしてサポートすることはあるとしても、ウイングの外側を駆け上がるスペースもタイミングもなく、ウイング一枚で状況を打開しなければならないため、展開が限られてしまう。失点以後はチアゴやセスクが外に出てウイングのサポートと代わりをしつつメッシが低い位置から縦へのパスを入れながらワンツーを使いつつ前へ出て以降とするように変化をし、左右を入れ替えたりプジョルがサポートのために上がるようにするなど、いくら変化をつけているものの、中央のブロックと守り方を変化させるほどの変化はなく、中央に入ったアレクシス・サンチェスが裏へと早めに走ってボールを引き出そうとしながら、センターバックを押し下げようとするようになったことくらい。それも連続しないことでスピードアップが出来ず、相手を消耗させるようなランニングもない。サイドからのクロスに備えて逆サイドが絞ったり中央に二枚の選択肢を用意しても、相手の高さと人数の方が上回り、メッシはゴールを狙うのか中盤に近くプレイするのかが明確ではなく、彼へのパスも少なく、メッシもドリブルで突っかけていったり、相手の注意を引きつけ他をフリーにするような動きが無く、小さい動きに終始してしまっている。</p>
<p>後半はシャビを下げてクエンカを投入し、彼をタッチライン際に置き、逆サイドペドロを置く。中に絞ってゴールに近づきたくなっていた両ウイングを徹底して外に置いて、ゴール前にはサンチェスを置いて、セスク、メッシ、チアゴが飛び出せるようにしていく。早めに中央へのパスを出して孤立させるのではなく、サンチェスが引っ張ってしメッシがドリブルできるスペースを作り、中央に集めて開いているウイングへ渡して中へと出す。それでもウイングの部分で一枚しかおらず、縦の変化がつけられないためレバンテは対応をしやすく、コースを限定し続けられる。外から中へとショートパスを出せるくらいにサポートがあればそれも違ってくるものの、ウイングにボールが出るとそれ以外の選手たちは、ゴール前に入ってしまって外のサポートに誰も出て行かない。イニエスタがスムーズに中と連携できるよう自ら近づいてゴールに向かっていく斜めの動きをするようになったことで多少外から中への変化をつけられるようになったものの、右はメッシが出てもそれが出来ず、ランニングによる変化もつけられていない。レバンテの守備もバルセロナの攻撃に動きによる変化がないことで守りやすく、中央のブロックが揺さぶられて引っ張られ、スペースを空けてしまうような場面はほとんど無い。クエンカは縦に固執してしまって相手に読まれていて、止められすぎて、バイタルエリアへのパスも裏へ走って囮をやる選手もいないため、センターバックの前で受けたがるメッシへのチェックになってしまう。それでも決めてしまうメッシの凄さの方が上回って同点にはなった。</p>
<p>同点になってからレバンテはそれまでのように中盤がディフェンスラインと同化するほどの密集を見せず、少しばかり攻撃に出られるように前へとポジションを移してしまった。カットやクリアボールを拾える位置にまで出ていることで、メッシがドリブルでスピードアップしたときの相手が複数のラインではなく、複数の選手を相手にするようになり、無理な勝負ではなく、スピードアップを出来るようになった。右のクエンカにしても、縦に固執していた姿から中へのパスを選択できるようになったことで中の選手がパスを意識したポジションを取れるようになって、ようやく右から中へのパスと連携ができるようになった。そしてパスの後の雨後木直で、ようやくバルサが組織として相手の背後へパスを出し、抜け出すことが出来た。結果として相手に手を使って押し倒された形になり、止められたものの、それがPKになって逆転に繋がった。ただファウルの判定としてはあまりに厳しく、手が確実に出ていたとはいえ、倒れ方も大げさでファウル笛が逆の判断でクエンカの倒れ方によって相手を倒してしまったことに寄るものかと思ってしまった。時債は逆だったのは厳しいとは思うものの、前半のブスケツのPKの判断が体の正面であったことを考えれば厳しい判断をする審判だと認識できるはずで、そういった厳しくファウルを取る審判を相手にするべきプレイでなかったのは確か。</p>
<p>リードしてからダニエウ・アウベスを投入して4バックへと変更をしたことで、サイドバックとウイングの縦の関係を作るのではなく、ダニエウ・アウベスも後ろへ残してバランスを取ることに専念させ、攻撃に出てくるレバンテの攻撃を受け止めるためにハーフウェーラインに留まるようになった。ウイングに関してのサポートの距離は逆転ゴール以前に改善されたものから差に改善をされ、外から中へのスムーズなポジションチェンジとゴールに無理に迫らなくてもいいという意識もあってか、中から外へと流れてきてパスを繋ぐためのポジションを取ってチェックをかわしていけるようにもなった。左右へスムーズにボールが流れるようになると、レバンテもボール奪いにチェックへ出ようとしても、左右へ修正しながら奪いに行かなければならず、狙いを絞れず、かわされて反対側までうごかされるようになる。フォアチェックに出て奪いに来ようとしても、バルサはバランスを取って後ろで距離を縮めているバルサを相手に奪いきるのは難しく、細かく繋いでチェックも外されてしまう。低い位置から反対側へサイドチェンジをしてかいくぐる大きな展開も増えて、追いかけるのを諦めさせて、足を止めさせてから縦パスを入れ、一気に少ない人数で引き戻す。バルサはもう無理はせず、守備に全力で戻ってオーバーラップをする相手について戻ってくる。縦のカバーリングを用意しながら守り抜き、攻勢に出たレバンテをきちんと受け止め、シュートまで殆ど持って行かせず、ぎりぎりで守りきった。</p>
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