Bundesliga 7. Spieltag シュツットガルト対ブレーメン

■VfB Stuttgart 4 – 1 Werder Bremen
ブレーメンは右のディフェンダー以外はいつものメンバー。メルテザッカーが出られず、プレドルが右のセンターバック、サイドバックにはフリッツ。シュツットガルトはセンターバックに今度の代表でメルテザッカーとコンビを組むであろうタスチが入って右サイドバックにクリスティアン・トレシュが入った程度で、あとはいつものメンバーかな。
ブレーメンはチャンピオンズリーグ、シュツットガルトはUEFAカップを戦っているため日程が詰まっていて疲労があるんでしょう。開始早々は非常に出足が鈍く、カットしようとしたプレイやボールを奪うタックルがファウルになってしまいがちで、オフ・ザ・ボールの動きも活発だとは言えず、自分たちの得意な形の時以外でのマークを外す動きだったり、スペースを作る動きは少ない。
シュツットガルトはゴメスとカカウの二人が裏を狙うことでラインを押し下げ、その空いたスペースをボカらが利用しながら構成していく感じで、ブレーメンの方は中盤の連動した動きがないので、サイドに流れた選手がクロスを上げる、もしくは中央で受けた選手が裏へパスを出す、というパターンだけですね。最初の方は、それでもブレーメンの裏へのパスは効果的で、ボールを奪ってから二本ぐらいでヂエゴやフリングスにボールを渡してローゼンベリやエジルが裏へ抜け出す、という形が見られてました。早い段階でのパスで守備陣形が整う前のものが幾つかありましたから、精度さえよければ得点に近いところまでは行けたかもしれません。が、そのフォワードらが飛び出していくのは、シュツットガルトのセンターバックの裏ではなく、センターバックとサイドバックの間であったり、サイドバックの裏だったりと、得点に直結する抜け出しではなく、そこから中へ折り返したりサポートを待ちながら切り崩していくもので、せっかく抜け出してもシュートまで持っていけない場面が多々。二度ほどセンターバックの裏に抜けた場面がありましたが、それはレーマンの好判断によって潰されてシュートにすらいけず。
それだけ裏を狙われていても、シュツットガルトはディフェンスラインを下げて対応しようとはせず、ある程度の高さを保ったままラインコントロールをしてオフサイドを大量に積み上げていく方法を選んでいましたが、それが出来たのは、昨季とは違いキーパーが信頼できる人物だから。
本当ならブレーメンは中盤の高い位置で奪ってショートカウンターからこの形を作りたいんですが、この日の運動量はまるでなく、後半開始時に下げられたことでも解るとおり、バウマンがまったく機能していなかったのもその一つで、中盤のプレスからカウンターに移行できる場面はほとんど無し。もう、かわいそうなくらいにディフェンスラインにそのしわ寄せが来ていて、特にナウドは広範囲にわたってカバーしなければならなくなって、あたかも彼のミスであるかのように突かれまくり。中盤のプレッシャーが効いておらず、プレイも軽く簡単にかわされてしまうと、本当にもうディフェンダーとキーパーはお手上げ。

先制点は、右のヒルバートからポジションチェンジをして左に来ていたカカウに正確なくさびのパスが通り、それをカカウがダイレクトで浮かせて相手の裏へ。カカウがいる前方向に釣られたフリッツとオフサイドポジションから戻ってきたマリオ・ゴメスに意識を奪われたナウドの裏を狙われ、スピードに乗ったケディラーに前へ体重が乗ってしまっていたディフェンダーが反応し追いつくのは難しく、キーパーまで抜かれてしまってのゴール。
二点目のクリスティアン・トレシュの弾丸ミドルシュートはまぐれ当たりでもいいゴール。コーナーキックの跳ね返りをダイレクトで蹴って、あの精度。ヂエゴがブロックをしに入っているのをものともしない良いシュートです。シュツットガルトIIから今季トップに上がってデビューを果たしたばかりの若手なんですが、得点力がある選手ではなかったと思うんですが、まさかのゴールでしたヨ。そのゴール以外ではさっぱり目立たない一般的な新人レベルで守備も遠慮がちで普通。いい選手だとは思えないんですけどね(笑
三点目はコーナーキックからカウンターをしての得点。レーマンが直接左サイドの裏を狙って投げ、両センターバックがセットプレイで高さを活かすために上がっていった裏を突いたプレイ。本来なら最初のレーマンのスローのボールを前に出させないようにファウルをしてでも止めなければならないのに、恐らくパサネンだとは思うんですが、彼が半ばアシストをするように不用意な対応をしてしまってますよ。サイドバックがあった場面で残るケースが多いんですが、多くの場合はファウルをしてでも止めて戻って形を作る時間を得るプレイをすべきなんですが、お粗末さらに。四点目の部分でアシストを容易にさせてしまったのも、抜け出す選手に対応しなかったのも彼。どちらか一方にでもきっちり対応していれば、またキーパーをかわしてのシュートなんて打たせなかったはずなのに。何故トーマス・シャーフは彼を重用するのかわからない。

ブレーメンはフリーキックで一点を返したものの、レーマンがもう身体能力が落ちてきて読みに頼らざるを得なくなっているだけ。彼としてはナウドの弾丸シュートが壁を抜けてくるのを恐れていて、フリーキックの構えからしてもナウドが蹴ると始めから思いこんでしまっていた。だからこそ、ヂエゴが蹴ったボールへの反応が遅れ、ポジショニングも最悪だった。もちろん、ヂエゴの蹴ったボールの弾道が低く、キーパーにとって見づらい素晴らしいものであったのもあるけどね。読みに頼らざるを得なくなっていると、この手のゴールは増えそうです。

ブレーメンの反撃はこの一点のみ。守備組織の作り方と攻撃パターンの豊富さで、この日は結果も内容もシュツットガルトがブレーメンの遙か上をいっていました。バイエルンをボコボコにしたくせにブレーメンのこの体たらく。

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