UEFA Champions League -B- Matchday 2 インテル対ブレーメン

■Inter Milan 1 – 1 Werder Bremen
ブレーメンはフリングスがいることで、ヂエゴに頼りっきりだった攻撃の組み立てを分散させることができるようになり、エジルやピサロが加入したことでより起点となる部分の分散とパターンの増加が出来ているんですが、攻撃の中心がヂエゴなのには変わりがなく、ボールは集まる。そこにマークを厳しくすればいいんですが、彼はよく動きますからマンマークは無理。インテルのライン設定が低いこともあって、ヂエゴがボールを受けに下がるところまで付いていけませんし、フォワードに期待するのも酷。
攻撃にメンバーが揃ったことで、弱点だったサイドバックの攻撃力不足はブンデスリーガ内ではひとまず軽減されて、この試合はプレドルとパサネンの攻撃よりも守備を重視した二人が起用されています。他の選手を起用しなかったのはコンディションの問題なのかは知りませんが、センターバックが怪我人だらけだとはいえ、インテルの守備を少ない枚数で簡単に崩せるはずもなく、攻撃が中央に集中しがちな意識のままではサイドががら空きになってしまう。フリッツやトシッチが起用できていたとしても、劇的な改善が望めるわけではないので、欧州の舞台に立つと、余計にここの貧弱さが目につきますね。前半39分頃のようにサイドバックがペナルティエリア横までオーバーラップをしていれば得点できるほどのチャンスを作れるんだから何度でもトライして欲しいものです。実際に得点が、サイドからのクロス(エジルですが)から生まれているんだから。何シーズンもここが弱点のまま改善されませんね、このクラブは。シュルツは守備がザルだった、ウォメは怪我がち、オヴォモエラはピークが一瞬だった、と放出された選手らには色々問題はあったけれど、攻撃面を考えるならもうちょっと使って欲しかったと思える人材ばかり。
残りの部分は良くも悪くもブレーメンはナウドとメルテザッカー次第の守備で、彼らのやり方は二人とも長身でパワーがあることだけが共通点で、メルテザッカーが抑え、ナウドがカバーをするというもので役割もプレイスタイルもまるで別物。失点した場面は一度カットしたものがディフレクトして相手の目の前へ落ちる不運なものでしたが、本来彼らがやるべき役割とは逆のことをやらされており、メルテザッカーのスピードでは追いつけるはずが無く、ヴィーゼは飛び出さなければならかった。もし逆のサイドからああなったのであれば、防げていたかもしれません。印象として、右からよりも左から攻められて決定的な形を作られているように感じるのも、その辺が影響しているのかもしれませんね。
それと攻撃の時も彼らは重要な要素で、攻撃の駒が前に集中していて、サイドバックにも攻撃力はあまり求められない。そしてバウマンも守備の人であって組み立てのパスすら出せないので、センターバックまでボールが戻ってくる場面が多々あるんですが、ナウドはともかくメルテザッカーはボールの扱いが上手くなく、プレッシャーを与えられると途端に苦しくなるんです。サイドバックなり何なりがもっとボールをもらう動きをしてあげれば彼ももう少し楽になるんでしょうが、あのサイドバック二人では酷。で、ナウドも攻撃参加とフィードやロングシュートなどが武器ですけど、決してボールの扱いが上手いわけではない。アイデアはよくても、パスはスピードで誤魔化している部分が多く、ボールトラップやドリブルの一歩目なんて怪しさ抜群。ここをイブラヒモビッチ、アドリアーノ、バロテッリの三人で抑えてしまえば、前半30分前後にあったような、バックパスのミスからゴールチャンスになりそうなところまで持っていくのは簡単。余裕を持ってボールを持てないことを意識させてしまえば、もっと色んなミスを誘発できるかもしれませんね。

残念だったのは、ブレーメンが同点に追いついたあとのトーマス・シャーフ監督の采配が後ろ向きだったこと。ピッチの選手たちは勝ちに向かう意識を持っていたのに、引き分け狙いの選手交代で中の動きまで鈍って、攻撃にかかるインテルとの対比で相当につまらなくなって(´・ω・`)ショボーン
そろそろベスト16まで勝ち上がりたいのは解るけど、だけどブレーメンなんだから。

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