■FC Porto 1 – 0 FC Schalke 04 (total 1-1 PK 1-4)
前後半のチャンス数でいくと9:1でポルト。単純なスピードと、ドリブルでの突破力とパスの展開力、密集地帯のプレッシャーをかいくぐる方法も知っていて、さらにはワイドに使えるだけ攻め慣れていることもあって多くの時間はポルトの攻撃でしたね。シャルケの攻撃陣にはどれもなく、押し込まれているからラフィーニャの突破力も活きてこない。右のグロスミューラーがもう少し守備をし、味方と連携する意志を持てばそこを活用出来もするんでしょうが、守らない、走らない、動かない、ではどうしようもありません。何故ラキティッチを先発で使わなかったのか。ねぇ長谷川健太スロムカ監督。といいたい所なんですが、スロムカ監督は精神的にも肉体的にタフな試合展開を作ろうとしていたようですね。体を張ることに関してはブンデスリーガでプレイしている方が慣れているわけで、貫徹するだけの精神力もある。時間がかかればかかるほど相手は攻め疲れでどんどんと疲弊していく、それで味方の消耗を考えて、献身的ではあるが若くタフとはまだ言えないラキティッチを使わなかった、ということなんでしょう。グロスミューラーがタフかどうかは別にして(笑
しかしながら現代サッカーで最初から最後まで守りきるなんて事は不可能なんですよね。運も含めて、ですが、あれだけの猛攻を90分間受け続け、守備陣形をしっかりと維持したまま集中力も維持しなければならない。それはレンジャーズがバルサ相手にやったように、アンチ・フットボールとしてサッカーを壊さなければ出来ない方法なんです。シャルケがやろうとしたのは、サッカーをしながら守りきろうとしていたということですね。2トップを置いてまがいなりにも攻めようとはしていた。全員の頭の中が後ろ向きではありましたが。前半はそれで凌げても後半はしのぎきれず、後半9分あたりのノイアーの神懸かりセーブに代表されるように、キーパーが当たっていたからこその守備でもありました。あとはノイアーの苦手部分である飛び出しで、運良く相手に当たってラインを割った、なんてこともありましたね。神懸かりセーブの場面は本当に凄く、足一本でゴールになるはずのシュートを防いでしまうなんて、そりゃヘディングをしたタリク・セクティウイも呆然となる罠。
延長でもクアレスマとの一対一を冷静に最後まで動かずに耐えるとか、デビューからずっと見てきましたが、予想よりも早く一流のゴールキーパーになるかもしれませんね。年功序列の色が濃いドイツ代表の正ゴールキーパーというのはまだ先でしょうが、課題となる空中戦の処理と飛び出しのタイミングと勇敢ささえクリアすれば、レーマン以後の候補はあまり多いとも言えませんし、可能性はあるかもしれない。PK戦で二本も止めてしまうという信じられないこともやってのけてくれます。ええ、本当に彼は凄い。
ポルトの選手がするロングスローがことごとくファウルスローな件はどうなんだろう。国内では許されていてもあれはあまりにも酷い。
■Real Madrid 1 – 2 AS Roma
ファン・ニステルローイ間に合わず、せっかくロビーニョが戻ってきたというのに右を一人で担当するセルヒオ・ラモスも出場停止で怪我を抱えたサルガドが代役。苦肉の策でバチスタがセンターフォワードをやっていましたが、少なくともバチスタは中盤の選手であり、センターフォワードをやるにはボール受けに下がりすぎる傾向があってポストプレイも上手くはない。何よりラウールを活かすための囮にならなければならないのに、バチスタは前の二人が動いてできたスペースを利用しようとする動きをして、形としてはまるでなっていませんでした。それを相手にするローマはアウェーゴールを取られているから一点も取られてはいけないと考えて守備的に来るのかと思いきや、右にシシーニョを入れてさらに攻撃的な布陣にして一点を取ってしまえば、アウェーゴールの面で同じ条件で戦える。そしてかなり有利な状況を作り出せる、とでも言いたげな戦い方。先に見たシャルケの非常に消極的で大きな大会になれていない戦い方と比べると非常に潔いくらい。
ローマはマドリーを試合開始序盤に苛々させることに成功した、あるいはマドリーが先日のレクレアティボ戦の精神的に疲弊した状況を引きずっていて、簡単にファウルを犯してしまっていたのかもしれない。マドリーはもともと些細なことでファウルを犯しカードをもらう選手が多いのも事実で、グティやエインセ、ペペ、ロビーニョらは早い段階から苛立っているように見えるほど。特にグティは最初から最後まで精彩を欠いていて、いつものようなスルーパスで相手を苦しめることもなく、ボールを受ける位置もスタート位置も低く、時間のかかるやり方を選んでしまったのも高い位置でローマが自由を与えなかったからでしょう。さらにいえば審判の判定一つで自らに有利な判定がないと文句を言い続ける性質もマドリーのマイナス要因。そういったものがスタジアムの雰囲気と相まって後半の異常なテンションを作り上げて、自らピンチを作り退場者を出す結果に。普通の監督がするような交代で選手を落ち着かせる工夫をシュスターはせず、恐らくハーフタイムでも逆に煽るようなことをいったんでしょう。それは異常なテンションを作り上げて攻撃へ何が何でも向かわせるには十分な効果があるかもしれない。ヘタフェを指揮していた頃の後期がこんな感じでしたしね。シュスターなら十分にやっていた可能性はあるでしょう。でもそれは守備の集中力を著しく欠くということでもあり、必要以上に審判と相手にプレッシャーをかけて荒れさせるだけです。レクレアティボ戦で何も書くことがなかったように、これもまた何も書く必要がないくらいのサッカー。サッカーともいいたくないんですが、その中でローマは冷静さを失わずにノートップを貫き、フルトップを貫いた。どの面においても勝者はASローマ。
後味( ゚Д゚)マズー マドリーの試合はいつもこうだから困る。
と愚痴はその辺で、バルサとローマが勝ち上がりでオイラとショウ氏は(*´∀`)人(´∀`*)ナカーマ
直接対決だけはまだ避けたいところです。なんていってたら当たったりするんだ(w