Liga Espanola Jornadas 20. レアル・マドリー対デポルティボ・ラ・コルーニャ

■Real Madrid – Deportivo de La Coruna
マドリーのフォアチェックはほぼ前半だけのもので、相変わらず一試合通してのチェックをしないのは戦術なのか体力が続かないのかよくわかりませんが、とにかく試合開始直後だけは運動量が豊富。本来ならば、コパ・デル・レイを敗退して他のクラブと比べて時間を多く使えるのだから、戦術が徹底されてきていなければならないので、恐らく最初に相手に印象づけておくためのもので、戦術なのでしょう。

攻撃面は、中央でボールをためてからサイドへ流すのが基本の形で、中央でまずディフェンダーを引き寄せておくことでサイドにスペースを作り、ロッベンを活かすための方策を取っている印象が強いですね。ラウールが裏を狙っている間、中と左で攻撃を構築するようで、反対側に位置するはずのイグアインが中に入ってくる事が多く、両サイドから攻撃を構築するのは少し難しい。が、それをすることによって、ここのところ上がることを止められていたセルヒオ・ラモスが上がってくることが出来るようにスペースが空き、この試合の利用頻度はそれなりにありましたね。まだまだ彼本来の特徴を活かせているとは思えませんが。
前半はロッベンが右にポジションを取ったときに左から誰もきていない、そういう左右の極端なバランスは守る側のやりにくさを与えていて、中に人数をかけることが出来るようにしていましたし、中からの構築の可能性も与えていました。深くまで切り込むことが多くなり、パスやクロスの選択肢も増えますし良かったんですが、後半はラウールを左に出してしまって中で構築する頻度が落ちてしまい、両サイドを起点としなければならなくなったために、ロッベンの突破力を発揮する場面は減りましたね。

デポルティボは先のバルサ戦のように、ただいるだけの守り方ではなく、多少ラフな事をやっていて、それは好みではないけれど。効果的なことをやっています。あの相当に不甲斐なかった状態からは、多少改善されたようでしたが、ボディポが負傷退場をして、リキを入れたのは間違いだった。ボディポは献身的に前線を走り回ってスペースをつく動きをし、次の動きを誘発し、労力をいとわない攻撃の姿勢を見せていたのに対して、リキは元々運動量豊富な選手ではありませんし、最前線で体を張る選手でもない。そのままの動きを期待しているのなら大きな間違いでしょう。左利きのはずなのに左足でのクロスの精度もなく、右に流れて効果的な突破もクロスも出来ないのによくサイドに流れる。デビューから見てきましたが、相変わらず不可解な選手なんで、あの状態のデポルティボに必要な選手ではありませんでした。他に選択肢があるほど選手層が裕福ならここまで苦労はしないんでしょうけどね。

バレロンの三年ぶりのリーガでフル出場おめでとう。
ただそれだけの試合でした。マドリーの内容と結果は、前半当初のプレッシングと左右のバランスが著しく違う攻め方であるとかは多少の興味を持てた部分ではありましたが、後半はそれほど興味を引かれるものは何もなく、前半のあれが監督の意図したものよりも別のものだったかのような印象をも受けました。結局の所、ロッベンがいなければ攻撃が立ち行かなくなるんじゃないかという気もして、日程面での有利さを実感できないのは何故?

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