2008 年 8 月 のアーカイブ

Bundesliga 2. Spieltag ドルトムント対バイエルン

2008 年 8 月 25 日 月曜日

■Borussia Dortmund 1 – 1 FC Bayern Munchen
スターティングメンバーにトニが帰ってきてクローゼとのツートップ。そして中盤にはクロースの代わりにアルティントップ、ゼ・ロベルトの所にオットルが入り、前の試合で機能していなかった左サイドの部分にシュバインシュタイガーを入れるなど、役割の面で改善してきたのかと思いきや、アンカーの所には前節同様にファン・ボメルが入っていて不安材料はたっぷり。そしてオットルは右のセンターでした。オットルはセンターバックやアンカーでプレイする方にセンスのある選手で、攻撃に関してはパスを散らせるわけでもなければ、ドリブルで切り崩せるわけでも、別段ポジショニングがいいわけでもない。唯一飛び出しだけは精力的にやってくれますが、ただそれだけで、アンカーをやっているときのように輝いてはいないんです。

実際に先制点を取られた場面は、カウンターからディフェンスラインの四人しか残っておらず、相手は三枚。数的不利や同数にはなっていないものの、アンカーを務めていて本来なら相手を遅らせるか、サイドバックのケアにいったセンターバックのスペースを埋めるどちらかをしなければならないファン・ボメルの姿は全く見えてこず、誰もそこをケアできていないがための失点でしたね。
カウンター以外の守備では、リトリートした際に中盤の四枚がフラットな形を形成して隙はないんですが、クリンスマン監督がこの形をするのはドイツ代表でも採用してうまくいっていたからなのかもしれませんね。ただドイツ代表でそれが機能して好成績を残せたのも不安を感じなかったのもフリングスのような特別な才能の持ち主がいたからであって、凡庸な選手を中盤の底に配しても苦しくなるだけだと思うんですヨ。ファン・ボメルはスペシャルな選手だとは思いますが、あのポジションではただの凡庸な選手と変わりがないと思ってます。
そのファン・ボメルは相変わらずのダーティなプレイを連続してしてしまい、前半22分には既に退場してしまってキャプテンとしての役割を担うには不適当な人物だというのを自ら露呈してしまっていましたね。どちらのカードをもらったファウルも、よく審判が見ていた、というものではありますが、キャプテンとなりチームを引っ張らなくてはならない人間がする行為ではないんですヨ。闘争心が表に出たというものではありませんから、鼓舞する効果もまるでありませんしね。
皮肉にも彼がいなくなったことで、余分なものがないスリーセンターになり明確な役割がそれぞれに生まれたことで守備は安定し始めていましたね。特にオットルがきっちりアンカーをすることで、センターバック二枚がそれぞれ左右のスペースをためらわずにカバーできるようになったのは大きく、カウンターでも流れの中でも有効に守れるようになっていました。もちろん、それ以上の攻めをされたときは崩されてしまうわけですが。

攻撃もサイドアタッカーがいないので、左のシュバインシュタイガーと右のアルティントップがいくら頑張ったところで、トニの高さを利用するロングボールが主体になってしまって、縦へ急ぎすぎではないんですが、縦へのボールが繋がらなければ何もならないというぐらいに難しいですね。後半からボロウスキを入れて、セカンドトップみたいなことをさせていましたが、身長の高い二人にひたすらハイボールという印象が強く、中盤の役割が明確なことでスムーズさは増しましたが、さすがに数的不利の中でサイドバックをオーバーラップさせなければいけないんですが、それをやるにはまだ不十分でしたね。
もちろんハイボールだけではなくグラウンダーの繋ぐパスやドリブルで切り崩す場面はあったとしても、その先の目的はやはり高いボールですから、最終目標として崩す仕切るという意志がない時点で難しいかな、と思うわけです。

JWE2008CCまとめ記事+ファンタジスタモード

2008 年 8 月 24 日 日曜日

前回同様発売日とかそれ以前にJリーグ ウイニングイレブン2008 クラブチャンピオンシップの情報をアップロードしておきたかったんですが、回線の状況が悪くてそれが出来ませんでしたので、とりあえずまだ動画もアップロードできていませんが情報だけ書いておきます。書いているのは当日か微妙なところだったりするわけですが、諸般の事情で色々ありつつこのエントリを更新していますので、投稿日が初回投稿時とイコールではありませんがご了承ください。

しばらくスルーと書いておきながらこれを書くのは、やはり見ていただける皆様のおかげでして、別に最近の広告収入が減ったからとかそういうのではなく――

■JWE2008CCオープニング動画

■ファンタジスタモード 1(設定からファーストハーフ) / 8/24追加

■ファンタジスタモード 2(セカンドハーフからその後を少し) / 8/24追加

どう見てもセンターフォワードってタイプのプレイじゃありません(わら
せっかくフォワードが使えるんだから参考動画ぐらい、と思ったんですが、どうにもこうにも下手すぎるw

■登場クラブ一覧
J1、J2、リーグ・アン、エールディビジ、セリエA、スペインリーグ(チーム名のみ架空)、イングランドリーグ(チーム名のみ架空)、セルティック、レンジャース、クラブ・ブルージュ、アンデルレヒト、ポルト、ベンフィカ、スポルティング、バーゼル、ディナモ・キエフ、ディナモ・ザグレブ、レッドスター・ベオグラード、AEK、パナシナイコス、オリンピアコス、スパルタク・モスクワ、フェネルバフチェ、ガラタサライ、ベシクタシュ(チーム名と選手名共に架空)、ボカ・ジュニオルス、リーベル・プレート、インテルナシオナル

※注意
海外リーグ、及びクラブチームは07/08シーズンのものですので、昇格クラブなどは登場していません。

■WE2008からの変動したクラブ
・追加 / ボカ
・削除 / コペンハーゲン、ヘルシンキ、ローゼンボリ、ヴィスワ・クラクフ、ロコモティフ・モスクワ、バイエルン・ミュンヘン、AIK、イェテボリ、ヘルシンボリ、ハマービュー、各国代表、その他C
・変更 / ベシクタシュ(→架空)、リーガ・エスパニョーラ(→架空)、WEN-SHOP隠し選手(→J仕様に入れ替え)

■JWE2007CCから変動したクラブ
・追加 / バーゼル、ディナモ・ザグレブ、レッドスター・ベオグラード、AEK、スパルタク・モスクワ
・削除 / レッドブル・ザルツブルク、スパルタ・プラハ、クラブ・アメリカ、サンパウロ、バイエルン・ミュンヘン
・変更 / ユベントス(→セリエAへ)、クラブ・ブルージュ(→実名)、アンデルレヒト(→実名)、パナシナイコス(→実名)、フェネルバフチェ(→実名)、ボカ(→実名)、リーガ・エスパニョーラ(→架空)
※データは大体。

■気付いた点とFAQ

Q. リーガ・エスパニョーラの偽名具合は?
A. クラブ名とエンブレムは偽名。選手名は本物。

Q. ブンデスリーガはやっぱりない?
A. ありません。その他Cもありませんので、リーガやプレミアを潰さない限り作ることは不可能です。

Q. バイエルン・ミュンヘンはなくなった?
A. なくなりました。さすがコナミです。やることがひと味違う。

Q. バイエルン・ミュンヘンのエディット…
A. 一部の選手はWEN-SHOPにいますのでそれを購入し、残りは各個でWE2008からデータを引っ張ってEDITしてください。携帯のウイイレFCで登録しなくてもデータが見られますので。気が向いたらエディットします。

Q. 増えたチームは?
登場クラブ一覧参照のこと。
Q. 減ったチームは?
登場クラブ一覧参照のこと。
Q. ライセンスは?
登場クラブ一覧参照のこと。

Q. ○○○の能力は? 容姿は?
A. プレイする前にEDITするから(゚?゚)シラネ。対戦するときに影響するから――という理由なら共通のEDITデータを作れば吉。だから聞かないで。

Q. 全体的に選手の能力に変更が入ったというのは?
A. 本当のようです。ただ、無茶苦茶な付け方なので納得のいかない選手が多く、要エディット。自分は全く納得がいかない選手と項目が多いです。

Q. WE2008みたいなオンライン対戦は?
A. ありません。

Q. システムのベースは?
A. インターフェイスはWE2008ベースではありません。JWE2007CC、つまりWE10ベースですね。マスターリーグも同様で試合スキップできます。能力値の高い選手を集めまくって試合スキップでWENを貯める方法もできるはずが、これは手抜きとしかいいようがないわけで(ry

Q. ファンタジスタモードの進化具合は?
A. 初期設定は動画に収録しています。プレイ内容は下手なのでそこをさっ引いてどうぞ。引退とか移籍とか受賞とかのイベントがあるようです。

Q. ファンタジスタモードの初期設定は?
A. 設定可能なポジションは、DMF、CMF、OMF、SMF、WB、WG、ST、CFの中から三つ。最初に選択したものが登録ポジションとなります。各能力に振り分けられるポイントは20ポイント。敏捷性には振り分けられませんが、メンタリティには振り分けられます。特殊能力はポジションごとに用意されたもの+1個を自由につけられます。最初からある特殊能力の要らない★を消すことは出来ません。

Q. ファンタジスタモードのその他
A. カメラワークが進化したそうですが酔いそうなカメラの動きは変わりません。25歳を越えれば引退宣言が可能で42歳で強制引退、ファンタジスタモードで作成した選手はエディット登録が可能で他のモードで使いやすくなった。お気に入りクラブにJ2のクラブを設定してあっても、最初のところでオファーがこないのも当たり前のようにあるので意味無し。

Q. 操作方法は変更された?
A. 横スライドの方法はWE2008方式のような気がします。まだ殆どプレイしていないのでアレですが、JWE2007CCのようなやりにくさを感じませんでした。

Q. コナミエフェクトは?
A. まだわかりません。話によると相当にあるらしいですヨ。足の速さとかボディバランスに相当な差があってもやられるとかなんとか。

Q. ワールドツアーは?
A. 相変わらずのつまらない内容です。どうしようもありません。

Q. コミュニティモードは?
A. 毎回コントローラーの設定を変更しなければならないのはたぶんそのまま

Q. 髪型の特殊2はそのままの仕様?
A. そのままの仕様です。改悪されたまま元に戻っていませんので、髪型は特殊1のみ自由に使えます。種類はそのまま。

Q. 架空選手を誰に直すべきでしょうか?
A. バイエルン・ミュンヘン所属の面々がWEN-SHOPにいなければ彼らのデータをWE2008当たりから引っ張ってきて作り、あとは各国代表の未収録選手。コンパニー、レンジング、サニョル、ヴァン・ブイテン、ハミト・アルティントップ、オットル、ファン・ボメル、ソサ、ブット、ヤンゼン、ボロウスキ、レル、クロース、フィリップ・デゲン、キルギアコス、フェルナンド・メイラなど。

Q. 一部Jスタジアムがないって本当?
A. よほど妙な条件で出現、というのでなければ、存在しません。

Q. オプションファイルの引き継ぎは出来る?
A. できません。一から全てをエディットしましょう。

Q. 買いですか?
A. 新規登場クラブのサポーターなら買ってもいいんじゃないでしょうか。あるいはJ2に所属するクラブのサポーターでなるべく現実に近い戦いをしたいのであれば、新規参入クラブがあるために買ってもいいかもしれない。前作のファンタジスタモードで楽しめた人には今作のそれも楽しめるでしょうし、新たにポジションが増えた分満足も出来るかもしれません。
ただ前作を全く楽しめないとか、JWE10とかJWE2007CCがまったく受け付けなかった人には無理なタイトルかもしれません。あとはAIというかシステムもJ仕様に変更されているため、独特なもっさり感やシュートの感覚が嫌いな人は買わない方が吉。さらにはライセンスが無くなってがっかりしたり、一部スタジアムがなくなっていたり、バイエルン・ミュンヘンも無くなっていたり、ベースがWE10から変わっていなかったり、コナミ商法丸出しの作品ですから多くの人にはお勧めしません。
最終判断は自己責任でどぞ。

バルセロナ、バイエルン、ブンデスリーガ、リーガ・エスパニョーラと、どんどん自分が好きな部分を削っていってくれるコナミが素晴らしい。今度あたりにはレッドスター・ベオグラードも無くなっていたりして(つД`) そうなったらもうFIFAに移ってやる。

おまけ。 / 8/29追加
■ファンタジスタモード初期能力一覧
CF
68/45/62/65/65/65/62/64
62/63/58/57/59/60/65/68/63
54/53/63/63/59/76/70/60/4/4/3
ストライカー、ダイレクトプレー

ST
68/46/63/66/65/65/65/64
59/61/60/57/59/60/66/66/63
54/53/62/62/59/76/70/60/4/4/3
ストライカー、ポジショニング

WG
68/46/60/68/68/67/61/72
63/65/57/58/59/61/60/62/56
56/57/60/60/60/74/69/62/4/4/3
パサー、サイドプレイヤー

OMF
66/48/60/70/70/69/62/64
62/65/60/59/61/62/58/66/57
54/53/58/60/59/76/70/60/4/4/3
センタープレイヤー、アウトサイド

SMF
64/50/59/69/69/69/64/72
63/64/57/58/59/61/56/64/55
56/57/59/59/60/74/69/62/4/4/3
パサー、サイドプレイヤー

CMF
57/56/58/68/63/65/61/69
58/61/62/64/64/65/56/62/55
57/60/60/61/64/71/69/63/4/4/3
センタープレイヤー、司令塔

WB
59/53/60/72/68/70/59/71
61/58/59/60/60/66/54/62/56
55/59/59/62/62/72/70/32/4/4/3
サイドプレイヤー、スライディング

DMF
54/65/61/69/65/67/69/74
59/64/60/59/62/60/52/65/54
54/58/61/64/61/69/69/64/4/4/3
センタープレイヤー、マンマーク

キリンチャレンジカップ 日本対ウルグアイ

2008 年 8 月 20 日 水曜日

■Japan 1 – 3 Uruguay
感覚としては、中村俊輔や遠藤が出場できないときの代わりとして小野がゲームを組み立てることが出来るのか、というのをやろうとしていたようでしたね。特に前半の段階ではその傾向が強く、中盤の高い位置で小野にボールを渡して展開させようという意図がありありと見えすぎてウルグアイのマークを集める結果になってしまっていました。
手詰まりになって小野にボールが渡らなくなったときに誰が動いてスペースを作るのかが、この試合の先発メンバーの組み合わせには欠けていて、中村憲剛は慣れない中盤のサイド気味の位置をやらされていて、ボールをさばくことも受けることも飛び出すこともできないでいましたし、長谷部にしてもどこのポジションでどの役割を担うのかが不安定でスペースを作る動きも組み立てるのも難しく結局は二人のスピードのあるフォワードに頼むだけでした。
後半それが改善できたのは、中盤の底を担当していた人物を変えることで、そこの部分から前への正確なつなぎがある程度出来るようになったのが影響しているんでしょうね。青木は守備で貢献できていたとしてもボールを受ける動きもパスを出す技術も周囲と比べると一段劣っていて、例えば小野のようにマークが付いている相手へのパスを、勇気を持って出すことも出来ていませんでしたし、サイドに流れてボールを受けての展開というところでミスをして奪われてカウンター、なんて場面も作り出してしまっていました。このポジションの守備の大事さは昔から変わりませんが、現代サッカーで必要なのはそれに加えてパスのセンス。ユーロではマルコス・セナやフリングスがその役割を担い、チームの攻撃を活性化し、チームの勝利に大きく貢献していたように、最重要ポイントでもあるわけです。だからこそ、攻守両面である程度の計算が出来る阿部を置いたことで日本の攻撃が立ち行くようになり、中村憲剛をサイドから中央に戻したことで本来の動きも出来るようになった。岡田監督にしてはまともな采配だったように思えますね。

小野は前半のように攻撃を組み立てる役割をしようとするのを後半は辞めていましたが、自分よりも前にいる人数を考えればそうなってもしかたのないところでしょう。本来なら後半の中村憲剛のポジションに置いて、サイドアタッカーとサイドバックの両サイドとフォワードの、自分より前に向かう広いスペースをパスコースとして利用させてこそですから、おかしな人選では彼の実力は発揮できないわけで、ボールを受ける側へと移行して幾つかチャンスには絡んでましたね。前半からペナルティエリアに入ってパスに絡む場面はあったんですが、あれはフォワードがあまりにもサイドへ逃げてしまうのと両サイドが効果的に使えていないことや、マークの中でもボールを失わない自信があるのにパスを出してもらない事に関する脱力感というか、サボリでしょうけど。そうなるだろうというのはスターティングメンバーの中盤とサイドバックの名前を見ただけで解ることなので、小野の組み立てる力を試したのか、それとも小野の動きが流れの中でどこまで役に立つのかを試したのか、岡田監督の意図は図りかねるし、自分の首を絞めているだけのような気がしましたね。

守備の部分は相変わらず、守備戦術=中澤という体たらく。開始早々から両サイドをスピードとドリブルでえぐられて、攻撃的ではないサイドバックを置いているのにその効果を何も感じられない守備で、深くえぐられてディフェンスラインを下げられるいつものパターン。いつ裏を取られるかという恐怖心を植え付けられてディフェンスラインの押し上げが出来中うなりプレスが効かなくなって、中盤での構成力と攻撃に移る速度がどんどんと遅くなり、4バックなのか6バックなのか解らなくなるような守り方までしてしまってますよね。もし中澤がクロスボールへの対応を失敗すれば、ドリブルで抜きにかかる相手に体を寄せられていなければ、カバーリングが一歩でも遅れれば、という場面ばかりでディフェンスラインの形成すら出来ていませんでした。ある意味においては中澤がフリーマンとなって一人で守備をしているようなもので、マンマークをして中澤がスイーパーをしているような生やさしい状況ではありませんね。マンマークをして彼の負担を少しでも軽減させられるのであればそれでもいいんでしょうが、役割を明確に形成して、それぞれが身体能力で劣っていても対応して形にさせないこと彼が怪我で欠場でもしたら形を作るのすら難しいかもしれませんね。あるいは見方を変えると中澤が役割を無視しているのかもしれませんが。

あとは書くとすれば、日本の選手たちは得点に結びつけられそうなシュートチャンスを幾つか得ながら「ゴールチャンス」ではなく「シュートチャンス」に止めてしまっているのは大きな問題でしょう。アジアレベルの三次予選とかならともかく、最終予選や世界を相手にしようとしたときに、シュートを打ってるチャンスで余計なことをしてシュートすら打てずにカウンターをされたり、躊躇している間にコースをふさがれて他へパスをしなければならなくなったり、コントロールミスをしてディフェンダーにボールを奪われているようでは話にならないんですヨ。シンプルにしていればシュートを打てていることが多いのは玉田で、シュートさえ打っていれば得点になるチャンスもあるだろうに、シュートに行くまでに自分の形を作ろうとして動かすから何も始まらないまま終わってしまうんです。他の選手も大差ないですけどね。シュートを打つまでの動きを自分で難しくしてしまっていては、どうしようもないでしょう。

あとは共通理解と絶対にボールを失ってはいけないところでボールを失うケースを改善すること。バックパスであるとか、自陣内であるとか、セットプレイのあとであるとか、相手がカウンターに移行しようと共通理解を持っているチームならなおさら、その場面で奪われれば失点に直結するのは当たり前で、日本が持っていないのはそういう共通理解でもあるわけですね。「行けるか行けないか」ではなく「行く」という意思が見えるプレイが必要で、だからウルグアイの最後の点のように、こぼれた所にしっかりと人がいるんです。
身体能力やテクニックの面ではなく、如何に勝負をするかという精神面で大きく劣っている。ただそれだけです、今のこの形でやるならね。

余談ながらもうすぐJWE2008CCですね。クソゲー確定のようなのでしばらくはスルー。ファンタジスタだけなら有りなのかなぁ。
某PSPoも買ってから一度も(ry なのにどうしましょう。

Bundesliga 1. Spieltag バイエルン対ハンブルガーSV

2008 年 8 月 17 日 日曜日

■Bayern Munchen 2 – 2 HSV
バイエルン側から見ればこの試合は勝ち試合を落としたものであって、不安要素にはなっても得たものは少ないんじゃないかと思うんですが、ハンブルガーSV側からすれば、落としかけたものを拾い、低下した戦力でも何とかやれそうだという手応えを感じるには十分だったのかもしれません。ただ、HSVとしては交代枠の三つが三つともディフェンダーの交代であって、攻撃に変化をもたらせるような交代を出来なかったのは辛く、不安材料でもありますね。

バイエルンの布陣は、昨季のヒッツフェルト監督が指揮していた時は、スリーセンターのような形にし、リベリーを如何にフリーマンとして自由を与えるか、というやり方に近かったんですが、この試合はリベリーもトニもいませんからあてにならないとしても、クリンスマンは俗にダイヤモンド型と呼ばれる形をメインにしているようですね。
自分は左にゼ・ロベルトを置いて底にファン・ボメルという部分には疑問があって、特に底のファン・ボメルの部分。彼が今季はキャプテンをするようになったんですが、以前は放出されてしまうという噂もあったぐらいの選手で、昨季は運動量も極端に少なく、汗をかかない王様のようなプレイをしていながら、実際のプレイはそこには及ばない、そして効果的なパスと攻め上がりはするものの、ダーティなプレイも目立つ守備はアンカーの位置をこなすには不十分なものじゃないかと思っているんです。この形を維持したいのであれば、昨季の活躍からすると、ポジショニングも読みも運動量も上のゼ・ロベルトが担当した方が安定するでしょう。そんな彼が左サイドにいるもんだから、ファン・ボメルの不甲斐ないポジショニングと守備に釣られて中に絞ってしまう機会が増え、左はラームに頼らなければならなくなり、そして裏を突かれてしまうという悪い展開。必然的にシュバインシュタイガーも中に絞って安定するまでは昨季と同じ形になっていましたが、底を担当するファン・ボメルが不用意に上がってしまうケースも多いので、ディフェンスラインと中盤との間にスペースが出来ることも多く、ボールを奪われると後はディフェンダー4枚が並んでいるだけ、ということもしばしば。
で、特に左のラームが上がらないと、ゼ・ロベルトが中に絞らないといけないために攻撃が立ち行かなくなっており、オーバーラップをして攻撃での貢献は高いが、その裏を狙われる傾向になってしまってました。前半10分にその形で右から上がったクロスがファーに流れ、そこからのシュートがポストに当たって助けられたというシーンがあり、24分に失点した場面もラームをサポートしたのはヴァン・ブイテン。あとでゼ・ロベルトが来ましたが、最初の段階で中を吊り出され、中のファン・ボメルは明確なポジショニングを全く取れておらず、ファン・ボメルが中をケアしなければならないのに、彼はボールウォッチャーにしかなっておらず、ゲレーロに付いておかなければならない場面でフリーにさせてしまっての失点。今季戦い抜く上で、かなり不安ですね。
途中からはラームがオーバーラップを自重し、ゼ・ロベルトを上がらせる場面が増えて来ましたが、右のレルとシュバインシュタイガーの二人でチャンスを作り出せるのとは違い、どちらかしか上がれない環境には問題がありますね。フォワードが左右に流れてしまうので余計にここを改善しないと、効果的なサイドアタックはできません。

バイエルンのフォーメーションは基本的には4-3-1-2でスリーセンターで守る機会が多く、攻撃に出たときや、サイドバックがオーバーラップを控えて守備の安定を目指し始めてからは、4-1-3-2の形になっていることが多かったですね。この切り替えが出来るのも、ゼ・ロベルトとシュバインシュタイガーが戦術をよく理解して、純粋なサイドアタッカーではないものの、中と外どちらにも対応できるからこその戦い方。もしどちらかが怪我をしてしまうと途端に辛くなるかもしれません。ボロウスキが入ったあとの右が効果的でなくなったように。

HSVはファン・デル・ファールトの抜けた穴が痛くて、ピトロイパぐらいじゃ埋められない感じですね。ヤロリームを底に置いて、攻守両面を担ってもらおうとしても、ボールを高い位置で受けてファウルを貰ってこその選手で、守備は大したことがなくファウルが目立ちましたね。以前はブンデスリーガで最もファウルを受けた選手だったこともあった選手なんですが、あのままでは最もファウルを与える側に回ってしまうかもしれないくらいです。ファン・ボメルのような狡猾なエグさというよりも、ただ単にエグいだけになってしまうようなファウルも多いので、出来ることなら一列前に明確に上げてあげるとよりセットプレイのチャンスは増えるかもしれませんね。相手に与える回数も減りそうですし。
でもそれだけではやはり無理があるので、ファン・デル・ファールトの移籍金を活用して、ゲームを組み立てられる選手を獲得しないと、ゲレーロのポストプレイを中心としてピトロイパとトロホウスキのサイドアタックで行くのにも限界はありそうです。ある程度はやれるんでしょうが、タイトル争いとかチャンピオンズリーグ圏内とかは難しいでしょうね。

この試合のハイライトは主審で、前半15分にPKを得た場面はとても嘘くさく、通常の審判なら取らないようなファウルで、後半10分のHSVに与えられたPKもとても嘘くさいんですが、前半の基準からすればPK取られてもおかしくないわけで、一貫性はあったと見るべきでしょうか。ペナルティエリア内のハンドを見逃しまくりなのも含めて、審判が目立ちすぎ。

UEFA CL 08/09 予選3回戦1stLeg バルセロナ対ビスワ

2008 年 8 月 14 日 木曜日

■FC Barcelona 4 – 0 Wisla Krakow
バルサにとって今季初めての公式戦ってことでいいんでしたっけ? ええと、色んな試合を挟んでいたんでよく覚えていないんですが、テストの試合ではなくこの先にまで影響を当てる試合という意味では今季初めてとしてもいいと思うんですが、メンバーはほぼ全てがレギュラーメンバーですね。アンカーの位置にケイタ、メッシの所にカンテラ上がりのペドリット(というかユニフォームではペドロか)が入っただけでシステム自体は昨季までライカールトが敷いていた布陣と変更はないようですね。個々の動きの質と役割の与えられ方が変化してますが、基本コンセプトは同じ。両サイドのアタッカーが中へ意識を持ちつつ攻め、サイドバックが追い越してワイドに使う。アンカーが守備と攻撃を繋ぎつつ、シャビとイニエスタの二人が中と外を自在に使うという具合。
守備の部分もライカールトの時と大きな違いはなく、前線からのプレッシングを基本として、ディフェンスラインはアンカーとセンターバックの二枚で守るスタイル。相手が攻撃に残している人数によってこの辺は変化してくるので何とも言えませんが、両サイドバックが共に上がりすぎてカウンターを喰らったときにサイドをワイドに使われてしまいかねず、そこからの失点という形は改善されていないかもしれません。エトーがいることで前からプレッシングをして高い位置でボールを奪う意識も実際に奪える技術もあるので、特に問題はないかもしれません。
変化があった部分といえばアンリの活用法とエトーの強引さが復活しかけていることぐらいで、「戦術はアンリ」に近いようなことはあまりしませんが、アンリの得意なディフェンスラインの裏へのボールを以前に比べ多く出すようになったことで常に窮屈だった左でのアンリのプレイに幅が広がり、バルサの攻撃もワイドに使えるようになった印象ですね。
変更はなくとも監督としての経験が浅いグァルディオラがチームを改善するにはこの方法が一番時間がかからず手っ取り早いので文句はなく、バルサとしての方針にも合致しているので不満は少ないでしょうね。アンカーに入ったケイタはトゥーレ・ヤヤよりもボールの出所を抑える能力には劣るものの、左右へのロングボールを中心とした展開力と視野の広さは上で、どちらかといえば機動力のあるマルケスと形容していいかもしれない。

得点自体はシンプルなもので、ディフェンスのギャップを突いたエトーへのスルーパスからのゴールと左でアンリが意識を引きつけて上で中央のシャビに渡してのゴールとか(以下略

北京五輪サッカー – 日本対オランダ

2008 年 8 月 13 日 水曜日

■Japan 0 – 1 Netherlands
日本代表のこれまでの試合で不満だったのは、各選手の間隔とサイドの攻撃ですね。
多くのチャンスは両サイドからシュートに至る、またはシュートまで持っていけそうなものばかりで中央を崩したものは殆どありませんでした。ですが、不満なのはそのサイドアタックの部分で、サイドバックのオーバーラップをカバーするもう一枚のサイドアタッカーの不在であったり、連動した攻め上がりから両者が追い越しあって相手のサイドを切りくず事もない。形だけでいえば、女子の日本代表がしているようなサイドアタッカーとサイドバックのポジションチェンジと攻め上がりは、自分が望む形に近いものだと言えるかもしれません。それとサイドバックの選手がペナルティエリア内にまで入り込みシュートをする、あるいはフォワードとの位置関係を近くしてミッドフィールダーよりも先にカバーとサポートをするような選手同士の間隔もいいですね。日本男子の問題はどの世代もこの部分で、フォワードとそれ以外の選手との間隔、サイドアタッカーがサイドバックのみでしかないこと。この試合でもサイドアタックを担っていたのは右の長友くらいで、中盤の選手たちがサイドアタッカーとしての役割をするということはなく、流れの中で流れることはあったとしても、攻撃の軸としなければならないところを効果的に使えてません。選手の間隔でいい位置につけているのは谷口くらいで、彼が豊田や岡崎との位置関係でいい位置にポジションを取っていることが多く彼自身のポストプレイや空中戦に対する対応も効果的で、守備にも顔を出すのだからいい選手ですね。

日本の守備はそれほど問題な部分はなく、オランダのロングボールを放り込んでくる単調な、それでいて徹底されている攻撃にもよく耐えていましたし、身体能力に負けていてもポジショニングと人数と献身さでやれていましたから特に書くことはなく、本田圭佑がやはり余計なことをして、戦犯になったということぐらい。攻撃面でもフリーの状態でクロスを宇宙開発するなど戦犯として扱われてもしかたのないプレイばかりですね。この試合でもここまでの試合でも。「俺がヒーローだ」とでもいいただけなプレイと要求の数々は実力が伴ってからにしていただきたい。自分の対応のミスやプレイのミスを棚に上げて、審判に邪魔をされたとか審判がどこかでPKを取るために、とか言い訳をしている時点で駄目でしょう。まるで亀田兄弟のような(ry

あとはもうミートしないシュートとか枠に全く飛ばないシュートとか(略
本当に酷いですよね。
アジア各国で得た勝利が韓国の一つだけ、しかもホンジュラス相手という「おまけ」で得た一つだけっていうのがもう末期症状。いや、何も始まっていないから末期症状も何もないんですが、何でこんなアジアに開催国枠があるとしても4つも枠があったのか。

北京五輪サッカー – 日本対ナイジェリア

2008 年 8 月 11 日 月曜日

■Japan 1 – 2 Nigeria
この試合の方向性を決定づけてしまったのは、前半7分に得たカウンターのチャンスで本田圭佑が裏へ抜け出そうとしている選手にパスを出さずキープからスローダウンをし、遅攻へと移行してしまった部分でしょう。カウンターになるパスを出して、シュートまで持っていくことが出来なくても問題ないんです。ナイジェリアがカウンターをされてしまう恐怖を感じてくれることが一番の効果で、その次に味方が体力を消費しても走れば見てくれていてパスが出てくる、という信頼を試合中に築くことの効果ですね。それらがあそこで前へパスを出すことで多少なりともあったわけです。さらに何度も繰り返すことが出来ればディフェンスラインを押し下げ相手の攻撃を単調にし、中盤のプレッシングを緩める効果が出てくるはず。その芽をつみ取ったに等しい行為でした。日本の選手たちがナイジェリアのカウンターとスピードを警戒するが故に下がりペナルティエリアに簡単に入り込んでしまうような恐怖を日本も与えなければならないのに――ということですね。
ただよかったのは、審判との相性が悪ければ、前半だけで三枚か四枚くらいのイエローカードが出てしまいそうなプレイでナイジェリアの選手たちを止めていましたが、相手が萎えるぐらいのことをすれば攻撃のスピードが鈍り、どちらかといえば、ボール際はともかく、あきらめの早い選手たちでしたから、相手の動きを止めることに繋がっていたかもしれない。もっと続けることが出来て入れ歯の話ですが、あれ以上してしまえばイエローカードを出されてしまいますし、ただでさえカードを出されてもおかしくない、むしろカードを出されるべきファウルも幾つかしていましたしね。ダーティであっても、抑え込むための意識付けとしてはいい方法だったのかもしれません。
前半の15分の2番のオコンクォのシミュレーションもしっかりと審判が見てくれていたから助かったものの、あの抜かれ方であのタイミングであれば、PKを取られてしまいかねないプレイでしたね。スライディングそのものはきっちりと足を引っ込めていてファウルにならないものでしたが、裏を返せば、ダイブしてくれなければ、それに繋がるミスをしなければ失点していたということでもあります。相手のスピードを警戒しているんだかしていないんだか、横パスよりも縦へのコースを警戒しないといけませんよね。
日本のディフェンダーがナイジェリア相手にスピードで負けるのは当たり前で、両サイドを中心にスピードで負けてクロスまで上げられるかもしれませんが、それでも深くまでついていくことが大事で、ボールを奪えないのであればクロスを簡単に上げさせずコースを限定することがディフェンダーの仕事なので、前半のように簡単にスライディングでボールを奪いにいったり、ボールへ注意を向けすぎて人に向かっていかず、簡単に飛び込んでしまってクロスを上げられたり、ファウルになりそうだったり、クロスをフェイントにして中に切れ込まれたり、というような守備は禁物。スピードで負けるのだから不用意な飛び込みは駄目だということをもうちょっと事前に監督が選手に言い聞かせてすり込ませておくべきでしたね。あのマズイ守備で失点しなかったのは偶然でしかないのだから。

先制点を与えてしまったところは左サイドの安田が、右で受けたオコロンクォのトラップが大きくなったところを取りに行ける間合いになっていたにもかかわらず取りに行かず、リトリートすることを選択してしまったがために、余裕をもってプレイさせてしまったことが一つの要因ですね。取りに行くことのリスクを考えたとしても、あの場面でコントロールミスしたのを取らなければ、ナイジェリアのテクニックやそれまでで十分に見えていた懐の深いキープを考えればより奪いづらくなってしまうのは当たり前で、そのままペナルティエリア内に入られてファウルすら出来なくなるのを考えれば、取りに行き、奪えなければファウルで止めることも必要だったはず。そして二失点目はミスからカウンターで、数的不利でどうしようもなく、いい繋がれ方をされてしまったもの。
日本の攻撃が単純なパスミスと悪い芝の状態を克服できないトラップ、それときっちりとポストして次に出すこともせず縦へ急いでみたり、マークが居ないのにあわててパスを出したり、受けて振り向ける場面でスルーをしてボールを失ってみたり、自分の状況を読めていないプレイが多く、それが失点へと繋がり、失点へと繋がらなくてもディフェンスラインや中盤の底へハードワークを強いる結果になって、押し上げから攻撃に厚みを持たせることが出来ない要因になっていました。あまりにも軽率なミスから起こるものだから予測が出来ずカウンターの時には人数がいないなんて事もざらで、特に攻撃を担っている選手たちがそれなのだから目も当てられない。

久しぶりの予約投稿ではないリアルタイム更新でした。時間があるっていいね(わら