Liga Espanola Jornadas 17. バルセロナ対マジョルカ

■FC Barcelona 3 - 1 RCD Mallorca
イニエスタが復帰ようやくの復帰を果たした一方、メッシは日程やマドリーの空港でトラブルがあった関係上ベンチにも入らず、スタンド観戦。他にもペドロやカセレスがスタンドにいましたね。彼らやダニエウ・アウベスのように日程の厳しかった選手をスターティングメンバーには起用せず、ローテーションの意味も含めてメンバーは変更されていました。
ピケが風邪をひいたためにビクトル・サンチェスがセンターバックを務めていましたが、その部分だけは問題だったかもしれません。先制点を与えてしまったミスもそうですが、それ以外の部分でも横の協調を取るよりも、前へ視線が行ってしまっていてラインを整える意識が薄かったこと、ラインを整えることに集中してしまってマークすべき部分を見失ってしまったこと、そしてセンターバックとしては致命的な、裏へ抜けられたあとのスピードの無さは如何ともしがたかった。以前に彼がセンターバックをしているところも見ましたが、彼にセンターバックは難しい。いくらユーティリティプレイヤーだとしても、コクーほどのレベルでは無理ですヨ。やるなら彼の豊富な運動量を活かした前目のポジションで使った方が活きるかもしれず、この試合なら最初からプジョルを中央において右サイドバックにしておくだけで十分だったのではないでしょうか。
プジョルがセンターバックに入ったあとの安定感を見るとどうしてもそう思えてしまう。

それだけではなくて、右の突破力がこの試合通じて薄かったのもそう言う一つ。ワイドに開いてフレブに納めても、その瞬間に前へ追い越していくことがプジョルには少ないので、中へのパスになることが多い。それをきっちりとマジョルカは引いて守りケアし、縦と横は切られていて、自分自身の突破以外にパスで打開するのは難しい状況を作られてしました。その影響を受けて縦へのボールを出す回数が少なく、横へ横へ。ワイドに使おうという意識はあったとしても攻撃を停滞させている事が多かった。さらにはフレブがボールを受けに下がってきてしまうため、プジョルが追い越して行くにしても位置が低く、4-3-3としての高くワイドな攻撃が出来ず、4-2-3-1でよく見られるような連動した攻撃をしなければならなかったのは残念ですね。メッシが前にいるならプジョルの動きがそうであっても何も問題はないんですが、今日の二人の組み合わせはよくなかった。

前半の多くの時間は、フレブのところで抑えられていたように、マジョルカが縦と横のコースをきっちりと抑えていて、パスをスムーズに回せない環境を作ることに成功していました。バルサ側の運動量がクリスマス休暇前のビジャレアル戦同様に少なかったのもあって、フリーな選手がおらず、見つけられず、作れず、と横へのパスが目立つばかり。縦へ収めるにしても人数が揃っていて、サポートもなく、ディフェンダーの前でプレイさせられていました。裏で勝負できた瞬間にはチャンスになっていたんですが、それを多用できていたのはグジョンセンくらい。後半からはシャビも幾つかやるようになり、アンリもし始めましたが、前半は非常に少なかった。

前半30分前にようやく相手のペナルティエリア前でボールを回せるようになり、裏への動きも出てくるようになったのは、つまり相手を押し込める状況をつくれるようになったから。押し込んでマジョルカを圧縮してしまえば、縦のコースだ、横のコースだといってられないほどに詰まってしまうので、そういう意味では、バルサの方がマジョルカの組織立った守備を崩すきっかけになっていきましたね。得点自体はコーナーキックからでしたけど。
どんどんと押し込むことによって、攻撃の起点となるフォワードへボールを納めたときには既にペナルティエリア付近でファウルすら出来ない状況になってしまっている。だから、ボールを納めてポストプレイが出来てしまい、マジョルカはさらに引いてしまう要因になる。そこからパスコースを切ろうとしても、それぞれが密集しているためにコースを守備側が見つけられず、攻撃側は動きながら展開できるために、攻守の主導権のバランスがそこで入れ替わってしまっていました。マジョルカはもうちょっと押し上げて、それまでのような組織的に縦と横を切ることができていれば、運動量が少ないままのバルサ相手ならその後は立て直す事が出来ていたはず。

一番残念だったのは、審判は試合コントロールし切れていないこと。イエローのタイミングとかファウルとかの判断が悪く、両チームともに苛立つ原因を作っていました。そして抗議にはイエローであったり、単純な小競り合いにもすぐにイエローを出してしまう。ファウルの部分を取らずにそうしてしまうのだから、強権発動にしか見えず、まるでJリーグの審判のようでした。

逆転したゴールの部分は、グジョンセンが受けるようになったシュートの時点では、奥に選手が残っていたために彼はオフサイドではなかった。ディフレクトしたために印象としては怪しく見えるし、カメラアングルにしてもそうだけど、問題の度合いとしては薄いものだった。本当の問題はその後のプレイで、グジョンセンがイニエスタにパスを出したときにはイニエスタはオフサイドポジションだったかもしれない。真横にいた感じもするけど芝目から判断すると、オフサイドポジションを解消しているように見えるから、オンサイドなのかもしれない。イニエスタの復帰を祝うゴールにはなったけど、ここまでの審判のジャッジが悪すぎた影響だというしかないでしょうね。あれが全く問題のないジャッジを繰り返していれば、あそこまで揉めることはなかったでしょうし、その後の試合が荒れる展開にもならなかったでしょう。

ま、もう一本決めたのでこれだけが全てではなくなったのでよかったのかもしれませんが、なんとも。

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