Liga Espanola Jornadas 22. レアル・マドリー対ラシン・サンタンデール

■Real Madrid 1 – 0 Racing Santander
ガゴが出場停止でどうやって守備的に運ぶのかと思いきや、ファン・デル・ファールトを起用して、いつもよりも攻撃的にアンカーとしてラサナ・ディアラを置いているだけ。ハビ・ガルシアではないんですね。対するラシンの方もムニティスを欠いているために攻撃力はダウン。

フォアチェックのスピードは、マドリーもこのところ前半のさらに半分程度という時間限定ではあるものの相当にあったんですが、この試合は完全にペースを奪われており、それをやるほどのペースを握れていません。さらに多くの部分でラシンはセットプレイやジギッチの高さを考えてゆったりとプレイしていることも、フォアチェックのスピードを出せない要因でもあります。ただ、そのジギッチもスピードやスタミナの面では難があり、彼を活かすことだけを考えてしまうと、カウンターの時にスピードを失う要因にもなっていて、数的有利だった場面も、彼が上がりいいポジションを得るために時間がかかりチャンスを失ったことも何度かありました。ただ、それ以外の方法を使おうとしてもチテにキープ力が無く、ポストプレイを得意としていないので、預け所としては相当な不満が活用することはなかなか難しい。ジギッチを囮として使ってそのあとに、というのもまた上手く周囲との呼吸が合わずに成功例が少ない。セットプレイであってもその辺は同じで、かなり多い回数セットプレイを得ているにもかかわらず、ジギッチに合うことも、それを囮に利用した攻撃も上手く出来ず、得点の匂いはしないまま。

ラシンの守備は的確で、特に中盤が守備に回ったときにしているコースの切り方はすばらしく、最後尾からの構築を容易にさせず、特にラサナ・ディアラが一枚で守っている影響から、組み立てる場合にもその位置に人数が足りず、コースを切られてしまったところへ受けるために戻る選手も少なく、後方でボールを回す機会も多いので支配率の高さは話半分程度に見ておくべき事でしょう。ロッベンもインフルエンザの影響からスピードも切れもなく、そしてポジショニングが何よりも悪い。受ける位置から仕掛けることも出来なければ、ゴール前へ入る位置も。そのお陰で「戦術はロッベン」だったここ最近の傾向からは違う展開になったのは確かですが、相当に苦しんで見えたのもまた確か。ロングフィード一発で得点を取ってしまうのは、哲学の違いですかね。非常につまらなく興奮も何もなかったし、ロッベンが使えない中でどういった崩し方をするのかを見ていた自分にとっては失望にも近かったです。

トーニョが上手く防いでいる部分が多いにしろ、後半、特にロッベンが下がりフォベールが入ってからは攻めている回数そのものはラシンの方が多く、時間が経過していくにつれてラシンの攻撃機会が増えたのもまた事実。フォベールは快足が売りだと聞いていましたが、リーガ初戦においてはそれが目立つ機会はなく、その機会はあってもパスで逃げて精度のないものが相手に奪われたり、ドリブルをしてもスピードのないはずのラシンに追いつかれたり、カメラアングルの違いから早く見えていただけでは? と勘ぐりたくなる。まだ馴染んでいないとはいえ、オドンコールやエティアン、マルティン・ペトロフを見たときのような驚きは何一つありませんでした。

ジョナタン・ペレイラに対応するエインセはたびたびラフなプレイをしているんですが、前半最後のプレイは非常に心証が悪いにもかかわらずカードが出ず、それ以前にもやっているためにどこかで出るかと思ったんですがそれもなく、セルヒオ・ラモスが相手の後頭部を叩きつけたプレイでも出ず、試合終了まで一度もエインセにカードが出なくて胡散臭い。まぁ、カードの出し方の基準はともかく、カード自体はよく出ましたが。

やっぱりラシンは難敵。どこのクラブにとっても難しい相手ですヨ。

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