2009 年 3 月 のアーカイブ

Copa del Rey Semi Final 2ndLeg マジョルカ対バルセロナ

2009 年 3 月 5 日 木曜日

■Mallorca 1 – 1 FC Barcelona
ファーストレグで先勝しているので、コパ・デル・レイ全体として見ると重要度は低いんですが、ここの所のリーガで結果が付いてこないのもあって、休養という意味でも立て直しの意味でも、それなりの重要度はあるわけです。それに万が一にも一つもタイトルが取れなくなってしまうと、会長も監督も首もとが涼しくなってしまうかもしれませんし、最低でも勝ち抜ける必要のある試合でした。

その中でも、アンリとエトーは休養で、メッシ、マルケス、シャビはベンチからのスタートと、久しぶりの大幅なローテーションですね。イニエスタが怪我から復帰を果たしましたし、カセレスが左サイドバックでケイタも左と今後を見据えた布陣にも見えました。言わば慣らし運転ってところでしょうか。

イニエスタの状態は、開始早々にドリブルで独特の緩急自在に使い分けて抜いていく動きは健在で、運動量もある程度あり、ドリブルで仕掛けパスを出すことも自然に出来ていて、怪我の影響を殆ど感じさせず、復帰直後の状態としては良好なようです。さらに、アビダルが怪我でいない今、必要とされている左サイドを目一杯ワイドに使い、右側の負担を軽くする仕事もある程度出来ていました。途中にセルジ・ブスケツとケイタがポジションチェンジしてしまったことでスムーズさを失ってしまいましたが、後方のサポートがないのであれば、アンリよりもイニエスタの方が、今必要とされている動きは出来るかもしれませんね。ただし、中盤の方でプレイしてもらわないとどうにもならないので、中盤でプレイしてもらう方が個人的には好みですが。それはともかく、カセレスも右のサイドバックをやれるくらいですから、思い切りさえ出来れば問題ないでしょうね。技術には難があり、パスミスからピンチをこの試合も作ってしまっていましたけれど。

前線のボヤンとフレブ、イニエスタの三人では、ボールを納めて、パスを出していくことは出来るが、相手の裏側を利用したり、体を張って自分のものにしておく、クロスに飛び込むのは期待できずに、どうしても足下でボールを受けてしまいがち。ドリブルでキープをして上がりを促すことは出来ても、展開が遅く待ち受けられてしまうために、飛び出す選手を効果的に使えない。足下でボールを受ける機会があまりにも多すぎて、そしてボールを前へ収めようとする意識が後方の選手にも多すぎて、マジョルカのセンターバックがボヤンへ当たりに行くのを容易にしている嫌いもありました。
体を入れ替えて裏を狙うにはボヤンは非力で、ポストプレイをするために相手を抑えておくのも難しく、それらが出来ないと判断されてしまうと、どんどんとセンターバックにパスカットを狙うために前へ出てくるディフェンスをさせてしまってました。これはボヤンの責任ではないんですが、もっと全体として裏への意識を持たないと、安易にプレイしている間は同じ事の繰り返しでしょうね。攻守を早くし、どんどんとスピードを上げていくことが今求められていることではなく、如何にスペースを使うかでしょう。相手サイドバックの裏側に飛び出してボールを受け、中へ飛び込ませたり、相手を引かせてボールを回しテクノは、前半戦のバルサが得意としていたことでもありますし、ボヤン自体の持ち味でもあったのですから。
現状では、ドリブルで切れ込み、パスを預けてワンツーで崩していくのも読まれていてカットされてしまう。裏のスペースへのパスがもう一つの選択肢としてあったり、ドリブルでそのまま抜いていける状況にあるかどうかが重要で、ワンツーしか選択肢がないのであれば、いくらテクニックのある選手が前にそろっていても、読まれてしまうのは当たり前なんですが、繰り返してますよね。
イニエスタが持ったときに迂闊にディフェンダーが飛び込んでこられないのは、イニエスタにはドリブルがあり、シュートもしてくる。もちろんパスもあるが、単独での突破が出来るから飛び込んでこられない。周囲の動きも含めて、選択肢が足りないんでしょう。フレブがボールを持ったときに迷ってしまっているのが顕著に表している部分かな。

先制点を取られた場面について書く前に、ピッチコンディションと天候について書いておかなければならない。天候が悪くよく滑る芝の状態で、風が強く、ピッチレベルでも強風なのは飛び回るビニール袋が示すとおり。浮き球を正確に掴むのは難しいコンディションであるのは間違いなく、このプレイの前に、ピントは遅延行為、もしくは何らかの発言でイエローカードをもらってしまっていて、ゆっくりと時間をかけられる状態になかったのです。特ニアのカードが遅延行為で出されていたとしたら、驚くべきタイミングと早さでカードを出されたことになって、作為的なものを感じますね。試合開始当初から時間を稼ぐ意図のあるプレイをしていたとはいえ。

で、肝心の失点の部分はゴールキックを跳ね返されて、バルサの左サイドへ。カセレスがマッチアップし、裏に抜けようとするアルハサン・ケイタにプジョルが引っ付いていき、残りの選手が中の対応。ただし、その際にカセレスのサポートに素早く向かわなければならなかったセルジ・ブスケツが遅れ、トゥーレ・ヤヤはアンカーとしてディフェンスラインに吸収されなければならないのにできず、中に入った二枚にセンターバックが二枚つかざるを得ない状況を作られ、そして裏ではなく風の影響もあってディフェンダーの前へボールが出た。ケイタ、ピケ、ダニエウ・アウベスの三人がかぶってしまって誰一人当たりに行くことも出来ず余裕を持って蹴らせてしまったのがあれだけのシュートの原因。全員がボールを見ていただけが情けなく、何人かの動きが必要とされているものをせずに、緊張感のないものでした。
ただ、ゴール自体は見る側にとっては良いもので、バルサの本気を引き出す刺激にはなったようです。パスは、人へ、足下へ、だった前半から、スペースへとある程度出せるようになって、チェックスピードは上がり、マジョルカがボヤンらにしていたように相手の前でボールを奪う意図を持つようになりました。もちろん、その守り方はリスクを伴うもので、裏を取られてしまえば大きなピンチにはなるけれど、全体の押し上げ、押し込んで行くには十分な効果をもたらしつつありました。二点目を取られたかと思えた場面も、リスクの部分が出てしまったわけで、運良くオフサイドになってくれたお陰で難を逃れましたが、方向性としては問題なかったと思ってます。
連続してやられたのは問題だけど、退場になったカセレスのプレイに関する審判の判断は疑問符の付くもので、エリア内で相手を倒したのは事実。足も引っかかっていたし、PKの判断も十分に妥当なんですが、レッドカードで一発退場にして、さらにPKを与えてしまうほどの決定機ではなく、それを悪質であり故意に止めたプレイでもなかった。PKを与えるだけに留めるか、もしくはイエローカードで済んでしまいそうなものでした。
その一発退場の基準からする、後にメッシ投入後にホセミが退場になった場面も、ペナルティエリア内か外かの違いこそあれ、似たようなものでしたから、イエローでも退場とはいえ、二枚で退場ではなく最初からレッドカードで然るべきプレイでしたね。審判の判断に泣かされ続けてますヨ。本当に。

ともかく、そのPKはピントが帳尻を合わせてくれたお陰で、大事には至りませんでした。

その後はマルケスが出なければならなくなり、ペドロが控えているのにメッシを使わなければならななくなり、最後にはシャビまで出てきて休ませる意図はどこへやら。この試合のボヤンの動きでは、得点を産み出すことは出来なかったでしょうし、それ以外の効果的な動きもなかったでしょうから仕方が無く、メッシのためのチームにするしか活路を見いだせなかったのも事実なので仕方ありません。お陰でメッシへの恐怖心から相手を押し下げるだけの効果はありましたし、メッシに人が集中するお陰で数的不利(退場者が出るまでの一時的なものでしたが)を解消するには十分で、スリーバックのようになったお陰から、よりパスカットを狙ってその勢いのまま前へ出て行く意識が強くなったのも好材料でした。
メッシが取った得点そのものは、ピケのクリアが偶然そこへ行き、ディフェンダーがクリアをミスしただけの運の要素が非常に強いもの。でも、前半の得点が動いていない時間帯では全くと言っていいほどしていなかった裏へ抜ける動きもセットであったからこそ、あのミスが生まれ、得点も生まれた。ボールが来る、来ないにかかわらず、あれをやっておくのは重要で、特にマジョルカは後一点をとるために、どんどんと前へ出て、自陣の裏側の意識を減らしていましたから効果的でした。

公式戦三連敗だけは避けられましたが、また勝てなかった。でも選手らは最初から引き分けは納得の上と見えるプレイをしていて、勝たなければならないとは思っていないように見えましたから、勝てなかったのは問題ないと思ってます。これはリーガではなく、カップ戦ですから、重要なのは決勝戦に進出すること。それさえ達成してしまえばいいんです。

立て直すのも、慣らし運転もできずに、今後の予想を立てるのがさらに難しくなったのは確か。

DFB-Pokal Viertelfinale バイヤー・レバークーゼン対バイエルン・ミュンヘン

2009 年 3 月 5 日 木曜日

■Bayer Leverkusen 4 – 2 FC Bayern Munchen
この試合もまたラームとトニを欠いて、さらにシュバインシュタイガーも先発で出場していないんですが、先の試合と違うのは、オットルを投入してボロウスキを一枚前に上げているところでしょうね。対するレバークーゼンも守備の要であるフリードリヒを欠いているため、どちらも万全とはいえない状況。

もう少し細かく書くとするなら、ゼ・ロベルトはやはり自由を与えられていて、明確にサイドバックの仕事をこなしているわけではない。攻撃の時には中盤真ん中にいることも多く、オットルがブンデスリーガでシュバインシュタイガーがやっていたカバーの仕事を担当して左のサイドバックとして流れていくんですが、オットルにサイドバックとしての適正があるとは思えず、必要なスピードもドリブルもキープする技術も足りない。シンプルな捌き方が出来る選手ではありますが、守備も含めてサイドバックでは難しい。そんなこともあって、左右どちらから攻められたときもにセンターバックが吊り出されてしまうケースが多く、本来なら守備に専従させておきたい部分が、そうやってカバーに流れてしまうためにファーストチェックがディフェンスラインのメンバーであることが多いんです。
そのためにカバーがさらに必要になり、中央にはファン・ボメルが戻ってくるならともかく、右のアルティントップがカバーに入らなければならなかったり、ファーストチェックをしたセンターバックが慌てて戻ったり、安定性はまるでありません。お陰で、右のオッドは守備面を重視せざるを得ず、右のアタッカーに位置するアルティントップが孤立してしまって誰のサポートも得られないまま縦へ進むしかない場面が多々見られました。それ以外でも、全体のスピードに他がついてこられず、アルティントップとリベリーとクローゼだけで攻めているようなものでした。どこぞの代表みたいに、早く、早く、で人数が足りずに手詰まりになっていた、というと日本人にはわかりやすいかもしれません。

人数が足りなかったもう一つの要因は、効果的だとは思えないフォアチェックからボールを奪ってショートカウンターになる場面が多かったのもあります。いいプレッシャーを与えていたとは言い難く、どちらかといえばレバークーゼンのディフェンダーたちにピリっとした空気が無く、安易なパス選択をしてしまっている場面も多く、それをもらったのが殆どでした。精度の問題よりも視野や精神的な要素の方が大きそうで、バックパスをキーパーに戻す多ところで奪われそうになったり、深い位置で余計にドリブルで仕掛けてみたり、安全に行かなければいけない位置の設定が曖昧なのかもしれません。それのしわ寄せは全部アドラーに向かってくるんですが、飛び出しでカバーするにしても、それ以外のプレーでカバーにするにしても、いい判断してます。

バイエルンが先のチャンピオンズリーグとブレーメン戦から改善されたのは、ディフェンスラインと中盤とのスペースがぽっかり空いてしまっていた部分でしょうか。それもオットルが中盤の中央にいる間だけですが、比較的高い位置を取りやすく、運動量で埋めてくれないファン・ボメルとのバランスを取ってよく動き、よくボールを受けに下がって引き出す動きもしてますね。
ただ、先制点を与えてしまった場面では、それまで攻撃の攻め手を失うほど、サポートにも両サイドバックが上がらず、中盤後方もスペースを埋めるために残らなければならなく、攻撃に影響が出てしまうほどだったんですが、失点の部分に限っては両サイドバックがスローインからだったとはいえ、二人とも上がってしまっていました。流れの中では全く上がらないくせに、バランスを崩してまで二人が上がった影響から、カウンターを受けたときには人が足りず、抑えきれなくなっていました。いくらオットルがカバーのために下がっていたとしても、ルシオがチェックにいい気、外に押し出すことが出来ずにかわされてしまえば、カバーのしようもなく、バルネッタによってゴールを決められてしまいました。
問題はその後で、チャンピオンズリーグの試合同様にディフェンスラインと中盤との間にスペースが出来てしまい、守備に連動性を失ってしまいましたね。原因は、ブレーメン戦と同じように、カウンターを恐れるあまりディフェンスラインがどん引きになってしまって中盤との連動性を保てなくなり、独立した一枚のラインで守るようになってしまったことでしょう。こうなってしまえば、いくらバランスを取ろうと中盤が頑張ったとしても、あそこまで引いてしまったのではサポートしきることが出来ず、チェックではなくリトリートで守るしかない。組織で守れていないために縦へのスピードを抑えられなくなり、ファウルで止めるのが増え、セットプレイからコーナーキックを取られて、ヴィダルに追加点を許す結果になって泥沼化。三点目も自陣深くでの不用意なサイドチェンジをかっさらわれて、エルメスがピンポイントで合わせてゴール。

そこまではミスからの失点ばかり。レバークーゼンもミスをしていて致命的な部分もありましたが、ただ失点しなかったのはキーパーなり他のディフェンダーがサポートできる範囲のミスだったとも言えるわけで、守備組織とキーパーの差とも言えるかもしれません。レバークーゼンの守備がよかったとは思いませんけどね。

二失点をした段階でようやく踏ん切りがついたのか、バイエルンのサイドバックも上がるようになりましたけど、遅すぎる。選手交代もあって、手数をかけた攻めが出来るようになったのもありますが、ようやく手数をかけた攻めが出来るようになって、クロスでチャンスも作れるようになったし中央を脅かせるようにもなった。そうなってくると、相手を押し込むことにもなって、それまで止めることが困難だった縦へのスピードをそぐことにもなって、守備に対してもいい影響が出ていたはず。三失点目はその最中だったわけですが、でも三失点してから二得点。一点は、アドラーがフリーキックの目測を誤り、手が届かず失点した大きなミスだったんですが、それ以外の失点はアドラーには止める術のないもので、本来ならばもう少しバイエルンが押していてもおかしくなかった。至近距離のシュートを何本止めた事やら、というのがこの試合のアドラー。彼のお陰で勝てたようなものだと思っていてもおかしくないでしょう。
対するレンジンクも代表のキーパー争いをする存在なんですが、4失点も彼の責任ではなく、同じくらいに危険なシュートを防いでいました。内容からするとアドラーの方が守備範囲も広く、戦術へも幅広く対応できそうで評価が高くなるのは仕方がないでしょうね。

スコアは大味ですが、内容はぎっしり。

FIFA09 – 連敗を止めましょう。

2009 年 3 月 4 日 水曜日

相当にまた間隔が空いてしまいました。その間にショウ氏から送られてきたExcelをもとに公開用に変更して、ひっそりと配布していたりしてます。どんなクラブを使っているのか一目で解るデータ付き(笑)で配布してます。まだバグ持ちかもしれませんが。

対戦方式はオンラインでショウ氏のホームで二試合、その後leiaのホームで一試合をやっています。対戦をずっとしていなかったせいでブランクが両者にはありますが、自分はBe a Proモードで苦手部分を克服しようとプレイしていたお陰で多少マシな状況にあるのかもしれません。ショウ氏は恐らくプレイしていないんじゃないかと、後の会話から推測。ただ、自分も全員を動かすのも通常視点でプレイするのも久しぶりで戸惑いとなれるまでに時間を要しましたが(わら


※YouTubeの調子がおかしいらしく、何度アップロードしても不具合が起こってます。音声が再生されなくても、動画がスムーズな再生をされなくてもスルーの方向で。手を加えてみました。修正されたかもしれません。最近YouTubeはバグばかり。

■AS Roma(Syou) 0 – 2 FC Barcelona(leia)
この試合まで、引き分けを挟んで4連敗中だったかそんな感じだったと思いますが、その連敗を止めるために気合いを入れて挑んでみました。ローマ相手にバルサで挑んでボロボロにされたのに、この試合もまたバルサ。しかもデフォルトのおかしな選手配置から選手を入れ替えるのを忘れてそのまま挑む羽目になりましたが、なんとかなったようです(;´Д`)
序盤は押されっぱなしで、なんだか雲行きが怪しかったんですが、高い位置でボールを奪って流れるエトーにお任せで先制。二点目もエトーが決めたんですが、その後の部分で負傷をして、そしてさらにゴール後の次にボールに触ったときも倒されて痛がる素振りをしていたので、使い物にならなくなりそうだったのでボヤンと交代。

■AC Milan(Syou) 0 – 1 Werder Bremen(leia)
どのクラブを選択するか迷ったんですが、ブレーメンを選んだらミランが対戦相手になっていました。先日のUEFA Cupの対戦カードのままなんですが、ショウ氏はベッカムの存在をすっかり忘れたまま(もしくは移籍を反映させていないだけかも)。てっきりベッカムを使いたくて選んだんだと思っていた自分は驚きましたヨ(わら
徹底的にハイボールには競り勝てるだけの人材がいるんで、途中からクロスもフィードもやらせなくなりましたが、自分のゴールキックにはやっぱり競り勝てなくて(ノ∀`)アチャー
セカンドボールも拾われ続けて、その辺が自分にとっては鬼門。あとはシステムの関係上、中盤で渋滞が起きてしまって、自分のサッカーにならなかったので、後半はディフェンスラインを下げて中盤に人を割きすぎないようにしてました。そのお陰で何とか前半よりは形が作れるようになって、中盤のつぶし合いも減ってなんとか。

■Valencia(leia) 0 – 0 Manchester City(Syou)
スピードのあるシティに対応するために、こちらもスピードのあるバレンシア――というわけではなく、金満クラブに対して、給料未払い借金まみれクラブで挑むという(わら
実力に差はありませんが、金銭的には大きな開きがあるわけで、UEFA Cupもシティは勝ったのにバレンシアは敗退。さて、来季のバレンシアはどうなることやら。

その状態のままに、最初から押し込まれ続けていつ失点してもおかしくない状態が続き、運良くバーに二つも助けられるとか、どうやら運だけで守りきったようです。攻撃はホアキンを中心に攻めたかったんですが、どうにも目立たせることが出来ず止められまくり。唯一のチャンスも迷ってしまって自分で潰してしまうとか。次の練習課題はやっぱりここですか。

内容は一方的でもスコアはドロー。引き分けで延長戦突入だったんですが、終わらせてもらいました。メッセージを送ってから終わらせる方がフェアだったんでしょうけど、その、なんだ。うっかりです。Excelも取り始めたし、他の試合との兼ね合いもあるので引き分けで終わらせるようにしないと、ね。
アンランクの試合でも引き分け終了とか選べたらいいのに。

Bundesliga 22. Spieltag ヴェルダー・ブレーメン対バイエルン・ミュンヘン

2009 年 3 月 3 日 火曜日

■Werder Bremen 0 – 0 FC Bayern Munchen
この試合はラームとトニが出られない(出ない?)こともあって、ゼ・ロベルトが久しぶりに左のサイドバックをやっていますが、もとより攻撃的な部分なので、それに伴うリスクは少ない。とはいえ、ディフェンスラインを整える作業が雑で戻らなければならない部分の判断も甘く中へ絞りすぎて人についていないなど不満点があるのも確か。ヤンゼンがいなくなった際に一人くらいは補充しておくべきでしたね。少なくともゼ・ロベルトはもとは左のアタッカーだったとはいえ本職ではなく、攻守のバランスを取り、攻撃にアクセントを付けられる存在だということを考えれば、この位置で使うのは勿体ない。ただ、その辺のバランスの取り方は、シュバインシュタイガーが非常に上手いお陰でなんとかなってます。ゼ・ロベルトが上がってしまえばサイドバックのようにカバーし、中に絞りすぎているときのケア、中盤の組み立てに参加しているときも――という見方をしていくと、ゼ・ロベルトとシュバインシュタイガーがある種ローテーションのようにして持ち回っているとさえ言えるのかもしれません。

リベリーがいつもの左サイドにいないことで、彼がドリブルで持ち上がって攻撃を組み立ててしまうことも出来ず、ラームが最後尾からドリブルで切れ込んで周囲を掻き回していくこともない。この試合の形としては、開始早々にあった二つのように、高く保たれているわりに戻るスピードとラインコントロールに不安の残るブレーメンの裏側を突くことでしょう。あの二つの内どちらかを決めることさえ出来ていれば、フェアな状態のまま試合が動いて、点の取り合いへと変化してしまう可能性だってあったのに。あるいは、その後のミスからバイエルンが得点できていたかもしれない部分もね。ナウドがよくメルテザッカーのミスをファウルで帳消しにしたんですが、あれを一発退場にしてしまう審判の神経は理解できない。イタリアで導入が検討されている「オレンジカード」があるとすれば、その事案に引っかかるのかもしれませんが、得点機を故意にファウルで潰した、としても赤を出すには、時間帯を考えても、ファウルの質を考えても、状況を考えても、厳しすぎたんじゃないかと思えますね。直後にあったピサロの得点機をオフサイドで潰した判断にしても、その後の部分にしてもどうなんだろう。大量にあったバイエルンのオフサイドに関しては、オフサイドでいいと思える場面が殆どでしたけどね。

一人減って、フォワードを一枚減らさなければならなくなっても攻撃的な姿勢を崩さないブレーメンは素晴らしいと思うんですが、さすがに高いディフェンスラインを維持するのは難しくなってしまったらしく、バイエルンが積極的に一発で裏を狙えるほどの高さではなくなりましたが、それよりもこの試合の状況を顕著に表していたのはバイエルン・ミュンヘンのライン設定の低さ。どれだけ攻め込んでいたとしても、どん引きといってもいいほどセンターバックの位置が低く、下がってしまうのもまた早い。もちろん前へチェックしなければならないのは中盤の構成からも明らかなので、時折フォアチェックのようにして出てきますが、それでも裏を使わせないためだけにどんどんと下がっていく姿は無様でした。ただでさえ機動力が無く、中盤で抑えが効かないファン・ボメルの横に、鈍重で潰しができないボロウスキなのだから仕方がないのかもしれませんが、あれだけ押し込んでいて数的有利でもあるのに、カウンターの出所を抑えられないのはちょっとね。後半からは多少よくなりましたけど。

リベリーも後半から後方へ下がりいつものポジションに戻ったことで、左サイドを深くまでえぐってマイナスに出せるようになりましたが、体を張るトニとクローゼのコンビなら、どこかに恐怖感からスペースが出来ることもあるんでしょうけど、クローゼ一人、ポドルスキは体を張らず、では深くまで切れ込んでマイナスに戻しても効果は限定されてしまいますね。久しぶりなヴァンダーが神懸かって止めまくったのもありますが、両チームとも決めようよ。本当にそういう場面が幾つかあって、最後まで楽しめる試合ではありましたが――。ブレーメンはよく耐えてよく攻めた。バイエルンは疑問符が付く場面が幾つかあって、大げさに書いてますが、不満は不満。

そもそも、何故前半戦のように、ボロウスキをセカンドトップのように起用して、シュバインシュタイガーを中央かサイドバックにして、なるべくバランスを崩さないまま戦っていたあの頃と同じ事をしなかったのか。うまくいっていたように見えていたことをさせず、途中交代で下げてしまうその意図は。直後にDFB-Pokalが控えていて、チャンピオンズリーグもUEFA Cupも両者勝ち残り中。日程を考えても、なんていうかなぁ。

Bundesliga 22. Spieltag ボルシア・ドルトムント対ホッフェンハイム

2009 年 3 月 3 日 火曜日

■Borussia Dortmund 0 – 0 TSG Hoffenheim
自己中心的な迷惑なお方(既に削除済み)のせいで、書く気を失いかけていたんですが、デデが復帰するかもしれないといわれていたので見ていました。あとは自分のために書くことにしておきましたが、その人のせいでホッフェンハイムの選手の事については書けません。そして雑。

状況としての勢いは、ドルトムントの方がホッフェンハイムよりもあり、以前のような正確さはホッフェンハイムから消えていました。リトリートとチェックの使い分けこそある程度のレベルで出来ていたとしても、この試合のように、ハイナルとチンガが動き、ジダンが受けてネルソン・アエド・バルデスが裏を狙う、役割を明確化されて、それぞれが違う動きをしながら連動されてしまうと、効果的に行えていませんでしたね。それ以外では、展開の速度が鈍く、カウンター時のボールの動かし方も精度が落ちていて、ドリブルを多用しなければならい所に、苦戦している様子が窺えました。本来なら素早くパスを回して、精度の高い位置取りからカウンターを成功させなければならないのに、サイドに開く選手がおらず、中央でポストプレイをするわけでもない。コンセプト通りに中盤に人数をかけて攻め上がることは出来るんですが、そこをいったん経由しなければならいくらい後方に展開力がないので、時間がかかってしまってより遅らされてしまう。そして人数の多い中盤を活かすためにフォワードがボールを受けて落とすのではなく、裏を狙い続けているかドリブルで仕掛けるかしか選択をしないために、数的有利が出来上がっていても効果的な利用望めず、幾つかあったチャンスも、ドルトムントの左サイドバック、シュメルツァーでしたか、彼がセンターバックを信頼しておらず中に絞りすぎる影響からできたものでしたから、以前のものからするとがっかりするほどに落ちてますね。利用されない人数なんて、囮としての価値すら半減してしまいますから。

ゴールを脅かす動きをしたのはドルトムントの方で、序盤がからセットプレイを中心としたチャンス、中盤以降はそれぞれの役割を活かしてディフェンスラインの裏なのか、それとも前なのか、あるいはクロスで勝負するのか、多くの引き出しを持って挑めているようでしたね。その際のスピードがあるので、ホッフェンハイム側からすると一歩の余裕を持って守っているような感覚なんでしょうが、その余裕をあっという間に失ってしまってファウルで止める、そんな場面がいくつも見られました。スピードといっても単純なスピードだけではなくプレイスピードの面で、ということですが。イエローカードもその部分で出ましたしね。
その上、中盤の運動量と縦の連動、距離感もドルトムントの方が近く、パススピードも速い。縦に入れた直後に後方の選手がオーバーラップをしていく、その頻度も高く的確に連動していました。ネルソン・バルデスのように裏を狙える選手が居る状態では、マークのズレを生むその動きは効果的で、ジダンやハイナルのドリブルも含めた全体がネルソン・バルデスの動きを利用してもいるわけで、いい連動をしてました。惜しむらくは、彼がフルタイムの出場を出来ないことで、フライも悪くはないんですが、そこまでの勢いもスピードもなく裏を狙い続けられるわけでもない。テクニックで収められる状況は作れますが、それならばジダンとの交代をしておくべきで、あと一人、いればね。

縦の連動とサイドバックを含めた盛んなオーバーラップが出来るのは、両センターバック、スボティッチとサンターナの二枚が、しっかりと人を抑えることが出来ていたから。二人とも前に出る守備は的確で、タイミング、奪取力そしてマークもぴったりと出来ていて、あまりフォワードに収めようとしないホッフェンハイムのやり方と相まってきっちりと抑えきっていましたが、問題があるとすればリトリートしながら斜めの動きで苦労することくらいでしょう。スピードと横の揺さぶりに関しては、サンターナはともかうスボティッチには厳しい部分がありますから、幾つかドリブルで仕掛けられたときにひやりとする場面もありました。ただ、何より全体のバランスをコントロールできるケールがいるのは大きく、二枚の前を埋めるだけではなく飛び出しまでやってしまえるのだから、前半はピンチを三人で未然に防げていました。後半になるとケールが守らなければいけないエリアに、多くの人数をホッフェンハイムがかけてくるようになり、一人がいくらバランスを取ったところでどうにもならない状況に人数で追い込まれていたんですが、時間が経過するにつれチンガやヌリ・シャヒンがサポートができるようになり、再び安定を取り戻しました。しかしその辺の危うさは、この試合で唯一のピンチでしたね。ドリブルで仕掛けられたときよりも、一番危うかった。

ヴァイスの退場はいただけない。あれは、当たっている当たっていない云々より以前に報復行為であって、ケールが対象ではないにしろ報復行為が退場になるのは当たり前。ケールの退場理由は暴言ですか。試合中はわかりませんでしたが、あの部分でケールを退場にするのは頂けない(と思ったらイエロー二枚だったから仕方がないのか)。審判のコントロールとして不十分な部分が前半からありましたし、いずれにせよ、ヴァイスがそこまで至るきっかけを作ったのはシュメルツァーで、彼が踏んでます。シュメルツァーの攻め上がる意欲は買うけど、色んな意味でまだまだな選手。

ドルトムントは未だ100周年を勝てず、デデの復帰もお預け。

Liga Espanola Jornadas 25. アトレチコ・マドリー対バルセロナ

2009 年 3 月 2 日 月曜日

■Atletico Madrid 4 – 3 FC Barcelona
誰も追いかけてこない独走状態を続けるよりは、プレッシャーを常に感じるようになったのはいいのかもしれませんが、負けるわけにはいかない状況に追い込まれてしまったというのに近いのは、緊張感を通り越してしまっていて、全体的に落ち込んでいる現状を考えると苦しいかもしれません。

グァルディオラもこれまでのように上手くいっていないことから大胆なローテーションを組めなくなり、メッシやエトー、シャビを中心とした前線は疲労が溜まっているかもしれません。セルジ・ブスケツもこのところ出ずっぱりでしたから、グジョンセンが起用されたのは悪いことではなく、ラフな相手であるアトレチコを相手にした際にセルジ・ブスケツでは退場しかねない危うさがあるために、頑強なプレイが出来るグジョンセンの選択は良かったと思います。ケイタも本来なら欲しいところでしたが、マドリーであれば即軽減されていたであろう前節のカードが軽減されることはなかったようですね。
バルサも正念場ですが、アトレチコにとってもそれは同様で、ここのところの成績を考えると勝たなければならず、しかもダービーも控えている。チャンピオンズリーグも勝てず、いずれのこれからを考える上でも、バルサ相手に十二分に戦えていないとならないわけです。モチベーションは高そうですね。

両者共にこのところの成績そのままに、不安定な守備と圧倒的な攻撃力のまま、試合に挑んだような印象を受けました。それに加えて焦りが先行しているようにさえ見え、あとは観客や勢いに当てられてしまったのかもしれませんが、ダニエウ・アウベスやプジョルらの不用意なファウルがいくつかあり、特にプジョルは最初のプレイでアグエロに決定的な形を作らせてしまったことからマンマークに近いほど当たりに行き、それ以後のプレイの精度を落とそうと必死でした。
そんな中であったのが、アトレチコの先制点を審判が取り消してしまったことでしょう。コーナーキックからミドルシュートになり、それをヘイティンハが押し込んだのは、間違いなくオンサイドだった。バルサにとっては審判に助けられたとしか言いようがない部分で、これが勝負を決める一点になっていたら後で色々と言われることになっていたんでしょう。ただ、この試合はきっちりと帳尻を取られたお陰で、そういわれる心配もなくなり、ゴールの取り消しすらも無かったことになりましたが、見事なまでの審判のバランスの取り方によって、試合を壊されたとさえも見方によっては言えるかもしれません。

アトレチコにとってはバルサに押し込まれるのは本意ではないにしろ、時間をかけて構築していけるクラブではないために、ある程度バルサに攻めてもらわなければならない。そして早い段階でアグエロやフォルランにボールを出し手、バルサのラインを下げてしまう。スピードで言うならばアトレチコの方に分があり、アグエロに対する厳しいマークもカウンターや早い段階で出してしまえば影響は少ない。そしてアグエロは、メッシとは違いロングボールも受けることが出来、ポストプレイも問題がない。浮き球の処理もあって、ハンドオフで相手を抑えられるだけのパワーもある。特徴を活かすにはシンプルであるべき、そのままでした。
逆にバルサの攻撃は遅く、カウンターをすることが出来ずシンプルに展開することも素早く裏を狙うことも出来ない。その中でメッシは常に二枚にマークされてボールを受けることさえ容易にさせてもらえない。いくつかチャンスを作れていた時間帯は、アトレチコが時間をかけて攻めざるを得なかった時間帯で、そのためにマークに人を割けなかっただけのことで、アトレチコの二枚のフォワードがする交差しながらボールを引き出していくやり方に比べると運動量もオフ・ザ・ボールの動きもいまいちでゴールに直結するような動きはほとんどありませんでした。この辺がローテーションできなくなった影響で蓄積した疲労によるものなんでしょう。

先制をしたのはバルサで、ゴール自体はアンリのパーフェクトなものであったとしても、構築自体は雑で偶然の要素が強かった。そこからアトレチコは戦う集団になってしまい、スライディングを連発してラフなことを多用するようになったのが、より試合を不安定にした要素でした。これは自分にとってアトレチコが嫌いなクラブではないのに、嫌いにならざるを得ない要因になっている部分で、スタジアムの雰囲気をも変えてしまうプレイばかり。遅れていても、早すぎても関係なくスライディング。戦う集団のモチベーションとしては当然のことかもしれませんが、サッカーをする上に置いては過剰なことだと思っています。
ただ、それが一歩引いてしまったときに、スペースが出来、それまでのラフなスタイルとの差異から、若干のスペースであっても利用されてしまうので一長一短という言い方も出来るには出来るわけで、メッシのゴールを産んだとも言えました。

二点が入って試合が落ち着くかと思ったらフォルランに決められてしまって、バルサはグジョンセンもメッシもエトーも決定的、ゴールを奪って当然とも思えるようなチャンスを迎えながらも決めることが出来ず、エトーが外した直後にアグエロに同点ゴールを決められました。サッカーのセオリー通り、とも言ってもいいほど、この試合はチャンスを逃した直後に相手に得点されてしまう、というのが両者共に続き、それは試合が最後まで落ち着くことがなかったとのと同じように、最後まで同じ事でした。

一言で表すなら、守備の脆いノーガードの打ち合いのような大味な試合ではなく、ガードの上からでも突き破る拳同士で打ち合っているかのようで、より闘志の量が多く、衰えを知らなかったアトレチコが、最後には打ち破ってしまった。そんな感じです。

最初のゴールを取り消したオフサイドが余計なものの始まりで、不明確なPKでそれを帳消し。審判のコントロールの仕方としては最悪なものでした。また審判に試合を壊されてしまったわけですが、最初のものに関しては「余計なことを」と。どうにもバルサにとっては審判すら敵だと捉えておかなければならない状況がこれからも続くようです。追われる側から追う側に回るその日までは。意外に早く訪れてしまうかもしれませんが、三冠の全てを失う可能性すら、今の状況を考えれば難しくはないでしょう。とりあえず、イニエスタとガブリエル・ミリートの復帰とメッシの休息、エトーのリフレッシュは最低でもしておかなければいけない。あとはマルケスのメンタルケアも重要。

何にせよ、次のマドリーダービーは多くの人にとって楽しみに出来る試合になりましたね。レアル・マドリーならあの勢いをいなしてしまいそうですが、久しぶりにアトレチコの勝利を見せて欲しい。特にこの試合のようにゴールを決められても落ちることがないのであれば、良い試合は期待できるかもしれませんね。

Liga Espanola Jornadas 25. エスパニョール対レアル・マドリー

2009 年 3 月 1 日 日曜日

■RCD Espanyol 0 – 2 Real Madrid
マドリーは先の大勝したベティスとの試合や、チャンピオンズリーグのリバプール戦との影響からか、自分たちでボールを保持して攻撃に重点を置くことに力を入れてしまっており、それまでの戦い方である、引いて守り、カウンターということをやらなくなってしまっていました。攻撃的に出てきているエスパニョールをまず受けきる、そして攻撃へ、というのではなく、攻撃に出てくることが解っていて慎重になっているようにさえ見えたのに、マークや受け渡しも、ポジショニングも悪く、攻撃に攻撃にとはやる気持ちが強く、なんとかボールを回し、構築して、決定的なスルーパスを高い位置からだそうとしてしまっているように見えますね。その影響から受けてとなる選手が、出し手よりも先に溜まってしまって、シュートを選択することも出来ないだけ渋滞が起こってしまっており、奪われたときの攻守の切り替えも上手くいかないようになってしまっていました。もちろんそうなるには、エスパニョールの低い守備ラインが裏を狙わせないようにしているのもありますが。

そして、攻撃にかかってしまうために、本来ならスナイデルとラサナ・ディアラが二枚で守備を行い、スペースを消していかなければならないのに、スナイデルはこれまでのポジションと同じように前に行ってしまうことが多く、ラサナ・ディアラ一枚だけで守らなければならなくなっていました。本来ならアンカーの位置一枚で耐えられる選手なんですが、捕まえておかなければならないデ・ラ・ペーニャを捕まえておけず、裏や横に動かれる心配の少ない彼に、きっちりとボールを納められてしまう。他にルイス・ガルシアも中へ入ってくるので、捕まえておかなければならない選手が多いのも一つの要因ではあるんでしょうが、ラサナ・ディアラもよく奪い、よくカバーできていますが、まだまだ。
その影響から納め所から展開されるのを抑えるために、スナイデル、ラウール、フンテラール、イグアインらがボールを受けたい意識もあってどんどんと下がってくるようになる。そうなると、またマドリーのカウンターが機能しなくなっていって、チャンスにならない。
その間のフンテラールはポストプレイとしては役に立っているけれど、それ以外の部分では、イグアインとラウールという中央でプレイすべき二人との関係が上手くいかず、そこへロッベンも加わってきて、最前線のポジションが誰も明確ではなくなってしまっている混沌とした状況になってしまい上手くいっていませんね。さらに左サイドの攻撃には人がおらず、ラウールが下がって流れるか、エインセが時折上がってきて初めて左サイドからの攻撃と呼べるものになるだけで、左右のバランスは非常に悪いものでした。
後半にイグアインとスナイデルを下げたことで、最前線にあった混沌を取り除き、左右のバランスを整えるには十分でした。流れが変わったのはその部分でしたが、ゆったりとした変化だったので、グティがボールを持ち長距離のパスを出したときに初めて変化を感じることが出来る程度だったんですが、グティが蹴ったパーフェクトなフリーキックを得るきっかけになった部分や、その後のラウールのゴールを産んだ部分、それらの揺さぶりになって現れていましたね。ただ、チャンスとしてはそれだけのようなもので、気持ちと運動量の落ちたエスパニョールがいくつか、その後にチャンスを与えたとしてもあまり意味のないものでしたね。

マドリーは勝ちはしましたし、交代で流れを変えることにも成功しましたが、これまでやっていた勝つためのサッカーから脱却しようとしている部分が若干の悪影響を与えつつあり、バルサが自らバランスを崩して内容を悪くし、徐々に勝てなくなるに至ったように、マドリーもここから次にかけて改善することが出来なければ、勢いが止まってしまうことも十分にあるでしょう。この試合もグティのフリーキックさえなければ、そこに至るファウルさえなければ引き分けも十分に考えられるないようでしたから。