■AC Milan 1 – 0 Inter Milan
何というだめぽ。週末の三つのダービーを目当てに見ていたら、最初のマージーサイドは思った以上には荒れずに通常のダービーで、バルセロナはダービーを通り越しそうになり、ミラノは大荒れ。こんな見事なオチを用意できるからこそのインテル。
ロナウジーニョはゴールこそ決めましたが、個人的にはまだまだ劣化したままに見えてます。本来なら彼の後ろをケアできる選手を置かなければならないんですが、後ろを担当するヤンクロフスキとの間隔が空きすぎて、サポートを上手くしてもらっていません。中盤の後方に三枚置いているのにスペースが空いてしまっているのはまだロナウジーニョがチームに馴染んでいないのか、彼の調子が戻っていないのかのどちらかで、右のザンブロッタが上がったスペースをマルディーニとガットゥーゾで十分にケアできているのを見ると、ロナウジーニョはまだまだ。ゴールを決める一連の流れのように余裕を持ってボールを持てば、視野比の広さを活かしたロングボールを飛ばせるしスルーパスも出せる。マークに付かれていても、精度はともかくタイミングを少しずらしてクロスを上げるとかパスを出せるのはあっても、ドリブルで勝負できなくなっているのは致命的で、裏を返せば、だからこそフリーにしてもらっているということでもあるんですが。ロナウジーニョが持ったときにパトは飛び出す、その共通理解は見事。あと一歩で抜け出せるわけで、何度オフサイドになっても一本が通れば一点が限りなく近いので。パトをその役割に徹するように仕向けてしまうのは勿体ない気もしますが裏を狙う姿勢が少なかったインテルと比べると、この点が攻撃を引っ張ったのかもしれませんね。
インテルの攻撃は、ズラタンとマンシーニを中心としたものでクアレスマ十分にまだ絡めてませんね。中盤の構成が、ヴィエラ、カンビアッソ、サネッティと、これまたゲームを組み立てられるような選手もいませんし、ゆっくりとポゼッションを高めながら、というのでもない。どこかで収まってスピードアップっていう約束事のようなものよりも、一本で勝負が決まれば、という意図を感じてしまいますね。
インテルのライン設定が低いこともあって後方からの押し上げが遅くて、ミランのライン設定と中盤の構成のお陰で比較的容易にその受け手を抑えられていますし、その連続でどんどんと人数をかけさせてもらえなくなっていってますよね。インテルは深い位置まで簡単に戻ってしまいがちで、サイドをえぐられる前に何とか抑えなければならないと思うんですが、それもできず。失点の場面は逆サイドからのロングパスなので仕方ない気もしますし、リプレイを見る限りではオフサイド臭かったんですがゴールはゴール。
ミランはインテルが低くライン設定をしてくれているお陰でゲームの組み立てが容易で、ドリブルとパスで崩せる選手が多いだけに、有利に進めてました。ええ、本当に。
交代の面ではクルスとアドリアーノを入れたのは疑問で、そこまでボールを持っていけないことが問題であって、前の人数を増やすことは改善策ではないと思うんですヨ。フォワードに入ったときに周りに人がいないのも問題だったんですが、それ以上に前と中盤との間が開きすぎていて、ロングボールを当てても拾えないし、そこへボールを運ぶ役目だったマンシーニを下げて、周りとの絡みでうまくいっていなかったクアレスマを残したり、中盤がさらに空いてしまってカウンターを受けたり、そこからブルティッソが退場したりと散々。スタンコビッチを入れるつもりがあるのなら、フォワード二枚を投入するよりも、一枚と彼を投入してバランスを整えた方がまだよかったんじゃないのかな。
ベンチにいながらレッドカードをもらうマテ兄貴もさすがw
さすがのだめぽ。