2010 年 2 月 のアーカイブ

Liga Espanola Jornadas 24. バルセロナ対マラガ

2010 年 2 月 28 日 日曜日

■FC Barcelona 2 – 1 Malaga CF
懸念していたサイドバックの部分はダニエウ・アウベスが復帰をして多少解決されたように見えますが、そこに関連するもう一つの懸念材料のウイングはアンリが起用されず、この日はペドロが起用されていました。
メンバー構成からするとペドロとメッシがウイングとなるべき所でしたが、試合当初からメッシが中へポジションを移してイブラヒモビッチと縦の関係に近い形を取っていました。ペドロが右へと回り、大きくポジションを空けてしまうのかと思った左側にはイニエスタがウイングのように張り出していました。メッシが低くポジションを取る関係からシャビが本来上がっていくはずのバイタルエリアに相手が集まってしまうためスペースが無く、シャビはセルヒオ・ブスケツと近い位置を保っていて、見方によっては4-2-3-1であるかのようでもありました。

マラガはここの所対戦した相手とは少し違い、厳しいプレッシングを中心としてアンカーやその一つ前で安定してボールをキープさせないようにしたり、センターバックにまでプレッシングをしてフィードを蹴らせてしまおうとするものではありませんでした。だからといってリトリートして中央を固めるのでもなく、ワイドに開いて守る部分がある。特にウイングに密着したマークを用意して安定して受けさせず、前を向かせないことを目的としているようでした。左に開いたイニエスタと右に位置取りをするペドロには明確にマークが付き、中央へポジションを移しているメッシにもその傾向が少しありました。

本来であれば、相手がウイングの対処のためにワイドに開いて守ろうと方針を定めてくれると、サイドバックとセンターバックとの間にスペースが出来、ウイングとサイドバックの連携、あるいはシャビや本来の場所にいればイニエスタがその隙間に入り込んで仕事をするんですが、左はイニエスタはウイングで相手を開かせる役割になっていて隙間に入ってくる選手がおらず、右はメッシが蓋をしていることからシャビが上がれず、ダニエウ・アウベスもペドロのキープ力とポジション的な問題からオーバーラップして利用するタイミングを上手く作れていませんでした。
徐々にダニエウ・アウベスとペドロの縦の関係は改善されていき、高い位置まで進出してクロスを何度も入れることが出来るようになりましたし、その際の中の人数は三人以上入り込み、揃ってはいましたが引いて守られているためにペナルティエリア内の相手の数も多く、ピンポイントをで上げなければ得点は難しく、そこから得点を取る気配は薄いものでした。

イニエスタはマークに付かれてワイドに開かせているのは出来ているんですが、中盤に別の選手、例えばケイタが怪我から復帰して起用されているのならサポートを得られてチャンスを数多く作れていたのかもしれませんが、機能的には死んでいる状態でした。カウンター時のようにマークが少し離れているときにしか利用できておらず、ボールを持ってもドリブルなどで相手を押し下げていく効果も薄いものでしたし、パスの選択肢が近くにないために戻す回数も多かった。ポジションが固定されているために相手を引き剥がすことも出来ず、バイタルエリアを利用するのは難しかった。ただ、中央でキープをして対面するサイドバックをセルヒオ・ブスケツやシャビ、マクスウェルらが引きつけてくれていれば裏を狙うことも出来ましたが、限定的な条件でした。が、時間の経過と共に中へ徐々にポジションを移すようになり、メッシとイニエスタの二人で多少は中央のスペースを利用するようになり、キープも期待できるようになってサイドバックの上がりを促せるようになった。シャビとイニエスタが近い関係を保てていればもっと早い段階でそれをすることが出来たのかもしれません。あるいはシャビとセルヒオ・ブスケツが縦の近い位置で被ってしまって適切な距離が取れていなかった。その部分の解消が早ければこれを待たなくてもよかったのかもしれません。
そこでキープが出来るようになったことから、両サイドバックを高く上げておくことが出来るようになり展開の幅が広がった。サイドバックのクロスの頻度が増えれば精度やタイミングが徐々に合わせられるようになっていくため、マラガとしては放置しておく訳にはいかず、たまらずサイドバックマークに付くようになりました。

サイドバックの位置が高くなり、それに注意を払わなければならなくなるとウイングが高い位置についても前を向けないようなマンマークをすることが難しくなり、全体を引かせて人数を揃えなければ抑えられなくなっていく。それでも人についていれば動かされるためスペースを埋める動きを中心とするようになり、個人で個人を抑えていたものから人数をかけてスペースを埋めるようになったために、サイドに人を寄せてスペースを埋めようとすると中央にスペースが出来てしまい、バルサはそこから中へボールを動かして裏を突ける回数も少しずつ増えてきた。もっとサイドを動かしていけばよかったんですが、バルサの攻撃がサイドからサイド、あるいは中央から中央に固まっている部分があり、相手を左右に揺さぶる要素が薄いためにバイタルエリアを埋めるだけの時間を与えて引いて守らせるようになってしまった。中盤にはスペースが要されていて、前を向いて常にプレイする余裕をもらえていたんですが、崩すことに集中しすぎたために脅威を与えるようなシュートがなく集中を持続させてしまっているようでした。

後半に入るとマラガは前半の守備一辺倒の状況から少し変化させパスで繋ぐようになった。安定したボールコントロールをさせないためにマラガのライン設定が上がり、中盤がプレスに行こうとしているようでしたが、それがバルサのボール回しの位置に大きく影響されていて一定の位置にまで下げると足が止まり、キーパーへ戻した後センターバックへ戻させないための修正をすることもしなかったので、非常に中途半端でした。ディフェンスラインをある程度上げられたとしても、その中途半端に出てくる裏、バイタルエリアのスペースが大きく空いてしまうので、そこへ入り込むことが出来るようになった。最後尾も上げているため、なんとか防げていましたが、本来であれば縦に伸びるきっかけになるんですが、この日のバルサはそれを利用できませんでした。

バルサは相手のスペースを見つけて入り込む動きが少なく、利用できておらず、崩す場所を探し続けていようでした。クロス、バイタルエリア、ウイングと中の関係は前半と変わらず、相手に後ろ向きの守備をさせる要素といえば、メッシのドリブルぐらい。ただそれも人数の揃っている場所に突っ込んで行ってしまうので、ワイドに開くサポートを同時に用意しておくか、あるいは近い位置に何人か引き連れてマークを分散させなければならなかったんですが、それも出来ていなかった。
本来ならこういった流れを見ていれば得点を取れる気がしないんですが、ペドロのミドルシュートによって先制点を取れたことで多少マシになりました。マラガのスペースを埋め得るためにリトリート、それを崩すことに集中しているため、これまでは相手を押し下げることが出来ていてもミドルシュートは仕方なく打つ形が多く、振り抜いたものは少なかった。前半であれば人につくマークをしていたマラガだったんですが、前半途中から、そして後半からは特に顕著に相手に向かわずスペースを埋める守備をするようになっていた。となれば前を向く余裕を与えてもらえるわけで、ようやくそれを利用する形での攻撃を出来た、その結果ですね。その得点を呼び込んだのはイブラヒモビッチがいったん納めて相手の意識を後ろ向きにさせたことでしょうね。

得点前後からメッシが右にポジションを取るようになり、イニエスタが中の本来のポジションにいるようになった。左右のバランスが整うようになっていたのもありますし、そこから後の修正や二点目は非常に良い状態ででした。数人で囲い込んでおきながら裏へ出されてしまった失点の形は別として。

最後のイブラヒモビッチのゴールをが認められなかったのは非常に残念ですし、審判との相性の悪さを感じさせてくれますが、それ以上にバルサの内容がよくなかった。もっとシュートチャンスを作れるはずのマラガの守り方でしたし、スペースを利用できる状態にあったはず。相手を崩せず混乱させられず、得点を取れなかったからこそここまで苦しんだわけですから、審判の問題はおまけのようなものですね。

UEFA Champions League First knockout round 1stLeg シュツットガルト対バルセロナ

2010 年 2 月 24 日 水曜日

■VfB Stuttgart 1 – 1 FC Barcelona
バルサは最初から最後までフォワードへなかなかボールを収めることが出来ていませんでしたが、序盤は特にセンターバック間のパス交換が多く苦しんでいる様子がうかがえました。それでもラシン戦のようにフィードを利用してボールを送り込もうとはせず、ショートパスで繋ぐ姿勢が強く出ていました。さすがにイブラヒモビッチと一列前にセルヒオ・ブスケツが出場していると入ってもブンデスリーガの屈強な選手たちを相手に競り勝つのは困難でしたから当然の展開でしたが、シュツットガルトもそれは理解しているようで、センターバックへのチェックを強くして不安定なロングボールを蹴らせるのではなく、そこはフリーでボールを持たせたとしても、その一つ前、中盤で安定してボールを持たせないようにしていました。
シャビとセルヒオ・ブスケツには近く位置取りをして受けに戻ればマークに付いたまま戻る。特にシャビに関しては二枚でシャビを見る姿勢を取っており、常に厳しく引っ付いているわけではなく、緩く挟むような形で見ておく。上手くそれを囮に使えれば、受けに戻る時にバイタルエリアが空くんですが、メッシが入ればマークを引き連れてしまいスペースが潰れ、イニエスタは逆サイド、イブラヒモビッチにもセンターバック二枚が付き、ラインを上げさせないようにする程度しかできておらず、序盤はまるで形が作れていませんでした。

シャビが前を向けて受けられないマークを嫌がり、アンカーよりも低い位置で受けようとすればマークを外してもらえるものの、その形になればセルヒオ・ブスケツとトゥーレ・ヤヤに密着したマークが付いてパスを出す場所を失って、それ以上前に運びづらい環境を作られる。イニエスタはウイングの位置に入っているために受けに戻りすぎてしまえば、ただでさえ孤立気味のイブラヒモビッチをさらに孤立させてしまったり、全体のバランスを崩してしまうためにそれほど受けられず、セルヒオ・ブスケツは動き直しの頻度も高くない。全体にパスコースが少なく、積極的な守備と相まってパスミスとカットされる回数が多くなっていました。

シュツットガルトは奪ってからへ向かうのが早く、それもきっちりと前へボールを奪う守備をしているからこそでもあり、選手を抑えているからこそできるカウンターでした。バルサのセンターバック二枚が足の遅いために素直に裏側を突いてくるボールを出し、競争の形を取る。ピケはなんとか抑えていたんですが、裏へ出るパスに対応するのではなく、パスカットを狙って足を出して裏へ抜ける選手を放置しなければならないなどギャンブルの要素も強くありました。シュツットガルトにとってはそれでいいわけで、後方の広大なスペースを利用できればそれで一点。それを嫌がってバルサがラインを下げてしまえば中盤へのプレッシングをもっと強くできるわけですから。
その上、カウンターで裏を狙う単調な動きをするだけではなく、タッチライン際をきっちりと使われることもあり、メッシが中へ入った後のスペースを利用すべくプジョルが高い位置を利用し始めていたこともあって、その裏を利用されがちでした。そうなるとセンターバックからマルケスがカバーにサイドにまで引っ張り出されてしまう回数も増えるわけで、そのタイミングで中央を利用されてしまえば人数が足りずにペナルティエリアで受けられる可能性が出てくる。あるいは、サイドや裏を意識づけられた上でセンターバックの前で受けられ、そこからオーバーラップしてくる選手へと展開されてサイドの裏を改めて使われるなど、対応を研究されているようでもありましたね。

失点した部分はスローインからでしたが、中央に人数を集められて、フレブに対してマルケス、トゥーレ・ヤヤ、セルヒオ・ブスケツの三人が同じ対応をしてしまって裏やサイドのケアに人数を避けない環境を作ってしまった。十分に人数を引きつけたところでサイドへボールを出され、チェックに行く選手もいないままクロスを上げられて中でディフェンダーとキーパーの間に入れられて失点。フォワードの所こそ三人でクロスに対応できていましたが、それ以外の部分はすかすか。カカウに自由に動かれるだけのスペースがあり、人が中にいてもあれでは十分ではありません。

バルサは全くワイドに使えていませんでした。
メッシが外に出たとしても反対側のイニエスタが絞る場面が多く、逆の動きをしてもタッチライン際をイニエスタが利用できていなかった。セルヒオ・ブスケツは高い位置をとっても中で仕事をする選手ですし、シャビやトゥーレ・ヤヤはプレッシャーを受けているためそこまで高い位置を取ることが出来ない。
サイドバックの攻撃力という面ではダニエウ・アウベスがいないことで右の縦の動きは弱いし、マクスウェルとイニエスタの連動はいまいち出来ていない。ワイドに使えていないから中に絞る守備をさせることになっているし、バイタルエリアも閉じられてしまっている。人数がいる中ではさすがのシャビも動きが悪く、受けたとしてもキープしきれず、縦へ急ぐパスを選択してしまうことが多く、ウイングのポジションと相まって相手を横へ動かす作用は殆どありませんでした。イニエスタにしても、ボールを持ってから仕掛ける姿勢が無く、安易にイブラヒモビッチへ預けるパスを選択しがちで、彼が動き直すような時間を得られず、センターバック二枚でケアされているためカットされてカウンターを受けるばかり。イブラヒモビッチもディフェンスラインと戦いすぎていて、それ以外ではボールから遠ざかる動きで一点を狙うばかり。
失点をしてからは特に焦っている様子で、前へ急ぎすぎて横で相手を揺さぶって、守備の勢いを削いでしまう、という作戦すら取れなかった。

前半にあったチャンスといえば、メッシがいくつかしたドリブルからのシュートぐらいでしょうか。それも全てがディフェンダーの前から打っているものでドリブルで抜くことも出来ず、不用意に飛び込んでくれないおかげで、限定されたコースからシュートするばかりで相手に恐怖心を抱かせるものではありませんでした。後半に入ってからはその形からパスを選択する回数を多くしたため、シュートを警戒するあまりパスが通る回数は増え、相手を中央に集めることは出来ていましたが、そのもう一枚外側に選手がいないために崩しきる要素にはなれませんでした。

そんな非常に悪い中で同点に追いつけたのは心理的に大きかったのかもしれません。ゴール自体は縦への強引なフィードと相手の処理ミスによるものでした。全くいい形ではなく、ピケは最初のフィードの段階からオフサイドの可能性があったわけですが、それも取られなかったからこそのゴールでした。

得点の直後からトゥーレ・ヤヤに代えてアンリを投入してイニエスタを一つ下げたことも、多少内容をよくした要素だったのかもしれません。
徐々に少ないタッチでボールが回るようになりましたし、前へ急ぎすぎる回数も減り、バックパスや横パスの選択肢を用意しておくことができるようになってきた。シャビと同列にイニエスタがいることでマークを外す動きを連続して行い、アンリが相手を開かせておくことで中央に少しスペースが出来てくる。さらにそうやって横に動かすことで相手のマークを動かせるようになったのも受けやすくした要素かもしれません。前半のように厳しいチェックに来ようとしても、当たるよりも早く横パスやバックパスで逃げられてしまう。それを連続して追いかけ回せば消耗するだけで、バルサとしては何度もそういったパスを繰り返すことで相手のプレッシャーに来る気持ちを萎えさせることができる。
ある程度パスで左右へ動かせることになったことからマークの距離が遠くなり、ダイレクトでボールを捌ける場所も増え、キープも出来るようになった。そうなればイブラヒモビッチが動き直してボールを触ることもできるようになって、ポストプレイをするために戻る回数も増やせるようになる。

でも、修正できたのはそこまででフォワードへ多くボールを入れてしまうことだとか、バイタルエリアを積極的に利用して相手の裏側へ得点に直結するパスを出してしまうとか、ドリブルでチャレンジしていく回数もなかった。シュートの本数も多いとは言えず、オーバーペース気味だったシュツットガルトの運動量が徐々に落ちてきたのも大きな要素かもしれませんね。

バルサにとってはハンドやマルケスのプレイからPKを取られて二点目を入れられていれば一点を返すことも出来ていなかったかもしれないと思えるような酷い内容で、引き分けられたのが偶然に支えられているとしか思えませんでした。あとは審判の判断でしょうか。

日本代表 – 東アジア選手権 Twitter実況メモ分

2010 年 2 月 23 日 火曜日

■東アジア選手権 – 日本対韓国

2008年の3月にブログに書いたエントリから変化はあったけどそれが進歩だとは思っていない。改めて書いておくけど岡田監督の解任というか更迭というか、そういったものを希望しておく。
posted at 21:15:34

フォワードの共通理解と共通行動が多すぎる問題の修正と、サイドに流れて起点となる部分と中央へ残って得点へ直結をしなければならない部分、サイドバックとの縦の連動も重要な要素だし、ディフェンスラインと中盤のスペースを埋める動き、その他は挙げればきりがない
posted at 21:10:04

試合終了。日本1-3韓国
posted at 21:08:07

佐藤の引っ張ったあとのスペースへ誰も入り込んでいない。オフサイドは問題じゃない
posted at 21:05:59

長友も高い位置を保っているのはいいんですが、もっとワイドに、相手に付かれないぐらい外側でもいい。左右に振って相手の目線を動かしていくのが仕事で、その身長で高さ勝負は期待できないのだから。それに相手が付いてくれば間隔を広げられるのだから
posted at 20:59:28

二点を追いかける環境で、フォワードを追加せずフォワード同士の交代。玉田の動きが悪いとしても、得点を取って追いつく。何が何でも、という意識を選手に示すには無理があるんじゃないか。
posted at 20:57:44

選手の距離が近すぎて自分たちで渋滞を作り出してます。上がるスペースも潰してカットインするスペースも潰している。後方から持ち上がるとそんな状況だから、スローダウンもしてしまうし奪われてしまう
posted at 20:49:12

韓国の三点目。あんな風にできるのはリードしているからなんだけど、サイドでボールを動かして相手を寄せている間に逆サイドに人をしっかり置いておく。近い所にボールを預けて、もう一つ外をそのあとで利用する。横の厚みがありますね。
posted at 20:46:27

サイドの深い位置に進出したのに、何故あれだけニアサイドに人数を入れてしまうんだろう。あそこまで近づいてしまえばパスをもらうスペースもなくなってしまうし、もらってもゴール方向を向く事なんて出来ない。前後の厚みだって必要なのに、横の厚みもなくなってしまっては。
posted at 20:43:07

サイドバックが高い位置を保てるようになると今度はフォワードがサイドに流れて引き出す動きをあまりしようとしなくなるため、サイドを二枚で攻めて連動した動きならないんです。流れたら蓋をされたと思うのかサイドバックが上がりを自重してしまうし近い距離も保たなくなってしまう
posted at 20:41:12

これだけ相手サイドバックの外側とか裏側を利用するのなら、リスクを承知で日本はサイドバックを高く保って、逆三角形のような形にしてしまってもいいんじゃないかと思う。
posted at 20:33:19

フォワードとかがサイドに進出してボールを受けて起点になっても、中を向くためのコントロールを最初にしていないし、後で中を向いたとしてもサイドバックの上がってくるタイミングが遅いために縦の勢いが死んでしまっている。
posted at 20:32:35

遠藤がサイドに進出するようになって深い位置からのクロスの選択肢ができたし、縦の突破はなくともサイドバックの連携からフリーになることができている。あとは中央の選手たちが全員同じ動きをしていることの解消。
posted at 20:28:43

韓国も退場者がでましたか。
posted at 20:26:44

人数が減って仕方のない面もあるけど、攻守にわたって片側に寄せてしまっているのはどうなのか。もっと逆サイドを意識したプレイをしなければいけない。韓国が逆サイドのスペースを突いてこないから助かっている。
posted at 20:26:28

日本はまだ前後の分離が止まらない。韓国がロングボールを多く入れてきた影響に加えて、後半開始直後に裏を取られたことが影響して、ディフェンスラインが全然前にいけていない。高く保てなければプレッシングは機能しないし攻撃も人数を入れられない
posted at 20:24:15

香川を下げて岩政を入れたのか。
posted at 20:21:00

後半開始
posted at 20:20:02

サイドの高い位置で縦に突破していける選手を置くとか、もしくは遠藤をその位置に押し上げてしまってもいい。中盤で囲い込まれているのは受けに戻る動きが多いからでもあるし、センターバックの位置が低いから相手が前に来る余裕を持っているのもある。パススピードも問題。
posted at 20:18:01

問題は攻撃に可能性が全く見えてこないこと。サイドの高い位置に起点が無く、フォワードが流れてもその後の選択肢がないから相手に脅威を与え切れていない。それでも韓国がファウルを多くしてくれているお陰でセットプレイのチャンスはあるけど高さが一枚無くなったし
posted at 20:13:16

後半の布陣はどうなるんでしょうか。一人交代している上に一点を追いかけている状態。ディフェンダーを追加するような守備的な交代で現状を打破できるようには見えない。稲本がある程度弱点をカバーできているから、そのままいってもいいかもしれない。
posted at 20:12:04

ハーフタイム中。
posted at 20:06:05

稲本が中央に入ってからチェックよりもカバーの意識が強く働いているため、いい形でのセンターバックのエリアが形成されているように見える。前へ出てしまうとかサイドへ大きく出てしまうとか、そういうのがあまりなくて、センターバックを置くよりも安定しているとしたら皮肉ですね
posted at 20:04:52

闘莉王にレッドカードですか。報復行為かな。倒れた後に蹴ったとかそういう感じに見えた気がする。
posted at 19:58:33

バイタルエリアが大きく空いてセンターバック二枚がきっちりとポジションを後ろで保てていないから、チェックとカバーの関係が出来ずに二人が待ちと戻りの関係になってシュートを打たせてしまったわけですね
posted at 19:56:33

韓国がようやく調子を取り戻したのか中盤で囲い込むように近いポジションを保つようになって追いかけ回してきてますが、日本が片側だけで攻めているからそれが起こっているだけ。もっとパススピードを上げて左右に振らなければ。
posted at 19:54:47

一度pkがでたのだから二回目の笛が吹かれても不思議じゃないですね。妥当なジャッジだと思ってます。
posted at 19:49:20

バイタルエリアの危険なエリアに関してはまだあまり利用はされていないんだけど、稲本がある程度埋められるようになっているし、長友がセンターバックよりも先に前へ出ることでなんとかなっているかもしれない。
posted at 19:42:15

さすがの遠藤ですねぇ
posted at 19:40:17

pkですねぇ
posted at 19:38:45

フォワードが左右に流れて引き出す動きをするのはいい。けど、二人ともが同じ方向に流れてしまっては中央とのバランスが取れず、起点となっているわけでもないのでよくない。深い位置にはいってクロスをしてもいいのに足が止まってしまったり、裏を狙うばかりだけだったり。
posted at 19:34:44

稲本が戻って何とかなりましたが、センターバックが前へ引き出されてしまって裏を使われる。本来なら稲本なり誰なりがあそこへ対応して裏のカバーリングでセンターバックが構えておくべきでは
posted at 19:28:12

サイドからサイドへ出されている間は大丈夫なんだけど、センターバックが引き出されてしまうから、そこを利用された後のケアを日本は中盤に頼みたいけど誰もいない。
posted at 19:24:34

韓国がバイタルエリアを利用する意識が少なく、フォワードはセンターバックと相対して、ウイングがサイドを利用することはあっても、この部分へ入り込んで裏へ出そうとはしていない。
posted at 19:23:41

両者とも人に向かっていてボールに向かえていない部分があるし、ボールが足についていない。戻りながらの守備でどこまで攻撃に繋げられるのか疑問です。
posted at 19:21:29

韓国は前後にディフェンスラインをよく動かしている。相手に合わせてエリアを狭くして密度を高めてくる印象がある。人との距離も近く保つ。これをしてくれると日本の無茶な運動量に付き合ってくれるかもしれない。
posted at 19:18:47

前半開始
posted at 19:17:09

センターバックの守備範囲の広さを利用されて裏を使われなければいいですね。あまりにフィードに前に出てしまえば簡単にやられてしまいそうだなぁ。
posted at 19:07:41

今日もメンバーは大して変わらない。変化が必要でも変化をメンバーに求めないのなら戦術の変化を監督に求めたい。けど、それが期待できるのなら苦労はしない。
posted at 19:05:42

■東アジア選手権 – 日本対香港

得点もセットプレイとミスからしか取れていないし、最低限の結果は出したけどその付近の評価しかできませんね。一部ワイドに使えていた部分がありましたけど、それが全体の意思として統一されていなければ効果を発揮していかないんですよねぇ。
posted at 21:17:07

後半も見るべき部分は少なかったですねぇ。平山が入ったことで役割の明確化ができて動きに種類が増えた。それによって香港のディフェンスラインに負担を強いることが出来るようになったのはよかったとしても、選手が前に溜まりすぎていて厚みがなかったです。
posted at 21:12:39

引いて守る相手を揺さぶる前後左右のパスが足りてなくて、サイドチェンジも足りていないんじゃないでしょうか。得点自体がたまたまのものだったから、あんなもので満足できるはずがありません。決めきったことに関しては素晴らしいことなんですが。
posted at 20:17:39

あとは相手のディフェンスライン前で動くフォワードやその一つ下のポジションの選手たちが同じ動きをしてしまっているから相手にとって脅威になっていない。ボールを足下で受けようとすれば全員が受けに戻り、裏へ抜けようとすれば全員がする。ギャップを作る動きが足りない。
posted at 20:13:05

日本の攻撃が上手くいかないのはセンターバックの部分を見ているとよく解る。あれだけキープしていながら守備でそこが処理しなければならない場面が多く、深い。そして最後尾から攻撃が始まるのだから手数がかかるしスムーズに行かなくて当たり前ですね。
posted at 20:11:31

■東アジア選手権 – 日本対中国

負けなかったのは岡田監督の悪運だなぁ。毎度の事ながらこういった場面で負けないからずるずるとここまできたんですねぇ。(了)
posted at 21:16:55

これからもっと先を考えている中国代表に、数ヶ月先を見据えている日本がこの内容では。次の二試合を勝って優勝ではなく、次へ、ワールドカップへ繋がる内容が見えてこなければならないというのに、楢崎のお陰で負け試合を引き分けに持ち込めただけではね。
posted at 21:10:57

日本は駄目ですね。得点を取るための形が見えず、相手を抑える形も見えず、進化も見えない。人が動くのが駄目だとはいいませんが、もっとボールを動かしましょう。
posted at 21:08:09

試合終了。
posted at 21:07:07

闘莉王も上がるのなら、きちんと自分で責任を持ってボールを処理しないといけない。味方のスペースを消したり責任逃れのパスを出すぐらいなら前へ上がるべきではなかった。
posted at 21:06:57

うわ。楢崎止めた。
posted at 20:55:43

長友のハンドはハンドですねぇ。中央の厚みが無くて左右に振られてスペースが出来てました。こういうメモは後出しになるからなぁ。
posted at 20:55:18

日本はボールを引き出すために相手の間に上手く入り込んでいる選手もいるんだけど、そこへパスが出ていないのはパススピードが遅くて相手に寄せられるから、ミスになるのが怖くて出せないとかかな。ボールが動いている間に寄せられているから
posted at 20:50:51

守備で後方に下がっているのもありますし、組み立てに参加しているのもある。でも肝心なときに肝心な動きが出来ていないのではアタッカーとして厳しいですね
posted at 20:45:25

攻めは形ができないですね。平山がディフェンダーの前でボールを前を向けるタイミングで受けているんですが、それを引き出す動きをできる位置に誰もいないのが問題。
posted at 20:44:25

サイドバックのケアに中盤がくるようになりましたねぇ。今のは遠藤で、それが中澤を中央に押しとどめていられるから、それが出来ている間は守備は安定しているはず
posted at 20:41:39

それにフォワードが前へ向かってのチェックをしている分には問題ないんですが、後方へ向かって相手を追いかけ回しながら戻っていってどうするんだろう。攻撃の起点を後方に下げる行為で、ボールを奪えても納め所が高い位置から無くなってしまう。
posted at 20:37:57

日本は相変わらずチェイスが目立ってますが、目立っているということは最初のポジションで相手を掴まえられていないということ。攻撃を考えているから守勢に回ったときのポジションが悪い、とも言えますが、いい攻撃が出来ていれば相手が抑えに来るから近いポジションを保てていてもいいはずなんですが
posted at 20:36:36

日本は全体が押し上げてワイドに広げているのにバックパスを選択してしまう事が多く、ペースダウンと同時に前後の分離を招いてパスコースを自ら限定してしてしまってますね。
posted at 20:28:42

相手に高さがあるからクロスを入れられたくないのは解るんですが、サイドであまりに抑えようとし過ぎるあまりに中央に厚みが無くて、クロスに対応しなければならない位置に慎重の低い長友とか内田が来るのではどうにもならないですね。
posted at 20:26:26

後半開始
posted at 20:19:25

点が入るような要素はあまりありませんね。サイドをえぐってのマイナスのパスはありましたが、あれはサイドに追い出されたあとのプレイですから、一つタイミングが遅い。もし得点が入るのなら狙い澄ましたものよりも偶然の一発という感じでしょうか。
posted at 20:05:47

ハーフタイム。
posted at 20:04:10

サイドにでてボールを受けてもフォワードが近い位置でサイドにでてしまっているから中央の裏は狙えず、中央の裏で得点に直結する形を作りたい。それに繋がるパスを出すためにバイタルエリアで誰か受けなければならない。相手センターバック前でいったん受けてから視線を集めれば裏を使えるのに。
posted at 19:59:22

中央で停滞したらサイドに皆がでてしまって中央に今度は誰もいなくなる。
posted at 19:57:36

センターバックがボールを持っているときに、引き出す動きを中央でやる選手が欲しい。もちろん、そこからフィードではなく、サイドを利用しつつ全体をコンパクトに保ちながら押し上げていく役割を誰かに。それができないから守備に回ったときのスペースが
posted at 19:52:25

サイドバックがフォアチェック側に回されてしまっている影響なんでしょうか。
posted at 19:50:44

センターバックのケアしなければならないエリアが広すぎます。サイドでボールを動かされている最中に、サイドバックに任さずにセンターバックがマンマークでついていってしまう。前にもでてしまうから、数的に中央が足りない場面も多く、厚みが得られてません。
posted at 19:50:11

前や裏を意識していても、ディフェンスラインの裏側に全然進出できていない。サイドバックの裏側とかは利用しようとしているものの、実際に裏は取れていませんし、裏でボールをさわれていない。
posted at 19:48:09

中国にバイタルエリアができはじめている。一時的にフラットだった部分が崩れていたんですが、またフラットに戻って利用できるスペースが増えたように見えた。日本がフォワードを三枚にしているから、そこを利用できるとは思わないんだけど。
posted at 19:43:55

日本は縦を急がなくなったというよりも急げなくなったといった方がいいのかもしれない。中央に人数が集まりすぎていて、サイドに人がいない。それで中国もワイドに人を割く必要がないので中央に集めて縦のコースを切れている。
posted at 19:39:58

中国の守り方が片側に人数をかけているので、逆サイドを多く意識した中盤でのサイドチェンジはいい選択のはず。
posted at 19:37:03

サイドでボールを受けられたとしても、中にどんどんとカットインしてからパスをしてしまっている。それは悪くないんだけど、それをするならサイドバックが入っていった後を大きく利用しなければいけないし、逆サイドはワイドに開かなければならない。
posted at 19:35:23

サイドチェンジからクロスを入れていますが、もっと縦へのスピードを持ってから入れたいですね。サイドチェンジをしたり深い位置に入り込んだりキーパーとディフェンダーの間に入れても効果的なんですが、縦へのスピードがないから戻りながらの処理をさせてません。
posted at 19:32:36

パススピードがあるときは片側の展開が多く、陣形を崩そうとしていないときですね。
posted at 19:30:31

人とかボールを動かして、サイドを比較的多く使えてますが、相手の陣形を崩せていないのは、パススピードがかなり遅いから。選手の動くスピードとあまり変わらない程度のスピードしかなければ陣形を整えるのは難しくない。
posted at 19:29:25

日本は前からのチェイシングをしているわりに、相変わらずラインを押し上げられていないから、間延びして見える。フォワードが前へ向かって行きすぎている部分もありますが、アンカーがいないのだから中盤とセンターバックの間を縮めておきたいですね。
posted at 19:27:54

闘莉王のファウルは懸念していた形。中盤の裏にでるのをケアしに行って外されて、ファウルで止める。
posted at 19:23:42

日本はプレッシングから素早く、という意識があるのかもしれませんが、早くを意識しすぎていてリスタートまで早くしてしまって安定した繋ぎが出来ておらず、焦りに見える。
posted at 19:22:39

日本はベネズエラ戦とあまり変わらず、センターバックが中盤後ろのスペースをケアすべく積極的にチェックをする。裏は狙われないように。
posted at 19:21:02

ざっと見た感じ、中国の中盤はフラットで明確なアンカーのような存在はいない。攻撃時には二枚が後ろで支える形か。
posted at 19:19:25

冒険と言っても、岡田監督にとってのもので、一般的にベターな布陣かどうかは別の話。
posted at 19:06:02

先発メンバーに冒険の要素はないようです。機能しているとか調子云々よりもまず(監督自身の)安定を求める起用に見えます。玉田と内田は報道を見る限りでは無理をさせているようなんですが、大丈夫なんでしょうか。また潰されるのかなぁ。
posted at 19:05:06

■国際親善試合 – 日本対ベネズエラ

面倒くさくなってきたから止めよう。メモ終わり。
posted at 19:56:54

それにしても、ベネズエラと日本の弱点がよく似ている。
posted at 19:54:05

修正も間に入り切れていなくて、受けたい意識が優先されてしまって、掴まえてくださいと言わんばかり。
posted at 19:53:44

日本の中盤は、ポジション修正をして後方からのボールを受けようとしているけど、その受け方が常に後ろ向きで受けてから振り向くために時間がかかる。マークが遠い、あるいはチェックが遅いのならそれでもいいんだけど、こういうタイプ相手だと、前を向けるように受けなくてはいけない。
posted at 19:52:51

相手が寄せてきていることと、ディフェンスライン前にスペースがあることを考えると、もっとワイドに使ってサイドバックを高い位置で使い、引き出しておいて逆サイドであるとか、日本代表と同じように相手もセンターバック が中盤のケアに出てくるから、その裏を一つ触ってから利用したい。
posted at 19:49:21

大久保のラフなプレイは不用意で多い。ちょっとやりすぎていて足を引っ張ってますね。止めるべき場面で止めるのならいいんですが。
posted at 19:44:25

日本は繋ぐ形になったときに、プレスに負けてサイドへ押し出されるような印象を受けやすく、縦へ向かうスピードが殺された状態から始まるから、縦が使えていない。特にタッチライン際を駆け上がるタイプの選手がいないから余計に。
posted at 19:39:54

日本の後方からのフィードは相変わらず、距離が長く繋ぐサッカーという形ではないけれど、ベネズエラのギャップが出来るバイタルエリアへ上手くボールを宇入れるようになってきた。入れた後のアイデアがないから上手く攻撃できていないけど。
posted at 19:37:27

ベネズエラのディフェンスラインは意外と中に寄ってますね。二本のシュートが効いたわけではないんでしょう。中盤はプレスをワイドに展開しながら、サイドバックを中に絞らせて、ディフェンスラインの前を使われる部分をケアしている。
posted at 19:34:11

小笠原のシュートはよかったですねぇ。相手がバックパスの判断を勝手にしていたような印象でした。いつもの選手ならその通りでしたけど。
posted at 19:30:08

奪おうとして奪えなくて、裏へ出されて失点、という形にならなければいいですね。
posted at 19:28:19

フォワードが相手のフィードとかにも対応する機会が多いけど、マークし切れていなくて密着できていないか、あるいは密着しすぎてセンターバックがいるべきゾーンから離れているかのどちらか。
posted at 19:26:34

中盤であまりに奪おうとする意識が強すぎて、寄せすぎるためにキープされてしまっている。前で、というのはいいんだけれど、奪うポイントが定められていなくて、何処からでも奪おうとしているような気がする。センターバックが引っ張り出されて裏へ別の選手がケア、か。
posted at 19:25:43

パスの構築の距離が日本代表は長すぎる。センターバックからのパスもスピードが遅い上に距離が長い、そして相手の中盤が高く保たれていてチェックをすることを決めているため、このパスではきっちりとは繋ぐ環境が整わない。
posted at 19:21:12

両チームともあまりラインが初期状態は高くない印象。それよりも中盤が高く位置を保っているので、そこのスペースが両者が大きく空いている。中盤はプレッシングを積極的にしてボールサイドに大きく寄っている。
posted at 19:18:36

日本代表戦までに帰ってこられるとは思っていなかった。とりあえず見ることにしよう。移転中はブログの更新をしない予定なので、もしかするとここで実況のようにメモを書くかもしれない。途中でやる気をなくしたら消す。
posted at 19:13:23

Liga Espanola Jornadas 23. レアル・マドリー対ビジャレアル

2010 年 2 月 22 日 月曜日

■Real Madrid 6 – 2 Villarreal
ビジャレアルはBチームから何人か上げて出場させていましたが、メンバーは部分的に足りていないポジションはあったものの、全てが足りていないところの埋め合わせというわけではありませんでしたから、ヨーロッパリーグの第二戦を考えた布陣だと考えていいでしょう。チャンピオンズリーグは一週間の休みを得られるもののの、ヨーロッパリーグに関しては続けてあるわけですから、レアル・マドリーよりも厳しい日程になっていることは確か。

ビジャレアルは立ち上がりこそコンパクトに保とうとしていた意識を持っていましたが、それは序盤の早い時間帯だけの出来事で、時間経過と共に全体を押し込まれてしまう結果になっていました。まずマドリーが積極的なプレッシングによってビジャレアルの構築、特に縦へボールを出す部分に対してきっちりと当たりに行き、振り向かせないように縦のコースを切っていたのが大きいでしょう。ビジャレアルのフリーランが直線的な動きが多く、ダイアゴナルに動いてマークを外して受けようとしておらず、縦パスを縦に受けて、前を向きながらではなく、後ろを向いて受けているため、余計に潰しやすい状態を作っていました。

マドリーは奪うとサイドチェンジを多く、早いタイミングで使い、左右にボールを動かして支配率を高めていっていました。ビジャレアルのコンパクトだった部分は上がりきる前につば割れてしまうことと、ある程度の密集を作れていた中盤中央をマドリーによって省略され、サイドに動かされてしまうことから機能しなくなり、ディフェンスラインをペナルティエリア前にまで下がらざるを得なくなっていました。ビジャレアルとしては、経験の少ないセンターバックの二人の所へボールが来る前にある程度抑えてしまいたかったようですが、左右に動かされるタイミングが早いために、全体のバランスを左右に寄せて囲い込もうとしても片側に寄せて人数を揃えているだけで、奪いに行く動きにまではいたらず、当たれず、寄せるだけで囲い込むことも出来ていなかった。これではプレッシャーを感じることはほとんど無いでしょうから、自分たちで左右に全体をスライドさせてバランスを崩し、ギャップを作って裏を狙わせてしまっているようなものでした。

それでも攻撃面である程度ビジャレアルが魅せる部分があればここまで一方的にはならなかったんでしょうが、ビジャレアルの構築はショートパスでマドリーにとって格好の餌食でしかありませんでした。多く押し込まれているために全体が下がってしまい、前で収められるのがその役割を担うタイプではないニウマールぐらいなもの。しかも他が受けようとしてもプレッシャーを受けているため、戻りながら受ける姿勢を見せないと後方は出し所に困って目標のない場所に蹴ってしまう。だからといって受けに戻れば、マドリーのマークを引き連れて来てしまうため、どちらにしてもボールを安定して収めることが難しい。もし収められたとしてもボールを前へ蹴ると同時に押し上げる力が薄く、少ないタッチ数で横や前へ出せる場所を用意できていませんでした。横へ預けることも出来ず、後方へ戻しても動き直していないため、新たなパスコースが出来ているわけでもない。奪われる回数が多いために上がっていけず、上がっていけないために奪われる回数が増えていく。前後の分離を生み、悪い流れに嵌ってしまってそれを解消できる要素があまりにも少ない状態でした。

マドリーもそこまではよかったんですが、左右にボールを動かしているだけで、どこかで仕掛けがあるわけではなく、パスによって崩すタイミングの動きが無く囮になる動きが少なかった。足下で受けるばかりでスペースで受ける動きの精度が足りないので、ビジャレアルの中央に厚い守備を突き崩すには不十分だと思えていたんですが、あのファウルからクリスチアーノ・ロナウドが完璧なフリーキックを決めたことで突き抜けた感がありましたね。

マルコス・セナが中心となってある知恵度裏側を意識させた攻撃をするようになってから、ビジャレアルの選手たちの運動量が多少増え、前へ向きながらボールを受けることも出来るようになっていました。マドリーがそうさせていた部分もあって、ファウルの回数が増えたことや、ディフェンスラインがどんどんと低くなっていくのもそれをさせていた要因でしょう。下がる動きをしてくれるおかげでパスの出し手がチェックを受けづらくなるため裏へ抜け出す動きをしやすくなり、それをされると前後で挟み込めないのでリトリートをしてさらにディフェンスラインを勝手に下げてくれる。前へ向かうチェックによってビジャレアルに仕事をさせていなかったのが、それを自分たちで止めてしまったようでした。
後半からそれに加えてロングボールをマドリーの背後に出す回数を増やしていくことで、自分たちからマドリーの前へ向かうチェックを減らす努力をし始めましたし、前へ押し上げる時間を作るようにもなった。ただ、それをしてもディフェンスラインまで上げきるには難しいため、そのタイミングで上がれる選手たちとピボーテの位置が遠く、マドリーっが奪った後、攻撃になった一歩目をスペースに入れてしまい、押さえ切れていない部分が出来てしまうようになってしまいました。

対戦相手の状況がどうあれマドリーは良かったですね。早いタイミングでサイドバックの外側を早く利用して、高い位置に起点を作り、縦へと利用をする。そこから中へマイナス気味のパスやグラウンダーのクロスを数多く入れ、縦への勢いを持続させたまま中を利用する。サイドに進出する選手と、それを中で得点エリアで待ちかまえる選手のバランスがよく、得点を取れる形で利用をしていた。
それでも守備面を緩めて相手に点を取らせてしまったり、コンセプト通りに最後まで運ばないところがマドリーらしいところではありますが。

Liga Espanola Jornadas 23. バルセロナ対ラシン・サンタンデール

2010 年 2 月 21 日 日曜日

■FCBarcelona 4 – 0 Racing Santander
バルセロナに怪我人が続出している関係から、どういった構成になるのかと思っていましたが、出場停止と伝えられていた記憶のあるセルヒオ・ブスケツが出場できたことや、トゥーレ・ヤヤが復帰したこともあってカンテラの選手を先発起用しなければならない事態は避けられたようです。それでもいつもとは違う苦しさが見えましたが、ラシンも同じく主力となるはずのチテ、コルサ、ムニティスの三名が出場停止となっているので、戦力が低下している状態なのは両者共。

試合直後の展開としては浮き球が多く、ボールをショートパスによって安定して繋ぐ場面は少なく、一気に最後尾から前へ運ばれるパスが主なものでした。ラシンのライン設定が高く保たれていて、全体をコンパクトに保ち、バルサのセンターバックにもプレッシングをかけていましたが、主な狙いは最後尾から中盤へ収めるパスのカット。それをコンパクトに保った状態から前へ向かうスピードを持ちつつ圧力をかけ、カットをしてカウンターを狙う。序盤特にそれが成功している部分があり、バルサが繋ぐパスを出した際に複数で収め所に囲い込みコントロールミスを誘ったり、最後尾にプレッシャーを与えていることから精度の高いボールを送らせず、ボールコントロールのミスを誘発させる。コンパクトに保てて相手との距離を近くできているらしいは、それらのこぼれ球を疲労回数が多く、カウンターが出来る気配はありました。

ただこの試合のバルサのセンターバックには二人共にフィード力があり、長距離の展開を苦にしない部分がありました。それが非常に大きな効果をもたらしていて、アンカーやもう一つ前に位置しているセルヒオ・ブスケツやイニエスタがボールを引き出しに戻ってくる回数を減らすことが出来た。もしそれらの選手がボールを受けに戻ればそれだけ、前への勢いを持ったまま相手のマークが引っ付いてくるため、センターバックにとってもフィードやパスを出すことが難しくなる。それらがなかったおかげで、キーパーを含めたパス回しでマークを最後尾だけで外してしまうことが出来、それ以上のプレッシングをしようとしないラシンによって、自由にさせてもたい、安定してボールを出させてもらえました。それが先制点へと繋がった要因ですね。もちろん相手の対応ミスがあってこそ、アンリのディフェンダーの進路を妨害するプレイがあってこその得点でしたが。

バルサは先制点を取ってからも基本的な方針は変わりませんでしたが、徐々にロングボール減らしてショートパスを繋ぐスタイルへとどんどんと変化をさせてきていました。フィードへの対応を考える必要はありましたが、ラシンはラインをある程度の高さに保ったままプランの変更を考えていないようで、中盤へのプレッシングを継続していこうと中盤中央に人数をかけている部分が多くありました。本来であればバルサもその位置でボールを受けてからフォワードの裏へ抜ける動きに合わせたパスやウイングにボールを預けて左右に動かすことが得意なんですが、それをわざとせずに、多くサイドに開いて中央に人数をかけたいラシンの狙いを外しているようでもありました。
サイドに流れてキープをして中央にスペースを大きく与えて、後で利用をする。それだけではなくて、奪われてからの速攻で鈍足コンビになってしまっている中央の裏側を利用されにくように、相手の布陣をサイドに吊り出す効果も考えていたのかもしれません。

ラシンはプレッシングによって高い位置、バルサのアンカーやセルヒオ・ブスケツの部分、あるいはディフェンスラインからボールを奪ってからカウンターを狙いたかったようですが、実際にバルサのパスは精度を欠いている場面が多く見られ、カットする回数も非常に多かった。ただ狙いとは違い、サイドに人数を引き出された後のパスカットである事が多く、狙い通りの前へ向かうながらのカットは少なかったし、せっかく中央で囲い込めるチャンスがあったとしても、球離れの早さから囲い込むだけに留まり、奪う動きにはなっていませんでした。
カウンターへと移行した後も、ボールの納め所になるはずのムニティスがいないことでシンプルに裏へ出そうとしている中盤と、いつものような動きを目指すフォワードとの呼吸が合わずにパスミスになるケースが非常に多くありました。それだけではなく、バルサによって守備時の陣形がワイドにされてしまっているため、攻撃が中央とサイドをバランスよく使うことをさせてもらえず、サイドから中への展開をしようとしても、ここで受けられるという位置に選手が間に合わず、タイミングも固定されたものでバルサとしてはカットしやすい状況になっていました。仕方なくサイドからサイドへ、そして片側に人数を集めてしまい、クロスを入れるタイミングを得ても中の人数が足りないなど散々でした。
本来であれば、ディフェンスラインの前のスペースを埋めなければならないアンカーのトゥーレ・ヤヤも、サイドを多く使われつつも中央に人数が入っていないおかげで、躊躇なくサイドバックのケアに向かうことが出来、ボールへよくチャレンジを出来ていましたし、攻撃を抑える動きをさせてもらえていた。

シャビの位置に入ったセルヒオ・ブスケツもパスコースを作るための動きをしていましたが、シャビのような役割を担うような試合展開にはならず、それも大きな貢献をしたのは、高い位置を保って身長の低いフォワードの手助けとなるポストプレイをして一つ目の収め所として機能したり、あるいは自分で抜きにかかる姿勢も見せていた。ウイングと中央のフォワードの間に入り込んだり、あるいは中盤とフォワードの間であったり、非常に受けやすいスペースで受けていいバランスを保てていましたね。

一つ試合とは関係のない部分で残念だったのは、フリーキックで二つの得点を挙げた後、ラシンが一点を返したように見えた部分がありましたが、あれはシスコ最後に触らなければゴールだったでしょう。ただ、触った時点で微妙でも何でもなくなるわけです。キーパーはディフェンダーよりも前に行っていたのだから、マルケスが残っていたとしてもそれがオフサイドラインになるわけではないので、あれはオフサイドになって当たり前のプレイでした。WOWOWの実況解説をしていたお二人はそういったルールも知らないようで、非常に残念な会話がされていましたね。

この試合ではパスミスが非常に多かったんですが、それはラシンの集中したディフェンスによるものと同時に、サイドへ張り出してプレッシングから逃れるためのプレイを多くしたことで横パスが増えてしまったことで、カットされやすい環境を自分たちで作ってしまったためでしょう。ただミスが多かったわりにカウンターからピンチを作られなかったのは、非常にバルサも守備面で集中をしていていたこと。攻守の切り替えが早く、奪われた直後のコントロールの部分でボールをさらっていけることが多かったからでもありますし、全体をコンパクトに保てていたからでもあります。問題は二枚同時に交代させた後、セルヒオ・ブスケツが中央の高い位置でボールを収められなくなったことで、フィードも単純に出来なくなりましたし、パスを受ける動きもちょっと消極的になった。それでセンターバックが蹴る場所を失い、押されてずるずると下がらざるを得なかった場面というのは流れを失うことに繋がりかねないので、今後は見たくない部分ですね。

FIFA10 – 硬いです。

2010 年 2 月 19 日 金曜日

勝とうと思えば思うほどプレイが硬くなってしまうわけでして、そういったことをあまり考えていないときほど精神的な余裕があるからスキルムーヴも使えるし目の前の相手へ対処する方法も見えてくる。でもこの日は日本代表の件での苛立ちだとかバルサのリーガ初黒星でもやもやしていて勝ちたかった。でもいいサッカーを見ていないとアイデアも出てこないわけで、やり込んでいれば体に染みついているのかもしれませんが、プレイ時間も過去のサッカーゲームに比べれば今作はかなり少ないですからねぇ。

■FC Barcelona 0 – 0 Chelsea(gaki)
前半は両者共に内容がよくなかったんですが、あそれは横で色々と喋りながら妨害をしてくる人がいたからでして、集中できなかったから。おかげでパスの繋がりが悪くてシュートまで持っていけないこともしばしば。決定的な場面を作られてしまったのは単なるミスですが、その後のオウンゴールしそうになった辺りはこの影響かもしれない。
プレイ中に審判のユニフォームがまたバルサと混同してしまう色だったので両者共に間違えまくり。パッチで修正してくれませんかねぇ。どこに苦情を出せばいいんだろう。

■AS Roma(syou) 2 – 0 Juventus(gaki)
雪が降っているおかげでショウ氏の得意なディフェンスラインの裏へ直接出すフライスルーパスが伸びてしまって直接キーパーに流れてしまう頻度が高く封じられていましたし、ガキ氏も同じ状況で苦しんでました。それ以外にもクロスの際にボールと足の位置がつるつる滑るような形で思ったように蹴れていませんでしたし、収めるのも意図とずれてきたり苦しかったですね。何しろ、天候が雪なのにボールが雪仕様の蛍光色のボールに変更されていなくて通常の白いボールのままだというのも大きく影響していて、開発のEAの手抜きにはがっかり。これも苦情を出しておきたいぐらい。
勝負の分かれ目は途中交代でした。トッティの負傷退場で代わりに出たメネズが2得点。その得点にいたる前、プレイが途切れる前、キーパーがキャッチしている段階でガキ氏が途中交代の処理をしていてプレイを切りたがっていたのもあの失点に影響していますねぇ。
不運だったのはこの試合だけで2本、この日通算なら3本ゴールマウスに嫌われたガキ氏。

■FC Barcelona(leia) 0 – 1 Manchester City(syou)
開始早々の一発カウンターでアデバヨールに抜け出されて終わり。プジョルにカーソルを変えようとしても変わらないからセカンドプレスで少しでもスピードを落としてもらえたら、と思っていたんですが、最初の辺りで緩められず、その後もうっすらと手をかけているように見えたのスピードが落ちずピケで触ることすら出来ずにゴールですよ。
二回目はセカンドプレス押してミスをしてしまいましたが、あの形なら止められるんでミスしても怖くないです。キーパーがミスをするとどうしようもないけど、FIFAならある程度止められる形なので。
で、シャビの突破からシュートをメッシにカットされて潰したり、どうにもならないですねぇ。余裕がないからアンリに頼むばかりでアイデア出てきませんし、パスも繋がらない。

UEFA Champions League First knockout round 1stLeg バイエルン対フィオレンティーナ

2010 年 2 月 18 日 木曜日

■FC Bayern Munchen 2 – 1 ACF Fiorentina
バイエルンは勝ちこそしましたが、終始フィオレンティーナによって試合を動かされているようなものでした。序盤はロッベンをきっちりと抑えられ、センターバックから送り込まれるパスを受けることもままならず、前を向く余裕すら与えてもらえていませんでした。中盤から近い距離でパスを渡せていないことも影響していましたが、ロッベンを抑えることでバイエルンの攻撃を抑えることを目標としているようで、そこにボールが出ないタイミングであればフリーにしておくこともありましたが、ボールが出てくることが予測できる状態であれば粗が締めマークに付いておき、背後からプレッシャーを与え続けておく。
リベリーに対しては比較的その要素は少なかったんですが、どちらに対しても共通して優先的に抑える意識があり、下がってボールを受けられたとしてもきっちりと縦のコースを切って深く入り込まれないような守備体系を整えていました。
縦を切り、サポートも中盤から用意する。それらはフィオレンティーナの守備がワイドになっていることで中央に多少の隙間を生む守り方でもあるんですが、前方の選手が下がってそこを埋めているためにワイドに開いていてもそれを感じさせない綺麗な守り方をしていました。

バイエルンとしてはなんとかウイングの二人に安定してボールを渡して状況の打開を図りたいところでしたが、センターバックからボールを出す回数も依然と同様に多かった。それはやはり精度の面でもスピードでもカットされやすくマークも受けやすいもので上手くいきませんでしたが、この試合ではよくシュバインシュタイガーが引き出す動きをして、ここを経由してサイドチェンジも出せていますし、縮まった距離からパスを出せることでそれなりに足下へボールを出せていたのは好材料でした。ファン・ボメルは序盤は特に長い距離を一発で狙いすぎていましたし、サイドチェンジにしても、明らかに狙っていることが解る呼び動作のせいで何度もカットされてカウンターのきっかけになっていてよくありませんでした。

ウイングの二人が相手をサイドに引き出し、特に左のリベリーが近い相手を引っ張ってくれるおかげでミュラーは高い位置でボールを受けられるだけの環境は用意できていたんですが、積極的に受ける様子もなければ、サイドのサポートに出て行くわけでもない。ボールを受けてから振り向いてマリオ・ゴメスを裏へ走らせたり、サイドバックの裏を突いたりすることも出来ず、近くに位置するリベリーへ安易な横パスを選択する回数も多い。自分の仕掛けも無く、キープもなく、早くボールを離してしまって、相手を引きつけておく効果が得られていない。マリオ・ゴメスとの動きの関係もよくなく、どちらかが受ける動きと裏へ抜ける動きの連動が無く、サイドを抑えられているため、ここでどちらかが収められれば後方から手への展開も楽になり、スピードを持って縦に攻めることが出来ていたはずなんですが、非常に残念な出来でした。

代わりにサイドを抑えられることが明確になっているため、通常よりも遙かに多くサイドバックのバドシュトゥバーとラームがオーバーラップを繰り返し、高い位置を保つことで相手を引き連れてマークを分散させたり、タッチライン際に人数をかけて相手をワイドに広げておく効果もありましたし、クロスの回数も増やせていた。その分中で多くのチャンスが作れるだけの要素があればよかったんですが、中央でボールを収めたりパスを散らす役割が明確化されておらず、シュバインシュタイガーは上がるサイドバックのケアに動いていましたし、後方からのボールを引き出すことも多い。そして守備に回ればバイタルエリアを埋めるアンカーのような役割までになっていたために、非常にバランサーとしては効果的だったんですが、中央の攻撃の厚みを失ってしまうことになってしまい、サイドがこれまでになく高く保てていたのに勿体ない状態でした。バイタルエリアの中で距離感がとても近いまま動かずに3人が存在するなんていうのもありましたから。

それ以外にもバイエルンはフィオレンティーナに良さを消されていて持ち味が出せていませんでした。フィオレンティーナにカウンターを中心に攻められるため、バイエルンも得意としているカウンターから中央にスピードのある選手を集めた攻撃も出来ず、ウイングの中へのカットインの回数も少なかった。それに、フィオレンティーナはカウンターを受けそうだったり危険な収め方をされそうなら、きっちりとファウルで止めておくクレバーな部分があり、それが苛立たせる効果もあり、効果的に潰していました。

ただ前半終了間際にあった得点の形のように明確にカウンターをさせてもらえれば十二分に得点を取れるだけの要素があるわけで、あれがバイエルンの形でした。あの中でPKを与えてもらう必要もありませんでしたし、得点は得点で変わりませんでしたが、主審の判断が悪かったのはこの部分から明確になってきていましたね。

後半開始時にヴァン・ブイテンにかえてコンテントが出場しましたが、プロ契約を結んだばかりでまだ公式戦の出場も無かった記憶があります。その彼をいきなりチャンピオンズリーグで起用してしまったのはよくありませんでした。守備が不安定だとはいえ経験を積んでいるプラニッチもベンチにいたわけですから、先制しているとはいえ、難しい状況にあるなかで出場させる選手ではありませんでした。
コンテントは出場してからすぐに不安定で消極的なパスを連続して選んでいましたし、守備でも明確なイメージ無く行動してしまっていて、全体のバランスを崩しかねない動きをしていました。同点ゴールとなったコーナーキックを呼び込んでしまったのもコンテントの不安定な守備からで、コーナーキックでヨヴェティッチをフリーにするミスをしたのもまた彼でした。
そういった連続したミスからつけ込まれそうになっていましたが、それがファウルを受ける側に回ることに繋がったのが幸いして、自分のプレイでファウルを貰えることがわかったことで、十分な落ち着きを取り戻していき、以後はある程度のプレイが出来るようになっていました。

動きが前半と変わらず、全体のバランスを見ていられなかったフォワード二人を交代させ、オリッチを投入したのは好材料でした。彼がサイドバックの裏に出ながらボールを受ける動きをすることで縦へのスピードを持った展開が出来るようになりましたし、前を向いたままボールを受けようとしてくれることで、前へ向かう勢いをそのまま持続することができるようになりました。また、サイドバックの裏やサイドバックとセンターバックの間を狙うことから、ウイングとの距離も近くなりウイングの孤立を和らげる効果もありましたし、やっと横の連動した攻撃が多少見られるようになりましたね。

そのままで行けばどこかで得点を取る可能性が出てきたように思えていたんですが、ゴッビを一発レッドカードで退場させられたことから、フィオレンティーナの戦術が守備に固まってしまったために難しくしてしまいましたね。ゴッビのプレイはボールをカットした上で肘が顔に当たる位置に出されているためカードは仕方がないものでしたが、後の出来事を考えれば、別の審判ならあるいは、と思う部分があります。

引いて守るように決めたフィオレンティーナはサイドのコースを縦に切ることは止め、中央に人数を入れて守るようになっていきました。その分リベリーやロッベンらに縦のコースを譲るようになったんですが、できはじめていた横の連動を相手が一人退場したことでバイエルンのバランスまで変わってしまい、再び孤立している状態から出されるものになってしまった。ドリブルで横にディフェンダーを動かしていれば脅威になるんですが、その回数も少なく、ようやく上がれるようになったシュバインシュタイガーもそれほど高い位置をキープできるわけでもなくクロスに中で合わせることまではできていませんでした。

それでも放り込むことぐらいしかなく、引き分ける可能性は非常にたっかかったんですが、明らかな誤審によってバイエルンが二点目を得て、勝負あり、でした。
クローゼのポジションはロッベンのシュートの時でこそオンサイドでしたが、キーパーが弾き、オリッチが飛び込んでヘディングでパスをした段階では明らかなオフサイドポジション。何故あれがオンサイドでゴールが認められたのか理解できませんし、リプレイを見れば誰でも明らかなオフサイドだと気付くはず。非常に重要な誤審でした。

見ている側からすれば、こんな形で決着をつけられるのは非常に残念で面白くありません。