FIFA Club World Cup アデレード対ワイタケレ

■Adelaide United 2 – 1 Waitakere United
毎度のことですが、次回の開催国もアジアでありこの体制は変わらないんでしょうね。開催国枠で出場するのが次回もアジアのクラブであるのが確定しているのに、オセアニア地区王者とその開催国枠が対戦をし、その勝者がアジア王者と対戦する。オセアニア地区の完全にプロ化されているクラブが少なくお世辞にも高いとは言えないレベルの王者とアジアならアジアが勝つ可能性が高い。で、勝ち上がるとまたACLと同じ対戦カードを戦わなければならないのならACL決勝なんて行わなくても十分でしょう? こんな罰ゲームみたいなことをする上に、国際映像の製作・配信までもが日本テレビで、見ていてダービッツに申し訳なくなるようなインタビューの仕方しかできないのだから、ゲストとして呼ぶのは辞めて欲しかった。もしくは投げっぱなしの質問をしないサッカーを知るインタビューアーを用意して欲しかったですね。あのインタビューの仕方は驚くほどに稚拙でしたから、ダービッツのようなタイプではなく、饒舌で「いい人」な人であればあれでも成り立つのかもしれませんが、それでもあまりの質の低さを露呈しているだけで何も得るものはありません。試合中は第2音声に英語実況があるおかげで、あまりにも酷い実況と解説を聞かずに済んだので、そこだけはよかったものの、日本語テロップが馬鹿みたいに出まくるおかげで試合の邪魔をして台無しになってました。どちらにしろ日テレが番組を作っている段階でこうなるのは目に見えてましたけどね。画面の半分近くを占めるメンバー表を試合が動いている最中に表示するとか、もう信じられない。

ワイタケレはスピードが致命的に無く、ボールのない部分を運動量豊富に走り回ることも追い越していくスピードもなく、平面での希望は持てそうにもありませんでした。特に攻撃面になったときには堅さが見られるんですが、ディフェンシブミッドフィールダーの所とセンターバックの距離感はいいですね。4-1-4-1で基本的には一枚しかいないものの、状況に応じてサイドも下がるから数的不利は感じず上手く対応できています。相手を捕まえておこうとするマーキングも問題はないんだけれど、状況を見極めて付いていかないことを選択する所であるとか、裏へ抜けられそうになったときに、引っ付いていくのかそれともオフサイドにしてしまうのかの判断も緩い。二列目からの飛び出しには辛そうだけれど、縦のフィードに対する対応は複数枚でターゲットに寄せて前後で挟んでしまえたり、十分に慣れきっているよう。サイドからのクロスに対する対応はフィードほどの精度はないにしろ、高さに対する対応は十分。この地域のサッカーの特徴としてそうなんだろうけど、攻撃でもその部分は上手く発揮されましたし、先制点も奪えた。同点に追いつかれたのも逆転されたのも高さだった、というのは残念でしたけどね。

後半に入って、アデレードのパスとオフ・ザ・ボールの動きが多くなり、サイドに限らず中央の攻撃にもスピード感が出て活性化することが出来てました。さすがあの程度の速さであってもボールを回されると、スピードの足りないマンマークでは相手を捕まえきることが出来ずに、シュートまで持って行かれてしまいますね。ただそれは人数をかけた攻めでもあるから、ワイタケレがカウンターに移行するスピードや人数をかけることさえ出来ればシュートまで持って行けるチャンスを多く作れることにもなるんですが、前述の通り脅威にはなりません。ただコーナーキックを得られるようになったのはその辺が関係していそうです。後半25分のピアースがエリア内で倒された場面は、全体をスピードアップさせれていましたし、ボールを追い越し変化もつけられて効果的な攻めだった。審判によってはペナルティキックを得られていたかもしれないし、非常に惜しい攻めでしたヨ。個人的にはPKを与えておくべきプレイに見えました。試合開始直後にあったカードの場面に則ったジャッジをするのであれば、そうであるべきだとも。あれがいい判断で出されたカードだとは思いませんし、あれがこの大会の基準であるならゲーム自体を面白くなくしてしまうものだから止めて欲しいくらいのものでしたけど。

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